十月一八日、木曜日の話 [◆]歯が抜ける夢を見た
本日は歯が抜ける夢を見た。ただ、抜けると言っても抜けたのは乳歯で、速攻で永久歯が生えると言う変なものだった。しかも、僕の職業はソフトウェアプログラマーではなくて政治家だし。なんかたっかそうなスーツを着てたっかそうな柔らかい一人用の椅子(社長専用の椅子みたいな)に座り、でっかい部屋で隅の丸い長くでっかい机に向かって同じ政治家連中と一緒にいた気がする。何をしていたのかは分からなかったが、ひとまず一番最後に入室したのが自分であることだけはわかった。 で、自分の乳歯がぬけて永久歯が生えたことに少し違和感を感じていたわけである。 目が覚めてから、その年で乳歯かよと思ったが……気になって歯が生え換わる夢占いについて調べてみたら、現状を打開する転機が来たことを示すらしい。ま、当たってる。その中身については、あとの日記を読んでもらうといいだろう。 [◆]仕事とは何か
一昨日の夜あたりから「仕事とは何か?」という疑問を持っていた。そして、職場に向かっているときに僕なりの答えを見つけられたと感じている。やはり、早く寝ることは大切だね。 僕が考える仕事とは、誰かがやろうとしていることを手伝うことである。誰かがやりたいと思ったことを実現するために、自分の力を貸すのである。そして僕の場合は誰かがやりたいと思ったことを実現したいと思って働くことにこそ、働き甲斐があるとあると考えている。別に実現してもしなくてもいいようなことに力を貸していたのではやる気なんて出ない。手伝いたいけれども自身に貸し出せる力量がない場合は学んで力をつけることになるわけだけれども、実現してもしなくてもいいようなこと相手だと学ぶ気合も衰える。 そのうえで思う。僕は現在の仕事をする上で、会社――社長のやりたいと考えている事業を実現させたいと思っているか? 答えは思ってない、だ。そりゃやる気はでない。そもそも、経営ソフトを作りたいと言うのは分かっていても、それが具体的にどういう形のものなのか、はっきりしていないのである。煙の中を進んでいるようなものでどこに行けばいいのやら。突っ走っていい方向が分からん。そのくせ、後ろから押してくるのだから始末が悪すぎる。せめて進む方向を指し示してから押して欲しいところ。残念ながら、うちの会社には進むべき方向を指し示すだけの余力がない。具体的には、新人を教育する力が根本的に足りていない。先輩の技術を盗めと言うけれど、パソコンのプログラムは目で見てどうすればいいのかわかるもんではない。金細工のように触り、持ち上げ、回転させ、なめたりできるようなもんではない。失敗したら失敗した形が出来上がるわけでもない。単なるエラーで突き返されるだけだ。 それに、僕は今、誰かを手伝おうと言う気がない。なぜならば、独自にやりたいことがあるからだ。会社で仕事をしているときも自分がやりたい事のことを考え続けている。それを実現するためには会社を辞めなくてはならないことも予測できていてる。自分のやりたいことをやるにあたって会社に構っている暇はない。 僕がやりたいことは、ネットユーザーに対して様々なサービスを提供することだ。最近は法規制がきつくなってきているのが気になるが、アマチュア創作者が自分の作品を公開したり、様々な人が意見交換をしたり、オンラインゲームをしたりする。そういう、どこにでもあるサービスでありながらも統合されていないものを統合した「使いやすい」サイトを作りたいのである。 現在はどれか一つに絞ったサイトしかないのが現状。画像アップローダー、ファイルアップローダー、掲示板、オンラインゲーム、それらを統合した場所と言うのを僕は知らない。そういう場所がないのにはいくつか理由がある。ハードウェア機器の設置費と維持費、コンテンツの制作と改良。そして、それらを統括するための管理思想がないこと。そこにあるコンテンツをお互いに作用させ合い、高め合わせる統括思想がないのである。実に不満だ。 今のところ、実験用のサーバならある。物理的物品と環境は整っているのだから、あとは中身を作ればいいだけだ。しかし、中身を作る技術力と時間がない。時間は会社を辞めればどうにでもなるが、問題は技術力。一つのコンテンツを作ったとしてもそれでは満足できない。さらにさらにたくさんのものが必要になる。それらを作るだけの力が僕にあるか。答えはない。少なくとも今は。 会社で学んだ技術はほとんど Windows 相手にしか通用しないため、半分は使い物にならない。会社に一日の大半の時間を取られて、なおかつストレスに苛まれている中で、必要な技術を得ることは容易なことではない。また、僕がやろうとしていることは会社にとっては損以外の何物でもない。計画がばれたらそこそこの妨害はあるだろう……困ったもんだ。 ひとまずはすべてのOSで利用できるプログラムを作り、小説投稿サイトを作る。広告で稼ぎを出して、広告での稼ぎで生活できるようになったら会社を辞めて自分のサイトに専念する。収入は激減すると思うが、自分のやりたいことをやれるのであれば自分が餓死することもなんのその。 広告で稼ぐならば、人の集まるサイトにしなくてはならない。そのためには相当な技術力を詰め込んだサイトが必要になるだろう。もしも可能であるならば、誰かに手伝ってほしいところだ。稼ぎが順調であるならば、お金も出すことができるだろう。 もしかしたら、会社みたいな構造になるかもしれないが……きっと僕は、それを会社とは呼ばないんだろうなぁ。組織だ。単なる、やりたいことをやりたいと思う人間が集まった。しかし、会社なんかよりもそっちのほうが面白そうだと思うのは、それが僕のやりたいことなんだからなんだろうね。 Liunx サーバで動いて Macintosh でも違和感なく操作できる MySQL データベースを利用した長文記録、分類 Web アプリの作成。C言語で書いた CGI あたりになるだろうとあたりをつけているが、これで高速なものが作れるかどうかは分からない。C言語、perl、php などといろいろとプログラムがあり、どれが一番いいのかを知るにはすべてを学ぶ必要がある。 大味だぜ。 |
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