十二月 九日、日曜日の話
出力が少なく、入力が多く

 最近は目に見えて出力が少なくなっているなぁ。

[◆]出力が少なく、入力が多く

 最近は日記に書く事も少なくなり、週で一番発進情報量の多いはずのネットラジオもおしゃべり部分そのものは二時間に縮み、もはや小説も書かず、ウェブページの構築も進まず、しかしボケーとしているわけでもない。おおよそにして、入力――情報摂取量が多すぎて出力――情報発信に弊害が起きているのだと思われる。平日、仕事仕事仕事で欲しい情報をまともに獲得出来ない分、土日に集中してしまって時間がとられている。なんだか最近、物事に対して深く考え込む事が少なくなったような気がする。

 処理しきれない。獲得したい情報量が僕の許容量を超えてしまっている。毎日毎日、情報が押し寄せてくる。日本の犯罪や話題、ゲームの情報漫画の情報映画の情報政治の情報小説の情報。もちろん、いくらかの情報は故意に切り捨ててはいるものの、受け止めるのに精一杯で処理を終えて出力に回す時間がない。いやぁ、そんな事言ったって、受け取らなきゃ何の問題はないんですよ? 政治の話も自分の保険の話も友人の悩みの相談すらも放り出したらそりゃあ楽になるでしょうよ。その代わり、何も分からなくなるけれども。必要最低限の情報を受け取れるだけの時間しかない。現在までの人生経験から言えば、一日の情報をまともに受けて処理するためにかかる時間は二時間。会社で仕事をサボって何とか埋め合わせている状態。家に帰ったら遊ぶ事で必死なもんで。

 まあ、最近は2ちゃんねるに書き込み規制食らって今までとっていたいくらかの時間が浮いたけれども。巻き込まれで永久規制だしなー、僕にとっては良かったんだろうか。

 あーもー、とっことん愚痴っぽくなってしまうのが嫌になる。それだけ抑圧を感じているという事なんだろうが、果たして僕なりの自由をつかむ事は出来るんだろうかね。ま、それを得るのも捨てるのも僕の努力しだいだな。勉強勉強。