五月一三日、火曜日の話
五月なのに寒し

 四月中旬には暑かったものの、今は寒い。

[◆]寒い

 朝方はまだまだ寒い日が続く。布団三枚重ねから未だに解放されないというか、布団が恋しいわい。北海道のほうじゃ雪も降ったって言うし、ブギーポップみたいに四月に雪が降ったからといって不思議でもなんでもないなぁ(電撃文庫のブギーポップシリーズのVSイマジネーターを参照)。

 が、寒いといっても着実に気温は上がっている。夜、パソコンの発する熱が身近に感じられるようになって来た。暖房をつけているわけでもないのに部屋がほのかに暑い。熱源は全力で僕のメインパソコンである。パソコンのパワーが僕の部屋の室温的許容範囲を超えているのだろう。夏場をどうするか。ノートパソコンみたいに氷を置くこともできないし。パソコンで電気代食いまくっているのだから、あまりエアコンまで付けたくはないんだよなぁ……。いやはや。僕のパソコンの初めての夏はどうなることやら。……このパソコン、買ってからまだ一年も経ってないのか……。

 また冷夏になったりするのかねー。農作物大打撃だな。中国製なんか食えないし、経済的に負担が大きくなることだろう。

[◆]中国で大地震があった

 すでに死者は八千五百人を越えているらしい。場所はチベットに近いらしい山岳地帯で、学校に生徒が生き埋めになっていると言うことだから朝〜昼に地震があったようだな。実は新聞を読めなかったせいで詳しい話を知らないのだけれども。

 ひとまず、これに乗じて中国政府がチベットの人に危害を加えないかどうか、気になるところだ。何人死んでも地震のせいにできるしねぇ。地震は山のあるところで起こる。これは仕方ない。死んだ人たちに冥福を祈ります。

[◆]一日が早い

 最近、気がつけば就業時間を迎えていることが多くなった。やることはやっているのだが、それでも気がつけば午後五時を過ぎていることが多く、大抵はまじめに仕事をしているときだ。つまるところ、仕事をしている時間って言うのは記憶に残ることもない無味な時間だってことになるんだろう。まあ、就業時間になったからといってすぐに帰れるわけでもなんでもないんだけれども。

 うちの会社は面白くない。客の要望に追われてプログラムを作っているだけ。ユーモアもギャグもない。そうした仕事に面白みを感じないのは、おそらくは僕がさして苦労をせず人生を生きてきたからなのであろう。つまり、もっときつい現実があることを知らない。そういうものがあると察する事はできるが、経験はない。それは幸福なことなのだろうが、あらゆるものが退屈に感じてしまって面白くない。人間、やはり一定以上を越えた幸せは感じ取り続けられないのだろうなぁ。悪い意味の、慣れか。

 つーか、昼食後の休み時間も社員同士の和気藹々があるわけでもないしな。全員パソコンに向かってネットしてるかゲームしてるか寝てるかで、静かなもんである。会社にいる時間の八割を仕事に使っていて、お互いの意思疎通があんまり図られないのが大きい。一年会社で過ごしてきたが、未だに皆さんの趣味とか知らない。そして、皆さんは僕が何をしているのかを知らないし、何を目指しているのかも知らないだろう。だからこそ、無表情で仕事をしていられるわけだけれども。いや、だからその無関心がつまらないんだっつーの。

 仕事が嫌とか言う前に、せめてもう少し人間味のあるところで働きたい。これ、挨拶をすれば何とかなるって問題じゃないなー。ネックはやはり仕事の重圧か。お茶飲んでのんびりしてられるようなところじゃないと無理だ。思うに、株式会社は確実に駄目だろうな。稼がなきゃならない鎖があるから。有限会社か……。

 って、二〇〇六年から有限会社って設立できなくなったのか。いやま、似たようなのは作れるようだけれども。うーん、有限会社についての説明を読むと魅力的過ぎて泣けるのだが。その分、入りにくそうだけれどね。目指せ開かれた有限会社。