十月一〇日、金曜日の話
かつてないほど作業中

 自由夢幻会場の作成が面白い。連日寝不足。

[◆]会社の愚痴と自由夢幻会場について

 ここ連日、会社から帰ってきて諸雑事とネットでニュースを見た後は、ずーっと小説投稿サイトを作り続けている。漫画もゲームも無しだ。まあ、作成と言うよりは修正のほうが近いかもしれない。PHP を作り始めて、いろいろと調べていくにつれてさらに便利な関数が発見されたり、より分かりやすく理にかなった構文を書けるようになったりして、とにかく最新の書き方を試し続けている。最新の物を使い続けることによって、今後の開発環境や仕様変更時のやり様が変わってくるからだ。所詮、一人分の労力しかないもんで力技を押し通そうとすれば時間が掛かる事は必至。今のうちに出来る苦労はしておきたい。

 十月に入り、会社の方の仕事も面倒なものが増えてきた。サボる暇もない。怒られることに慣れたのを越えて、上司が怒っている姿を見ることが僕のストレス発散になり始めている。上司が怒るであろうことをわかった上でやるんだから、この仕事も長くあるまいて。うちの会社に無駄に怒りを発散できるだけの体力はない、と思う。こういうのを過剰適応って言うんだろうかね。

 それはさておき、家に帰るのはほとんど九時前になり、実質の自由夢幻会場の作成にかけられる時間は一日に三時間程度だ。午前一時半までがんばってます。ここ数日の一日睡眠時間は五時間程度、ひとまず睡眠不足をそれほど感じてないのが救いだ。午後五時ごろになると眠くて仕事にならなくなるんだけどね。

 会社辞めて自由夢幻会場作りに時間を当てられるようになればねぇ。そのためには自由夢幻会場自身でうちの会社からの給料に見合うぐらいの稼ぎを出せればよい。見合わなくても、せめて五万。十万あれば設備の保守もある程度安定し、十五万で保険にも入れるかもだ。二十万あれば税金面でもそこそこ安心、というところだろうか。一人暮らしまで行くには月に三十万は欲しいところだが、そこまで行くには自由夢幻会場だけでは到底無理だろうと思う。取らぬ狸の皮算用である事はどうしようもない事実だし、元より五万稼げるかどうかも怪しい。確たるものは何もない。

 まあ、それでもやるしかないんだけれどね。何もしないよりは千倍ましだ。

 閑話休題。

 やはり、自分だけの責任で開発、公開できるって最強だねぇ。ファイルへのデータ書き出し処理の仕方を一気に書き換えたんだけれども、こんなこと会社の仕事じゃ出来ないよ。どれだけ理にかなっているとしても、「他の人が分からなくなる」、「バグの元になる」で発言しただけで怒られる始末だ。「あんただけの仕事じゃないんだよ」という実につぎはぎだらけの連帯はとっても邪魔である。開発者間での統一された規格作りを面倒がる。作るプログラムの監督者(の嗜好)に合わせて書き方変えなきゃならないんだから困ったもんだ。動作は同じでも書き方があわなければ通してくれないんだよねー。

 自分の好きなように出来ないのが問題なのではない。ロジックの最適化を嫌がるのが問題。まー、最適化って言っても、全体に適応しようとすればとんでもない時間が掛かるけどね。どんだけファイル多いことか。メンテナンス性を考慮してないと思われるファイル乱造は見てて辛い。新規追加、更新、削除のためのロジック、どの道一箇所でしか使わず場合によって呼び出すファイルを切り分けるわけでもないのにわざわざ三分割してファイルに分ける意味ってなんだろう。スクロールがしんどい? 修正するために開いたり閉じたりするほうが辛いわ。ファイル数が多くてフォルダ開くのに時間が掛かるってどうよ。

 会社での仕事は役に立つこともあるが、反面教師的なものが多い。つまり、会社の仕事は生産性が低いと感じる。金貰う仕事がそれでいいのか。……生産性よりも人のつながりを重視した結果なんだろうかね……。事前のお遊び作成がないのが痛いねー。スキルがない状態から始めてほとんど付け焼刃でやっちゃうからねー。時間がないからそうなるんだろうけれども、なーにか間違っている気がする。

 栄養失調状態だな、まさに。