十月二二日、水曜日の話
スタイルシートとブラウザの動作違い

 綺麗な表示を目指して!(結局、デザイン修正を先にしている)

[◆]自由夢幻会場のHTMLについて

 工程としては先にデータベースとのやり取りを先にと言いつつ、やっぱりデザイン修正に走ってしまった。中間試験前の部屋掃除に似ている気がしないでもない。

 とりあえず、ウェブページに使われている HTML をXHTML 規格よりに作り直している。思ったよりも作業としては面倒ではないので、そこは気が楽だった。ただ、スタイルシートにすれば全て解決とまではまだ、行かないらしい。スタイルシートに関しても、やはりブラウザごとの違いと言うのはあるようで、この分じゃ OS ごとの違いも吸収できるかどうか。Windows と Linux はあるが、Macintosh は持ってないなぁ。昔は持ってたんだけど。

 今回問題になったのは、table 内における cellpadding プロパティと cellspacing プロパティの動作に代わる stylesheet プロパティは何か、である。cellpadding と cellspacing は HTML の規格であるが、XHTML では非推奨プロパティとなっている。調べた結果、どうやら cellpadding は padding に代わるらしい。そして、cellspacing はといえばなんかややこしいのであるが、

  border-collapse: separate;
  border-spacing: 0px;

 の二つで実現するらしい。前置きが必要になるようだ。

 やりたい事はテーブル内の各セルを隙間なくぴったりくっつけること。隙間があると綺麗なデザインにならないんす。で、早速実装してみたら、いろいろ不便であることが分かりました。

 padding は table タグには使用できず、テーブルを構成する td タグにしか適応できない。つまり、個々のセルに一つずつ指定しなくてはならない。ちょい面倒。cellspacing のほうに至っては代替スタイルシートをインターネットエクスプローラーがサポートしておらず、思い通りになってくれない。ファイアーフォックスとオペラではちゃんと機能してくれたのだが。今回のデザインチェックのためにインストールしたのだ〜。昔はオペラも使ってたけど、すいぶん使いやすくなったようで。ファイアーフォックスは Linux との違いを見るために入れました。ネットスケープも入れるかなぁ。開発終了してるけど。

 まだまだ格闘だねぇ。

[◆]ASP.NET って一体……

 会社ではここ最近は ASP.NET と Oracle SQL で企業内管理システムの開発を進めているのであるが、どうにも解せない。ASP.NET で開発すると言っても、それは開発時の話で実際に出力されてきたものは所詮、XHTML っぽい HTML と JavaScript であったりする訳で、変わったことと言えばサーバ側で動く動作が Visual Basic Script から Visual Basic に変わったことぐらい。開発上の負担は減ったのかもしれないが、代わりに融通を利かせる気がない実にプログラム的な HTML が出来上がり、もはやこれは嫌がらせではないだろうかと疑うような出来になっている。ボタン数個とデータベースから帰ってきた項目を一覧表示するためのページが、動作後になんで1MB近くになるんだよ。そのハッシュみたいな糞長い文字列は何さ。抜き出してテキストファイルに保存したら、225KBになったよたった一行の癖に!

※補足
 実はテキストファイルの一行には 2GB のデータが入る、とされている。 2 * 1024 * 1024 * 1024 = 2,147,483,648 文字っす。日本語文字だと 1,073,741,824 文字。四百字詰め原稿用紙 2,684,354.56 枚分。並みの本より多いんじゃない? ちなみに、今回のハッシュみたいな文字列は 255 * 1024 * 1024 = 267,386,880、日本語で原稿用紙 334,233.6 枚分です。まあ、並みの小説よりは少ないかな?

 返ってくるデータが多いから重くなるって言うならまだ納得できるんだけど、どうにも余計なことをしているらしい。回線は企業内 LAN だからいいけどさー。利用者のパソコンによっちゃ、ずいぶんと動作が遅くなること請け合い。てか、僕のパソコンで既にそこそこ遅い。社内ではそんなにパワーがあるほうじゃないけどさ。問題だと思うんだけどなぁ。

 これなら、普通に組んでおいたほうがましな気がする……。