三月一四日、金曜日の話
すでに支払い金は掛けられている

 あらゆる場面において、自分の命が支払い金として掛けられている、はずなのだが。

[◆]面白さは自分の命の向こうに

 人生を楽しむコツって言うのはまだようやく二四年ばかりになるヒヨッコの僕には掴めるものではないが、感覚として理解しているものがある。人生を楽しむにはあらゆる場面において自分の命が掛っている事を自覚することだ。やることなすこと、元々から自分の命があってこそのものであり、自分の命を賭けなければどんな諸行もできはしない。まぁ、ある程度は保険をかけられはするのだけれども。他人の命を代わりに賭けるとかね。

 仕事をするにしてもそこには自分の命が掛かっている。単に飯の心配をしていると言う安い水準の話ではない。無駄に思える仕事も自分の命を消費していることを思えばうかうかもしていられないし、本来、遊んでいる暇もない。つまり、今の僕は自分の命を無駄遣いしているってことだな。

 しかし、自分の命を無駄遣いしているという感覚は、自分の命をかけているという事を自覚せねば認識できない。今の社会はあまりにも、そういうことを認識させないように気を配る形になっている。社会の形としてそうなっているので、理解するまでには相当な苦労をするか、資質がないといけないかもしれない。単に勘がいいとか。

 さて、それを踏まえたうえで、本当に自分の命を賭ける覚悟ができたとき、意外とやれることが増えたりする。基礎能力が向上するし、物理的にも精神的にも遠くまで進むことができる。身の安全なんてあって無き物であるから。自分の命を賭けている時点で自分以外のあらゆるものが半分以上役目を終えることになるだろう。


 と、いうわけで、世界群歩行者達設立への道は順調だなっ! 参加希望者も現れて来たし、準備が整い次第、今の仕事はさっさと辞めて移行しよう。自分の命が常に掛かっていると考えると仕事を辞める事に関して罪悪感もなくなったし。会社潰れるかもしれんけど。あまりにもぎりぎりすぎるぞうちの会社! すでに一人一人に掛かっている負荷がかなり高い。まだ、僕にかかっている負荷は軽いものだが、そこそこ辛酸だろうなぁ。サービス残業増えること間違いなし。まあがんばってください。

 僕も自分の命が惜しいものでね。もっと有意義に使いたいしね。

[◆]Windows Vista

 Windows Vista は売れていない。利用していても 2000 や XP 利用者に馬鹿にされることがある。使えない OS であると。

 が、実際に使ってみると Vista は意外と使いやすい OS である。使い勝手はかなり向上しているといえるし、OS のアップデートも完全にシステムに組み込まれていてセキュリティ面も向上している。プロセスの管理もうまくなっているほうだと思う。ただ問題は、ハードウェアが現在のところ、高性能品で固めていないと不具合としか思えないような機能劣化を見せるためで、Vista に対しての不満を観察してみると大抵がハードウェアの要求スペックが高すぎることに対する不満だったりする。古いソフトへの互換性の問題もあるが、今のところ僕の環境では互換性が問題になったソフトって言ったらデスクトップ撮影ソフトぐらいしかない。

 そういう意味で、Vista は失敗作ではなく、公開が早すぎた OS であると僕は思う。ハードウェアの平均水準がまだ低すぎた。そのせいでメーカー製品も要求スペックに届いていないものがほとんどで、素人さんからは敬遠される原因となってしまっている。今のところ、Vista を利用して不満を持たないのはハードウェアスペックを好きなだけ高めることができる、金の消費に疑問を感じない自作マシンユーザーだけである。


 ……てなことを、僕の Vista 紹介ブログ(の様なまとめ)「死地を活きる Vista 」の頭に使ってもいいかもしれないな。ほったらかしにしているからなぁ〜。今ならばそこそこ書けるかも分からんね。テキストファイルに1トピックずつ書いておこう。

 てか、トピックごとにまとめるなら、ブログシステムは余分なものが多すぎ……。

[◆]雨の日は全体的に気分低迷

 本日は一日中雨の日だった。そのせいか、会社全体に不気味な重さがあり、電話をかけてきた顧客の方々の声も何かいつもよりも声が小さい気がする。いつもと話すリズムが違うとか。やはり、雨の日はみんな揃って気分が低迷するものらしい。

 僕も何かと声は出しているが、しかし作業速度はここ一番と遅い気がする。遅々としてプログラムができない。サボっている時間が長いせいだけれども。うーん、昼飯がちょっと量が少なかったのも影響しているかなぁ。にしんそば、七百円もしたのに一〇分足らずで完食できてしまうような量の少なさで。今、カロリーメイトを持ってないんだよね。お腹が減ったら耐えしのぐしかないか。