四月 八日、火曜日の話
ああ眠い

 眠い。

[◆]眠い

 昨日はゼロ時を少し過ぎたあたりでベッドに入ったけれども、一時ぐらいまで寝られなかった気がする。睡眠不足なのかどうか知らないが、とにかく眠い。朝、睡眠不足であるとはあまり感じなかったのに、会社に着てからというもの、気を抜けば居眠りしそうである。いや、もう何人かは僕が居眠りしていると思ったかもしれない。それぐらいに、眠い。

 困ったことに、プログラムの問題箇所を調べたいのに、どこに問題があるのかさっぱり分からないことで、同じところをぐるぐるしているうちに、また眠くなって、トイレで居眠りしたいけれども一五分前に行ったところで、流石に行けず、眠い。

 たまに電話が掛かってきて、その時は目が覚めるんだけれども、しばらくしたら眠くなって、もしかしたら風邪引いているのかもしれないと思います。土日のせいで、体が夜型になっているのかもしれない。頭が冴える時間帯が、午後四時ごろで、微妙すぎる。

 今の仕事、必要だけど、向いてないと言うか、仕事の時間帯が合わない。早く必要ない状態に、持って行きたいところです。

[◆]聖火リレー

 午後一時過ぎになって、ようやく頭が本調子になってきた。さて、今は北京オリンピックに向けて世界中を聖火がリレーされているところであるが、今回ばかりはひどい状態になっている。聖火そのものを拒否しているわけではないが、北京でオリンピックが開かれることを拒絶している人が多すぎる。一昨日のロンドンでは妨害行為が多発したが、昨日のパリじゃ走行中に聖火が二回消えた上に最終的にリレーそのものが中断されてしまった。リレー走者が見えなくなるぐらいに厳戒態勢だったにもかかわらず、リレーそのものを中止させてしまったパリ市民には驚くねぇ。さすが革命を起こした国だ。

 今回の聖火リレー妨害は中国そのものに対する不信感、どころか拒絶が前面に出てきていると言える。チベット騒動がなければもう少し穏便に行ったかも知れないが、起こらない可能性は非常に低かっただろう。チベットの人たちにとって、これほど中国政府に打撃を与えるものはないだろうから。血を流すことによって全体的に環境を良くしようとしている。勝利しようとかは考えてないだろう。独立は望んでいると思うが、独立できるとは思っていないだろう。ただ、チベットに対して中国が圧力をかけられないようにしたいと言うところか。

 とにかく、世界中の人々が中国に対して不快感を露にするところにまで至っており、いくつかの国も動き始めている。今後、中国は外交面において制限を受けるだろう。そんなに痛手にはならないかもしれないが。

 歴史上非常に稀な望まれないオリンピックが、もうすぐ始まる。