三月三〇日、月曜日の話
眠い、寒い、働きたくない

 もう三月も終わりだというのに、寒いこと寒いこと。

[◆]眠い、寒い、働きたくない

 眠い、寒い、働きたくない。朝、起きた時に思いついた調子のいいこの言葉。僕の今朝の気分を見事に表現しきっている。五月病かなぁとも思うが、おそらくは一年前も二年前も似たような気持ちだったろうから、そのうち消えてなくなるだろう。いや、働きたくないのは年がら年中だけど。

 ただ、今年のこの時期の働きたくなさっぷりは輪が掛かっている。まあ、雰囲気的に僕に仕事を辞めて欲しそうな状態な物だからだろう。結局は今期も赤字。新しい仕事は何件かあるが、黒字にまで行けるほどではないだろう。社長の話をそのまま信じるならば来期、再来期と仕事が続くようなことを言っているが、続くにしてもそんなに楽なものではないだろう。経営的に。

 明るい話題としては僕個人の話としては、仕事を辞めたら辞めたでやりたいとことがあるというのがある。完成した暁にはもしも再就職するならば先方への手みあげにはなるだろう。こういう技術力がありますってことで。……まあ、今の会社で培った技術もあるにはあるが、所詮ゼロから始めたプログラム群ではなく、元がどうなっているのか未だに知らないで使っているものは多い。解析すれば理解できるとは思うのだが……。

 とりあえず、「仕事辞めてくれ」と言われたらすぐにでも了承しそうな心持ちだ。根性が足りないのかもしれないけれど、しがみついている理由もあまりないし。恒常的な金銭収入がなければ一発どん底になるのは資本主義社会の中での辛いところであるが、しかし今の会社にい続けても自分の底力が底上げされることはなさそうな気がしてならないのである。冷やかしを組んだ時の経験のほうがよっぽど将来的に役に立つ。独学のほうが役に立ちそうだって言うのはどうなんだ?

 まあ、昔から積み上げきたものをそのまま使っているのが現状だから、こうなるんだろうけどね。うちの会社にはここ数年間、完全なゼロからスタートしたものはないのだろう。そんな気がするよ。

[◆]冷やかしの挨拶はどうしようかなぁ

 ブラウザチャツト端末 冷やかしは公共の目にさらされるサービスサイトである。ゆえに個人で運営するのとは訳が違い、管理への責任は数倍に膨れ上がる。本格的に運営を始める前に警察に挨拶に行っておこうかと思うぐらいだ。ちょうど京都はサイバー警察を抱えているところで多少の免疫はあるだろうから、問題が起きた時の対策でも話を聞けたらとてもありがたい。場合によっちゃ、担当者との連絡路を持てるかもしれない。

 とりあえず、現在、管理するための手段が直接的なファイル操作しかなく、ちょっと効率が悪いので管理専用部屋の作成を進めなくてはならない。……。

 ふっふっふっふっ。

 管理専用……つまりは司令室だな!?

 漲 っ て 来 た 。

 果てしない力が腹の底からあふれてくるのを感じる……。

 閑話休題。

 責任重大な冷やかしの管理者として挨拶文を書く事は必要なことだろう。適当に使ってね、では締りが悪い。びしっと決めたいところだが、とりあえず晩に少し考えて書いていたらいつの間にか変な文書いてた。冷やかしに対する不安と期待を織り交ぜた挨拶文だったのが、途中から緊張の糸が切れて変な方向に内部暴露というか自己満足な文になっていた。日付も変わる頃に書いたのがまずかったのだろう。

 挨拶文には慎重に検討を重ねる必要がある。二、三日は推敲に頭を悩まされそうだ。