四月二五日、金曜日の話
あ、そういえば給料日

 今日が給料日であることなんぞ、すっかり忘れてた。

[◆]原作至上主義者

 今日は読んでなかった電撃文庫のライトノベルを通勤中に読もうと、読んでなかったライトノベルを手に取りチラシを抜き取って、少しだけチラシを読んで愕然とした。「ホロのお嫁さんカレンダー!」 なにそれ?

 ホロというのは最近、アニメ化されて人気が出てきたらしい電撃文庫のライトノベルのことで、僕は初出版のときから読んでいる。ストーリーもなかなかに面白い駆け引きがあるこの一品、キャラの特徴等も把握しているのであるが、断言できる。このホロというキャラクターはよっぽどでないとお嫁さんにはならない。演技や都合で花嫁衣裳を着る事はありうるだろう。が、少なくとも簡単に誰かの嫁になるような相手ではない。

 これはれっきとしたキャラクター破壊のような気がしてならないのであるが、なんというか電撃が自らキャラクターを破壊しているその有様はまさしく拝金主義ですな。儲かればキャラクターも汚せるわけだ。ま、所詮二次元の商品だし。

 基本的に僕は原作主義者である。アニメが本編から脱線すれば見るに耐えない思いに駆られる。そもそも情景に関する情報量なんか小説を越えられるものはそうそうないんだから、辞めて欲しいところだ。昨今は何でもかんでもアニメ化アニメ化アニメ化であほらしい。アニメになれば知名度が上がるんだろうけれども、せめて原作に沿ったストーリーで作って欲しい。余計なオリジナルキャラクターなんか作るな馬鹿者。

 このホロのカレンダーは一例であるが、最近はどうにもキャラクター破壊が多いような気がしてならない。つーか、エロがよりひどく前面に押し出されてきたなー。最近はライトノベル、売れてないのかね? エロは生き残りをかけた切り札のような気がしてならないのだが……。

[◆]今日は給料日らしい

 お昼になるまですっかり忘れていた。今日は巷の給料日らしい。いや、うちのところもだけれども。

 最近はお金に対する執念と言うかありがたみと言うか、存在感がより希薄になってしまった。おそらくは僕自身にすでに欲しいものがないからなんだろう。いや、あるにはあるが、それほど急ぐわけでもなく、何かを欲しがる前に自分の力量を高めなくてはならない。今のところ、紙っ切れが必要なわけでもないし。

 最近はお菓子もぜんぜん買ってない。チョコボールがまだあるからと言うのが最大の理由だけれども。お金の唯一の使いどころがなー。結局、サウンドカードを買うと言うのもめどが立ってないし。お金はあるけれども通販しなきゃいけないかもしれないと言うのがなー。店で買いたいんですが。京都の店にはないようだし。京都にある店で注文すればいいのか? 大阪の日本橋に行っても売ってないかもしれないというのがなー。会社帰りによりたいところだが、店が開いている間にいけるほど早く帰れないぜ……いやどうだろ。六時ごろに出ることができれば十分間に合うな。結構駆け足になるけれども。

 会社から日本橋まで三〇分ぐらいか……一時間半は歩き回れるかな? あとは売っていることが分かれば一番早いわけよ。うん。電話するかなぁ? 店員に在庫を聞くのが一番早いわね。ふーむ。