四月二六日、日曜日の話
オンラインゲームはプレイヤーの少なさがストレスとなりうるゲームである。 [◆]プレイ時間の格差
オンラインゲームはインターネットを利用して遠く離れた人と同じゲーム上で遊ぶことが出来るゲームである。コンピューターにはない人間ならではの予測不可能な行動をする相手と戦う事は、パターン化された相手であるコンピューターにはない面白さを手に入れることが出来る。ひたすら同じゲームをし続けても飽きにくい、ということだ。
しかしながら、人間同士で相手にする、と言う事は、物によっては相手を超えられない場合があると言うことでもある。対戦ゲームであった場合、何回戦っても一向に勝てない。同じ条件のはずなのに勝てない。そういう場合が出てくるのである。
人間の身体的な個体差が勝負の強さに出る事はありうることであるが、大抵の場合、強い弱いを分けるのは純粋なプレイ時間だったりする。常に遊び続けている人は強い。あまり遊んでいない人は弱い。鍛えている人は強くて鍛えていない人は弱いと言うのは現実世界でも常識的な事象である。
さてここで問題にしたいのは、遊びであるがゆえにストレス発散をしたいのに、負け続けてストレスが発散できず、むしろストレスが溜まってしまう場合があることである。こうした状態にならないようにするには、勝てる相手と戦うことであるが、周りに強いプレイヤーしかいない場合はどうしようもない。
常に遊び続けるプレイヤーとあまり遊ばないプレイヤーでは強さに温度差が出来てしまう。この温度差があるがゆえにストレスをためてしまう人が出てしまう。つまりは僕だ。
すーはー。
たかが五段どまりの人間が順番的には十一段に当たる名人に勝てるか! しかも部屋にいるのは名人ばかりだし……オンラインゲームで遊びたかったら名人と戦わざるを得ない。そして、戦ったところで勝てる見込みはほぼない。相手が早すぎて勝負にもならない場合がほとんどで泣きそうである。
つかうキャラクターの能力差はあるとはいえ、ほぼ同じ条件のはずであるが、どーしたもんやら。ゲームで遊ぶたびにストレスが溜まっていかんともしがたい。とは言え、「ストレスが溜まるのでたまには負けてください」と言えようはずもない。わざと負けてもらっても興ざめするだけだ。
となると、後の選択肢はそんなに多くない。ゲームをプレイしない。これに落ち着くのではないかと思う。たまにしか遊ばない人用の待合室が別にあれば嬉しいのだが、そこまでしてくれるとはとても思えない。
そんなわけで、対戦型オンラインゲームのチャット部屋は以下の構成であると嬉しい。
・長時間プレイ者用対戦部屋
こうした構成を持っているオンラインゲームはそんなに多くない。おそらく、同人ゲームじゃ皆無だ。
僕がオンラインゲームを手がける際にはこの辺り、気をつけたいと思う。 |
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