一月二一日、月曜日の話
六時半起き、一週間過ぎ

　早く起きれるようにはなったが、早く寝る事は難しい。

　早く会社に来いといわれて一週間が過ぎた。結果、三〇分は早く行くようにはなったが帰る時刻は変わらず、ただいたずらに寝るべき時刻が早まった結果となった。家に帰ってもあわただしく飯を食べお風呂に入ったら一日は終了である。日記もろくに書けやしない。眠くて。

　一週間、かえって来ては寝て早く出社しての生活をし、土日にはやりたい事をあわただしくやろうとしてもやりたい事が多すぎてかなりしんどい。遊びもしたいし寝もしたい。Ｃ言語のプログラムを本格的に作り始めたので、試行錯誤の時間も欲しい。中途半端な成果しか得られない。Ｃ言語の成果についてはまた後述する。

　早く出社するようになった、のとは関係なく、最近は仕事がやや暇である。主に僕が担当できる仕事が無くなってしまったせいであるが、とにかく今はプログラムの論理的な流れを理解すべく、プログラム設計の本を読んでいる。十年前の本と言うのがあれだが、概念的な事を理解する上では問題ないだろう。フローチャートは何年経っても不変であろうから。

　で、プログラムの流れを勉強するのはこれ幸いと勉強する傍ら、僕自身が作るべきＣ言語のプログラムに必要なデータとプログラムの流れを考案している。目的は私事であるがやってること自体は教本にも則しているまさに一石二鳥の状態だ。あまり長くはできないだろうが、うまく時間を利用したいところだ。しかし、本ばかり読んでいるとどうにも眠い。眠気を感じたらコーヒーであるが、どうにもカフェイン中毒がぶり返して気持ち悪い。帰れる時刻になるころには手足が震えているような感じがしてままならない。眠眠打破を飲み過ぎたのがいけなかったな……もう一年過ぎるはずなのだが。

　今日は早めに帰ってきて、Ｃ言語の試行錯誤に取り込み、まずまずの成果を得た。しかし、なぜか途中でプログラムが終了してしまう箇所があり、首をひねっている。おかしいなぁ。構文に問題は無いはずなのだが……。まあどの道、現在の設計では使い物にならないので、また新しいプログラムを作らなければならない。練習としてはまずまずか。

　現在作成中のＣ言語プログラムは、データベースとデータファイルから必要な情報を読み取ってインターネットブラウザで小説が読めるようにするためのものである。Ｃ言語ＣＧＩと言われる物で、少ないテンプレートファイルから数千ページのページを作り出すことができる。しっかりと作り上げる事ができれば、後は利用者が必要な情報を登録してくれれば勝手にページが出来上がっていく半自動生成サイトである。目指せ優良サイト有料サイト。今後の僕の人生を大きく左右するプログラムなので、おいそれと粗雑な物は作れない。とはいえ、プログラム作成を始めてまだ一年もまともに過ぎていない以上、苦しいところ。しかも時間も無い。あと一年で物にできなければいけないし、有料化するんだったら小説が置ければいいと言うものではない。むしろ、小説サイトはほぼ、無料で利用できる必要がある。

　今後の計画を説明する。

　まず、大前提としてＣ言語とＳＱＬ（データベース）が使える事が絶対。これができなければすべては瓦解する。次に小説を投稿できるデータベースプログラムサイトを作成。次に、小説に対しておしゃべりや議論ができる掲示板を作成する。これは小説投稿サイトができているなら何とかなるだろう。ここまでは無料。次に作者の小説ページのデザインを提供するサービスを始める。提供できるデザインは五〇種類は無いと客はこないだろう。ここで五十円。中途半端な値段だが、これだけでは百円は高すぎる。次に、有料ユーザー専用のブログを提供する。有料なだけあって、これも自作プログラムである必要がある。これが非常に厄介なものだと思われる。しかし、これができてこそ、ようやく百円取れると言うところか。ここまでやらないと百円は取れない。何人利用するかものすごく疑問であるが、まあ、もしも作れたのであれば今後を左右できるだけの技術力にはなっているだろう。

　ちなみに、無料（単なる読者）に対しては広告を見てもらって稼ごうと考えている。アフィリエイトアフィリエイト。

　Ｃ言語でやるならＣよりもＣの拡張プログラムであるＣ＋＋を使いたいのだが、Ｃ＋＋はＣがちゃんと分かってないと扱い難いらしい。まずはＣでファイルの入出力からはじめなくてはならないだろう。小説投稿サイトは半年で形にしたいところだ。僕が二五歳になる前になにがなんでも。世界群歩行者のために。

　宗教法人じみた理想の塊の組織の構築なんて、若いうちから始めないととてもじゃないが時間が足りない。今から四〇歳になるときが楽しみだ。自己満足に浸れているか、だらだら生きているか、死んでいるか。今のところ、１：３：６ってとこですな、割合的に。

　ＳＱＬの勉強を始めなくてはならない。Ｃプログラムのほうはひとまず、小説内容などを dat ファイルに保存し、また読み出せるようにしなければ。あとカスタムデザインの利用と感想の書き込みと返信と評価と……。