三月 四日、水曜日の話
二五歳になりました。 [◆]誕生二五周年
今日でようやく二五年生きたと言うことになる。いきなりパワーアップするわけでもなんでもないのだが、区切りとしてはちょうどいい感じの数字だ。一応、社会人になった当初の予定ではこの年の間に勤めている会社を辞めて己の野望のために行動を始める事になっていた。現実はどうかというとまだ確実な足場は築けていない。足場作りの真っ最中だ。何もしていないよりはまだ面目が立つとは言え、やはり現実は厳しい。会社を辞めるとなったらスパッと辞めたいと思っていたが、現実的には社長を前にして沈痛な演技をして黙っている状態である。理想的な自分はどこへやら。
とにかく、仕事を辞めると言う点に関しては誰しも予想し得なかった大不況が追い風になってくれてはいる。大不況で大損をしている人たちは気の毒だと思うが、僕にとってはありがたい。まあもとより、損をするほど経済に入り込んでないし資産もないってことで。少なくとも、会社側は能動的に僕に辞めて欲しいと言う感情を持ってくれているし。今ならば辞めると言っても引き止めはあるまい。
二五歳。僕にとっては節目となる年になるはずだ。節目にならなかったら、おそらくはもう死ぬまで周囲に流されっぱなしになる気がする。実のところ、今だって周囲に流されているともいえなくない状態だ。普及が追い風になってはいる、と言ってもそれなのに行動していないあたりが如実に物語っている。理想としていたほどには僕は力をつけることが出来ていない。この日を迎えて感じることはそればかりだ。
自分が情けない。そう思っていてもなお、ゲームで遊んだりするのだろう。そうであっても、やるしかない。なんだかんだ言って、やらないよりはよっぽどましだからねぇ。 |
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