三月一一日、水曜日の話
睡眠時間帯の変動

 季節が移り変わって睡眠時間帯が変動してきている。まずい。

[◆]眠くなる時間が早まっている

 最近は零時付近になると途端に眠くなってきてプログラム作成どころではなくなってきている。こうなるともう寝るしかない。結果として睡眠時間が長くなり昼の間に眠気に悩まされる事はほぼ解消しているが、代わりに冷やかしの開発が遅れに遅れ始めている。非常にまずい。

 ……昼の間に眠気に悩まされる事は解消してませんでした。眠い。

 それはさておき、眠るのが早くなっているのは暖かくなってきているって言うことが大きいのだろう。徐々に暖かくなってきてなんだか肌もさっぱしたような気持ちよさに包まれている。春だねぇ。こんな時には寝るに限る。しかしながら、先ほども書いたように冷やかしの製作が遅れに遅れている。どうしたもんやら。

[◆]仕事内容がよく分からない

 眠いということもあるのかもしれないし、単に僕が馬鹿でこの仕事に向いていないというのもあるのかもしれない。上からの指示がよく分からない。単純にプログラムを作るだけのはずだったのだが、データを呼び出すためのSQLファンクションの中身は正しいか調べろと言われても、そもそもどういうデータが正しいデータといえるのか、僕にはその辺りの基礎知識がない。まあ、自分が所属している会社が作っているシステムの全容も良く分かっていない状態だ。指示されたプログラムを作ることはできても、データが正しいかと問われても答えることはできない。どういうデータが正しいのかわからないし、そもそもそれらのデータをどこから入力するのか、どういう繋がりで成り立っているのか分からない。さっぱっちゃーさっぱりだ。

 ここに、三日で思ったのだが、どうにも僕はこの職場の仕事が向いていないようだ。プログラムを作ることはできてもシステムへの理解が足りていない。飲み込むにはあまりにも大きすぎる。そして、この職場には教育係がいない。全員が自分の仕事に体いっぱいだ。先輩の仕事を盗むどころじゃない。

 ここ数日間、仕事を与えられているというよりはとりあえず暇にならないように泳がされている、というような感触があり、あとは終わりまでひた走っているという感じしかない。四月には切られるかなー。労働基準法には解雇の一ヶ月前には告知が必要、という条項があるが、当てにならんしなー。労働者側から言い出す分にはいつでも止めることができるんだったかな。