五月二二日、木曜日の話
日記を書く暇が見つからない

 ふーん?

[◆]どうやら試されるらしい

 最近、雰囲気がにじみ出てきているのであるが、うちの会社が本当にやばいらしい。赤字になっているのは前にも書いたが、結果として僕を切るか切らないかの相談が行われている雰囲気だ。社長が僕が使い物になるのかどうかを確認する質問が会議をしている応接空間から聞こえてきます(応接室などと言う上等なものない)。

 僕としては「辞めてくれないか」と言われたら「喜んで!」と答える準備はしているのだが、実はまだ辞表そのものは書いてないんだよなぁ。書き始めたらそこそこ長そうな気がするし。会社への不満から改善点などをつらつら。もはや、さしたる愛着も恩情もないっす。

 まったく持ってして、眠い。

[◆]最近の会社での様子

 なんか、仕様書を渡されてから完成までのめどが一日とか言う納品直前のようなプログラムがどんどん渡される。その割には、いざ作ってみたら仕様書に不備があったり仕様書が変わったりしてプログラムの中も二転三転したりとどうにも安定しない。僕の経験不足もあいまってチェックミスとか配慮不足とかいろいろ指摘されては怒られている。配慮不足ってか、それは仕様書描いたデザイナー(この場合はシステムエンジニア)に文句言ってくれ。こっちはいわれたものを作るので精一杯だ。連日寝不足で頭の動きも悪いんだから。まあ、んな事言っても仕方ないけど。

 最近は睡眠不足を感じなくなってきたが、それは睡眠時間が長くなったからじゃなくて苦痛を感じなくなるほどに慣れてしまったんだと思う。睡眠時間は六時間程度だし、記憶力はがた落ち状態になっている。これが休日で九時間ぐらい寝ていると記憶力がいいんだ。ほんと。頭の回転速度と発想力などにも大きな差が出るね。

 平日でなんでそれができないかと言ったら仕事で会社に遅くまで残っているからなんだけれども、あーもー、本当に自分の力を引き出したかったら今の仕事なんかしてられないよ。まともな休息が取れないほどに働かされてるもの。会社の人たちは働きすぎて頭が豆腐にでもなってんじゃねぇの?

 会社で仕事ができないのは悔しくしないのに、会社で仕事をしていることが悔しい。駄目だな。本当に駄目だな。何回この思考を繰り返したことか。今の僕はそれすら覚えていない。