二月一五日、日曜日の話
絶好の散歩日和

　昨日もそうでしたが実に天気のいい日です。

　もしかしたら今日も会社で仕事している人がいるかもしれない。そんな中、僕は休みを満喫して起床は午後一時、病院を退院した犬と遊んで昼を親とラーメンに出かけて、帰ってくる足でそのまま京都の繁華街である河原町へと出かけたわけです。今日は散歩日和だったので運動不足であることも考えていろいろと歩き回る予定。

　まずは八坂神社にお参り。今日も参拝客はそこそこ、僕もお参りをしまして願い事を一つ。なんだと言えば「尊敬される人間になりますように」。至極単純に見えるけれども、裏にはいろいろと考え合ってのことです。尊敬される人間とはどういう人間か。多くの人に慕われている人間のことである。多くの人に慕われるとはどういうことか。多くの人を動かすことが出来るということである。多くの人を動かせるとはどういうことか。威張れるということである。威張れるとはどういうことかって組織を作れることであるつまり世界軍歩行者達を作れることで僕の目的達成である。ここから分かるのは――人から尊敬されるって言うのは、とんでもなく大変だってことだね。

　先ほどの「〜とはどういうことか」の連想で、明らかに暗黒面っぽいのがある。威張れるという部分なのは明白であるが、連想的には間違ってないだろう。ただ、人のために行動するか自分のために行動するかの違いでしかない。ゆえに、他人が関わる様式として実現することは難しい。昨今の漫画やライトノベルのように威張れるほど他人に慕われるなんて事はよっぽどでないとありえない。ノーベル賞をとっても総理大臣になっても他人に慕われるのは簡単そうではない。宗教系は新興系ならばありえそうであるが、集める人も集まる人もすべからく心のどこかが病んでいる気配がするので遠慮したいところだ。まあ、そもそも他人に頼らなくていい人が他人に威張らせるなんてことがあるのかって話にもなるわけで、神様に祈ったところで僕の願いは成就しそうにない。

　とりあえず、目標には遠く及ばない程度の人間関係しか持たない僕である。身の程をわきまえてまずは田舎で一人暮らし出来ることを目指そう。そのためにも、まずはチャットシステムぐらいは完成させないと。後に控えているプログラムサイトよりは強烈に簡単なはずなのに、こんなに時間掛かってたらあっという間に今の会社で使い果たされるぜ……。

　と、八坂さんの境内で神殿の屋根で寝転がったらさぞかし気持ちよさそう、あの屋根の曲線が寝るのにちょうどよさそう、てか屋根の上に立ってぼけーとしたいなーという欲望とともに考えていたのであるが、境内でぼけーと立っているのも通行の邪魔になっている感じがあったので次の目的地へ。

　次はゲームセンターに行って久しぶりにガンシューティングで遊びました。タイムクライシス４をワンコインでどこまで遊べるか。結果は第２ステージの真ん中辺りまでで、思ったよりはまあまあ遊べた気がする。

　それはそうとして、なんかゲームセンターもカップルが多い。一人で歩き回る女性客も多いが、カップルも十分多いし男一人に女性二人とかいうのもいる。ゲームセンターも遊び場として浸透したなぁと言う感じだ。少し前ならテレビゲーム系は女性には受けなかったのであるが。

　次に向かったのが同人ショップで何かめぼしいゲームでもないかと思ったが少し前に大阪の同人ショップに行ったところである。大阪店の六分の一程度の規模しかない店で大阪店以上の商品があるわけでもなく、ライトノベルの新作を買って店を出た。

　最後に向かったのがパソコンショップで、買い物の目的としてはパソコンショップでパソコン用のスピーカーを買う予定だった。僕が使用しているパソコンはスピーカーがあるっちゃーあるが、今はなきＣＤコンボ用のスピーカーを3.5ミリプラグの延長コードをぶった切って銅線レベルでつなぎ合わせて使っているものである。パソコンからの出力なんかたかがしれており、スピーカーから出る音はあまり大きくはない。アンプがあれば音を増幅させることはできるのだが……アンプと言ったらＡＶ用しかなく、ＡＶ用アンプといったら六桁である。とても買えない。

　パソコン用スピーカーは安くて二千円、高くても六千円である。アンプ代わりに一つ安いのを買うのも手ではあるが、何かもったいない。アンプ基盤を自作できないかなぁ。できるのであればそれが一番無駄がないのであるが。何かいいものはないかな。それとも、ＣＤコンポ用スピーカーとおさらばするか。出力さえ十分なら、音としてはこちらのほうがいい音が出るはずだが……。

　結局、スピーカーは買わずに撤退しました。もう少し調べてみよう。パソコンショップではなく、電化量販店に行くとなにか手ごろなアンプみたいなものがあるかもしないし。ふむ。

　帰りには定番のお土産の御座候（タイヤキみたいなお菓子）を購入して帰路に着きました。まあ、適度に歩き回れたかなと思います。

　チャットシステム「冷やかし」のプログラムにおいて特定の操作をするとエラーが起きる問題に対応すべくプログラムを書き直していたのであるが、もしかしたら今後の柔軟性をさらにあげるために構成を変えなくてはならないかもしれない、と感じた。

　現在の冷やかしのプログラム構成を簡単に説明することは難しい。ので難しく説明をする。

　冷やかしはWebアプリであり、言語はPHPである。PHPはHTML埋め込み型であり、HTMLにどういう情報を出力するかでページを作り変えるものである。今回の問題点はPOSTメソッドで情報を受け取る必要があるページに置いて直接アクセスなどで必要な情報が渡されなかった場合、参照情報がない、と言うエラーが出されてしまうことに対しての対処であった。そもそもエラー報告を出させない、と言う方法もあるが、そんな見た目エラーがないように見させる、と言うのではシステムとして問題がありすぎるので却下だ。

　対策として引数となる参照情報変数にちゃんとデータが入っているかどうかを確認し、受け側プログラムで変数を用意してやって引数をその変数に叩き込み、加工して使うと。これはプログラムを作る上では割と基本かなと思うのだが、冷やかしではそれをしていなかった。ゆえに今回のエラーがおきた。ここで叩き潰しておく必要がある。いやあ、やり方としては引数が空かどうかを調べて空だったら対応変数に空文字を入れて空じゃなかったら情報を対応変数に入れる、今まで引数を直接参照していた部分を対応変数に置き換える、それだけである。

　しかし、この処置の後にまた別の問題が起きた。引数の対応変数として作った変数が、インクルードして使っていた別のプログラムファイルの中で使われていた変数とかぶってしまったのである。インクルードされた部分を抜けると変数の中身が意図したものではないものに摩り替ってしまい、正しい動きをしなくなってしまった。自分の名前が他人のものと入れ替わってしまうとかひどい。変数を別のものに直して対応できたけれども、分かりやすい名前を使う際には注意が必要であるらしい。

　そして、これらの処置をしていて、ページ構成の仕組みが片に複雑に鳴り出していることが気になったわけである。とあるページに、見た目は正しく表示されているがソースを見てみればまったく関係のない情報が出力されている。これはいいことなのか。問題がないからと放っておくこともできるが、禍根になりそうでもある。対応策はいくつか思いつくが、それぞれに一長一短があって今後の開発に良い形になるにはどの方法がいいか考えなくてはならない。

　一つの山場だ。ここを越えた時、新しいプログラムスタイルが生まれるだろう。そのためにも、じっくり時間を掛けて作成に励みたい。

　もう午前二時半なのが悔やまれる……。