二月 九日、土曜日の話
イチノイカズイ殿とカラオケへ

 テンション上がってきた!

[◆]雪の降った日

 本日はイチノイカズイ殿とカラオケに行きました。いやー、カラオケに行く機会なんてカズイ殿と遊ぶときしかないのでありがたいです。まあ、そうは言っても歌える歌はそんなに多くなく、三時間も歌えばネタ切れになるのが玉に傷。歌いたい歌っていうのがそんなにないんですよね。僕の好きな歌っていうとマイナーなものばかりだし。僕自身のアンテナが低いこともある。こればかりはどうしようもないな。

 で、朝起きたら雪が降ってた、積もってた。そして寒い。まあ、そんな寒さなんぞにかまっている暇はない。身支度をしていたら遅刻しそうになってしまったので、急いで出発。ものの見事に一〇分遅れてしまった。むむう。

 カズイ殿と近くの安いカレー屋で昼食をとり、いつものカラオケボックスへ。いつも行っているカラオケボックスは歌うだけならば結構安い店なのですが、ドリンクバーをつけるとそこそこ高くなる店です。一時間百円、ドリンクバーで五百円足し。これがジャンカラだったりすると三〇分百九十円。ドリンクバーは最初から付いているので、料金的には悩むところです。僕らが行ったところは休日設定フリータイム二百円のドリンクバーで一人七百円。大して近くのジャンカラは休日設定フリータイム(ドリンクバー無料)で九百五十円って、僕らのところのほうが二百五十円も安い。まあその分、いろいろと設備が悪かったりするのであるが、普通に歌えるし部屋は無駄に広かったりするのでやっぱいつものところがいいね。

 ところで、入ったカラオケの隣には女の子が二人は行っていたのであるが、これがどうもオタクよりの人たちだったようで。時々にアニメソングとか歌ってくる、というかレパートリーがかぶっとる! というわけで勝手に対抗意識を燃やして向こうがこの歌を歌ったらこっちも歌ってやろうぜ敵に歌いまくった。なんてはた迷惑なお隣であろうか。カズイ殿は「俺が本当の歌を歌ってやる!」と創生のアクエリオンを歌いだしたりする。まあ、まことに勝手ながらも楽しませていただきました。対抗馬がいると面白くなるもので。

 それにしても、カラオケで五時間も歌い続けているとのどが痛くなることもさることながら、自分の歌のレパートリーが思いのほか少ない。知っている歌はそこそこあるが、声が高すぎて歌えないとか問題点があるわけで。うろ覚えになっているものも多い。そもそもカラオケにはいってない場合もある。「みくみくにしてあげる♪」は歌いましたがね! 中毒性が高いぜ。あと、「真里沙は大切なものを盗んでいきました」とか「患部で止まってすぐ溶ける狂気の優曇華院」とか「エアーマンが倒せない」とか。真里沙と患部は正直、人間が歌う歌ではない気がする。歌い切れません。

 そんなわけで五時間を歌いきった。フリータイムでなくて一時間ごとの料金であれば千円になっていたはずだから、かなり得した事になる。やはりフリータイムだねぇ。まあ、せったくの会合の大半をカラオケで歌うことに費やすというのも少しばかり勿体ない気がする。もっと落ち着いた場所で語り合うこともやってみたいものだ。

 その後、カズイ殿の生活用品の買い物に付き合い、解散となった。ちょっと物足りなくはあったが、楽しかった! きっとそのうち、何か重大なことがあるだろう。そんな気がする。