十二月二四日、月曜日の話
クリスマスイブですね

　年賀状書こうとしてずっと放置してます。

　クリスマスイブとなると、基本的に若い世代では予定がない事が恥らしい。いや、そのあたりの心境は分かる。もうね、この時期になったら皆喜んだり悲しんだりしてクリスマスの恋物語に話を弾ませるわけです。彼女がいないからアニメ見てるとか、彼女がいるからデートしてホテルに行く予定とか、まあネットの掲示板じゃひたすら性交の話とか彼氏彼女がいるいないとか、とにかく下世話な話で盛り上がるのです。そりゃ、一斉にするという分では平日よか多いかもしれないが、どのみちクリスマスだから彼氏彼女がいるという話もしても仕方ないような気がするんだが……。まあ、単なる見栄っ張りって事なんだろう。僕のは彼女もいないし遊びに行く必要もないので家でのんびり音楽聴いたり日記書いたりゲームしたりしてます。あ、年賀状書かなきゃ。

　この時期、ネットには憂鬱な気分でいる人が非常に多い。まあ、なにかとお祭り騒ぎをする日なのにネットにつないでいるという事は何も予定がない、お祭り騒ぎに参加できないということでがっかりなわけである。うーむ、お祭り騒ぎと言っても、参加資格が「恋人がいること」という暗黙の了解があるんだろう。僕も残念である。参加できないから観察にでも出かけようかね。今からちょちょいと。もう午後七時前でそこそこ人も多かろう。

　で、河原町に行ってきた。人は多かったように思うが、まあカップルも多いが女だけとか男だけのグループも多く、あまり浮ついているようには見えない。京都だから？　まあ、僕も中心のほうには行かず、むしろ街の外の八坂神社に行ってお参りしていたのであんまり人がいない。しかし、ホテルの前を通れば入り口でディープキスしているアベックがいた。意外とキスの音って遠くまで聞こえんのね。八坂神社はクリスマスとはあまり関係なく、おそらくは来たる正月のために賽銭を投げる場所がお正月仕様になっていた。寝殿の前にでっかい策を作り、中には布を張っておいてそこに賽銭を入れ、正月が終わったら一気にざぱっと集めるのである。八坂神社のお神酒はあまりおいしくないんだよな……日本酒といったら辛いのが通例ではあるが。

　その他、矢差が神社裏手の公園を歩き回ってアベックのよさげな雰囲気を壊したりとかしつつ、河原町に戻る中で手相を見てくれるお店があったので、ちょうどいいやと見てもらうことにしました。

　七〇歳を超えていそうなおばあさんで、僕の手相を見ていろいろと悩んでいましたけれども、要点は以下の物。

・神経質でしょう
・短気でしょう。
・仕事運はそこそこです。
・革新的なことにはあまりめぐり合わないでしょう。
・健康面に問題はなさそうです。
・精神的な職につくことが良いでしょう。教師やカウンセラーがよいと思われます。
・女性がらみの失敗で人生転落の危険があります。
・結婚するなら二八、二九歳ぐらいの晩婚を勧めます。相思相愛になるでしょう。
・もう少し人と交わるような活動に身を入れましょう。
・お金はたくさん出ていきますが、代わりにたくさん入ってきます。貯金は意識的にしないと出来ないでしょう。

　いくつかはほとんどの人に言える事のような気もしますが、神経質で短気と言うのは意外。もっとだらけてもいいってことかねぇ。そんなに短気だろうか。うむむ、こればっかりは僕自身では判断しようがないので、あとで友達に聞いておく事にしよう。

　今日は月がそこそこきれいでした。ちょっと曇っていたのが残念ですが、うす雲を通してもなおはっきりと分かる丸い月はやはりいい物です。今日、僕が唐突に出かけたのも月のせいかもしれません。明るい月夜の晩は、散歩したくなるんですよ。