十一月一六日、日曜日の話
糸が切れる

　……やめよう。休日にプログラム組もうとするの。

　今日の起床時刻は午後一時だった。原因は明白で昨日の晩に午前三時までモンスターハンターで遊んでいたからだ。夜更かしが過ぎれば休日を失うのである。しかも体調悪い。そして起きた直後、またモンスターハンターで遊んでいる。本来の予定では、休日はチャツトシステムのプログラムを組んでいるはずである。やろうという気が起きない。

　チャットシステムはあと一歩のところまで来ているのである。動かすだけならあとは発言をファイルに書き込むだけ。しかし、それが出来ない。他のプログラムとの繋がりを頭の中で維持できない。そんな大層なものでもないのになぜできない。くそ。

　そして、午後七時ごろ、ぷっつりと何かが切れた。

　やめよう、休日にプログラム組もうとするの。休日はゲームしまくればいいじゃないの、ネットしまくればいいじゃないの。風呂にでも入ってのんびり過ごせばいいじゃないか。休日にプログラムなんか組めないんだって。平日の疲れを引きずってるのに、息抜きしようとしないことが間違ってるって。みんな言うじゃないか、「楽になるように進めばいい」って。使っていい状況が違う気がするけれども。

　と、いうわけでお風呂に入ってネットを見回って一日を終了したのである。そういや、最近あんまり人としゃべってないなぁ……。あー、気持ち悪い。もっと喋り捲りたいよ、それこそライトノベルの登場人物たちのように。連中は大抵、どの作品であっても喋り捲るからなー。会話中心みたいなもんだし。

　昨日のネットラジオでもネタにしたが、一週間のおしゃべりの八割がたがネットラジオが占めるって実はかなり悲しい。ネットラジオ、最近は聞いている人が三人いてもなかなか掲示板に書き込みをしてくれないし。まあ、掲示板での受け応えといっても、やはり実際にあってしゃべるのとは大きな隔たりがあるのであるが。ああ、人恋しい。とはいえ、心行くまでしゃべるも難しいんだけれどね。この前、イチノイカズイ殿の家に泊まったときでさえも満足に語れたと言う感触がなかった。代わりに傍にいるという満足は味わえたのであるが。なんだろうねぇ。結局のところ、しゃべりたいのにしゃべるのが下手くそで結局語りたいことを語れずに終わってしまう程度なのだろうか。能力に差がありすぎるが、まさにソロモンのような感じかもしれん。……ソロモンだったっけ。偉大なる知恵を手に入れたがために心行くまでしゃべる相手がもう一人の自分しかいなくなったのって。

　満足にしゃべることが出来る日が来るのだろうかね。この先。