十一月一〇日、土曜日の話
十一月に入ってはや一〇日

 最近はほんと、自分でも何やってるか分からないぐらいにだらだら生きている。

[◆]だらだらだらだら

 最近はだらだらやってます。仕事をやっているときはほんとだらだらしています。作るべきものは作っているけれど、そこに自分が一生懸命やっていると言う感触はない。自分の創作物の将来がどうでもいいっていうのは、本当にやる気が出ないものだなぁ。技術面からも、非常に中途半端なものしか手に入らない。すでに会社からいなくなった人が作ったスクリプトとかをコピーしてちょっと改変しているだけ。暇があればどういう仕組みをしているのか見ているけれども、「完成品の仕組みなんか知らなくていいからさっさと作れ」という職場の雰囲気には辟易する。人手がいなくて納期に間に合いそうもないんでしょうよ。一回挫折を味わったプログラマーを雇ったほうがいいんじゃないか。新人を雇ってる場合じゃないんじゃない? 給料が安くて済むんだろうけれどさぁ。

 ソフトウェア会社には素人は入るべきじゃない。しっかりと自由に自分の作りたい物が作れるだけの技量を持っている人が、娯楽まがいに入るものだ。自分だけの力でプログラムを組めないような人が入ると、上からの圧力と自分の技量の板ばさみになってしまう。「まずは仕様をしっかり理解することだ」なんて上司は言うけれど、仕様云々の前にプログラム言語が理解出来てないと何にもならん。アラビア語で書かれた報告書とアラビア語の辞書を渡して、「辞書を読む前に報告書を理解しろ」と言っているようなものだ。もしくは、素人に「成田から羽田まで飛行機を操縦しろ。近いから簡単だろ」と言っているようなものだ。いつまで経っても報告書は訳されず、飛行機は飛ばない。よしんば飛んだとしても、間違いなく墜落して運転している人はもちろん、乗り合わせている人も死ぬ。それを上司はやれって言うわけだ。

 今、僕に必要なのは納期を守ることではなく、研究である。まともなやり方が分かっていない人間にまともに納期を守らせることなど出来はしないことなど、上司もある程度は考慮済みだろう。考慮出来てなかったら辞表を書こうかなと思うが。

 教育体制がまともに機能してないんだから、教育するのは早々に諦めてくれたほうが誰も不幸にならずにすむというのに。せいぜい、不採用者が出るだけだ。ま、それを僕が言ってしまったらまさしく「口では何でも言える」状態なんだけれども。今現在、パソコンに金をつぎ込めたのも東京に日帰りで行ってきたのもお菓子もたらふく食えるのは使えない人間を雇ってくれたからだというのにねぇ。……ただ、贅沢になっただけじゃないかという気がするけれども。お金があると人間、贅沢になるのねぇ。まあ、お金って言うのがそもそも贅沢をするためにあるものだけれども。ただ、最近はもういいやって気がしている。もうこれ以上の物は必要ない。あとはのんびりと寝る時間と考える時間、考えたことを外に出す時間とホットレモンティーでも飲んでいる時間があればねぇ。それを手に入れるためにもそこそこのお金が必要とは。

 なんのために生きているのか、それはいつまでもあいまいなままだろう。たとえその答えが見つかっても、いつしかは風化してまた新しい答えが必要になろう。

 それを手に入れるためには……やっぱ死ぬのが手っ取り早いかなぁ。手に入らないけれど、手にいれようとも思わなくなる。原因の削除は最も早い解決法。現実には存在しないならば、生きていても仕方ないって気がするしねぇ。生きているのも働いているのも、所詮は妥協の産物か。やれやれ。眠い。

[◆]アフィリエイト用ブログ、いまだに何にもなし

 アフィリエイトでそこそこ稼げたらと思っていたわけだけれども、根本的な問題にぶち当たってしまった。そもそも、さして僕が売りたい物が思い浮かばないのが一つ。アフィリエイトは広告であり、バナーをクリックしてくれる人がいればお金が入る仕組みである。クリックしてもらうためには非常に有用なものを用意する必要があるが、その非常に有用なもの、と言うのが思い浮かばない。そもそもネットショッピングするよか近場の町に出かけるほうを選ぶ人間なので、根っから客側としてアフィリエイトに用がない種別の人間である。そんな人間に商品単体を勧めるアフィリエイトは気持ちいいもんではない。「店に行って欲しいやつ買えば?」なので、どうしようもない。

 あと、単純にコンテンツを作るための時間……いや、時間よりも気力がない方が問題である。先に書いたが、平日はだらだらしているがだらだらしていても仕事をサボっているわけではないのである。退屈だと思いながらプログラムをどうしたら完成させることが出来るか、常に考え続けていて気力をすり減らしている。ここのところうまくプログラムが動いてくれなくて午後九時半ごろまで会社に残っていることが多くなった。単純に利用している言語に対する知識不足なのであるが、ほとんど失敗から学んでいる状態なのでスムーズには進まない。考えられるやり方総当りである。教本を読むとしたら仕事をしている時間以外のときに読むしかなく、仕事をしていないときには自分の読みたい本を読みたい。仕事のための本を読んでいる暇はないのである。

 やはり、ネットを通して金を稼ぐっていうのならば、有料会員制のサイトを作ったほうが僕としては合っているだろう。基本的に無料が当たり前のネットの中でお金をとるためには相当な出来でなくてはならない。また、相当な出来であっても人気が出なければそれまでである。ただ、需要はあると思う。はやく、C言語をマスターしないとね。まだ、文字を表示するだけのプログラムしか作ってない。がんばろう!