九月二三日、日曜日の話
マザーボード交換

 結局のところ、マザーボードを交換してもらいました。

[◆] Radeon と GeForce の共存は無理です

 夜遅くまで調査していたせいで、次の日に起きたのが午前十時。そこから朝食を食べてPCケースからパーツを取り出し箱詰めをして、念のために販売店に電話をかけて点検してもらえるのかどうかを確認、家を午後十二時に出ました。マザーボードをはじめとしてCPU、メモリ、グラフィックカード新旧二枚。紙袋二つ分ほどで済むのでそこは助かった。パーツだけなら意外と量そのものは少ないんだよなぁ。でかく感じてしまうのはやっぱPCケースのせいだな。

 一時間をかけて大阪の日本橋に行き、販売店に直行。なんかもー、日本橋に来たら必ず寄るという店になってしまっているこの店、BEST DO ! は商品がそこそこバランスよく陳列されており、今回のパーツはほとんどこの店で買ったという状態。ただ、電源だけが何か品ぞろえが悪いんだけれども。割合、店によって強いパーツと弱いパーツがあるんよなぁ。

 で、サポートカウンターで症状とグラフィックカード二枚ざしの問題を話し、「そういうことは今後、しませんね?」とやや強く確認された後、「それではマザーボード不良と言うことで、交換させていただきます」と、すんなり交換してくれることに。しかし同じマザーボードの在庫がもうなかったため、買ったマザーボードの差額を支払うか、または払い戻しと言うことで別のマザーボードを選んでくれと言われました。いやはや、つまりは不良品となったマザーボードの金額、全額払い戻し状態です。どひゃー、良心的すぎる。マザーボード、完全に買い直しだと思ってたのに。

 で、選びなおし。とはいえ、選びなおしと言ってももともと僕が買ったマザーボードは店内にあるアスロン64用のマザーボードしては二番目にいいやつで、あと千円出せば最上級のものが買えてしまうがこれってワークステーション用のマザーボードでふつーに使っていいんだろうかと足踏みしてしまう。ここは元のマザーボードの半額のものになってしまうけれども一つ下のやつを……と選んだものの、「これだとグレードが落ちてしまいますよー」、「ワークステーションでも普通のマザーボードと同じように使えます」、「ワークステーション用のマザーボードの方が普通は頑丈です。二十四時間使い続ける型のものですから」という店員の助言と、そもそもなんで前のマザーボードはそれを選んだのかって言ったらマザーボード自体にヒートシンクが取り付けられていて冷却機構がしっかりしていたからで、一つ下だとそういったヒートシンク類はついていないがワークステーション型ならついていることから、千円を追加することにしました。今更な感じの千円ですが、これで僕のメインパソコンは並のパソコンから ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン になってしまいました。内部ハードディスクが九個も取り付けられるんだぜ! そんなに使わねぇよ!(半笑)

 まあ、グラフィックカードを刺したら間違いなくハードディスク接続ポートがいくつか塞がりそうです。まったく、グラフィックカードがでかすぎて PCI スロットも何個かつぶれるだろうし、もうちょっとゆとりを持ったマザーボーにしたいです。しかし、そんなのって一体、どれぐらいの大きさになるんだろう……。つーか、一般個人用じゃないだろ。そんなもん、いくら僕がパソコンに大金を叩き込んでいるとは言え、物理的限界を超えてます。

 で、Radeon と GeForce の共存は無理と言うことで、最初に買った Radeon グラフィックカードは使わないので売ることになるわけですが、どうやらここで買い取ってくれる模様。だいたい買った時の70%ということで、元値が二万二千円ですから一万四千円ぐらい。まさしく御の字と言う金額。十分です。即売ることにしました。……そしたら、なんと満額で買い取ってくれることになりました。使用済み、いくつかの包み袋は開けられており、箱も少し破れています。それで満額。どこまで良心的なんだこの店。次にパーツを買う時に寄る店は決まった。流石は BEST DO ! 。名前は伊達じゃないぜ。

 と、いうわけで、点検無料、マザーボードは千円追加で交換、旧グラフィックカード満額返金、さらに各パーツの相性チェックをしてもらい(店員に「すごいグラフィックカードですね!」と驚かれた)、他にはメーカー保証に関する小ネタ( ASUS など、三年間保証を唱っているメーカーがあるが、実のところ無料保証は一年だけでそれ以降は一応見ますよ、三年後はもう見ません、新しいのを買ってください、と言われるらしい。店側が代理店に抗議したことがあったそうな)やこの店で買ったすべてのパーツに対して二週間初期不良品返品期限を今一度もらったり、これにて店に来た時よりも財布の中身が予定外に増えたとなったらもはや言うことはない。そーいや、このあたりの店でサポートカウンターに直接掛け合えるのはここだけのような気がするな……。ほかの店でも似たようなことはしてくれるはずだが。

 と、いうわけで出かけてから四時間でしょぼーんな気分もしゃきーんに変わり、家に帰って準備をしたのち、昼飯も食べずにパーツをPCパーツに取り付けって、マザーボードの取り付けねじどこだー? 朝、外したときに袋に入れておいたやつー。……不良品のマザボの箱に入れてしまったかも。つまり、ねじは今や遠く離れた販売店だっ! しまったあああぁぁぁぁぁ!!!!!

 どうにも締まらない感じではあるが、幸い予備用のねじが四つあり、最低限のねじ止めだけはできた。四隅だけと言う最低限さなので、来週にはまた近場のパソコンパーツ店に行ってねじを買ってくることにします。今週はとにかく、遊ぶうううぅぅぅ!!!!

 で、起動したわけですが、なにやらエラーが起きている……旧マザーボード用のドライバが何かエラーを起こしているらしい。ついでにキーボードが101/102 英語キーボードと認識されていて、うまく日本語が入力できない。半角/全角キー+alt キーで全角、半角切り替えなんて初心者なら絶対わからない切り替え方法を利用しないといけないとは。うーん。やはり、マザーボードを変えたのはいろいろと大きいものがあるか……ハードディスク、システム部とソフトウェア部に分けておいてよかった!

 ブラウザのお気に入りデータとメールのデータのバックアップを取ってOS再インストール。ノートパソコンの時ならばこんなに簡単にはいかない。複数個のハードディスク利用はやはり大切だ。

 よし、再インストール完了、これで通常復帰……なにぃ!? プロダクトキーが別のパソコンで使われていて正式認証できないだと!? ハードウェア構成が大幅に変わるとマイクロソフトに連絡しないといけないらしい。むむむ。明日は祝日であるが、電話通じるかな……。

 とことん、パソコンに振り回される連休だよ、全く。

[◆] 七万円のグラフィックカードの威力は

 そもそもグラフィックカードを買い替えたのは新しく買ったカプコンのゲーム、「 Lost Planet 」においてパソコンスペックが足りないと警告が出たことに始まる。贅沢に遊びたい僕としては許容できるものではなく、結果としてぶっ飛んだグラフィックカードを買ったわけである。この「 Lost Planet 」はインターネットを通じて登録が必要であり、またアップデートを受けなければならないためにやや面倒なところがあるのだが、そこそこ面白い。なんとなく、ゲーム性よりも映像性が重視されている感があるのだが、オンラインゲーム対戦もできるのでそこそこ遊べるだろう。

 それにしても。OSを再インストールしたせいでゲームソフトが消えてしまったのであるが、アップデート取得が遅い。全体でどれぐらいの容量を受けなければならないのか分からないのだが、転送容量が3KB/sってなんだよ、取得率87%から動かねぇっての! 午後十一時あたりだとアクセスが集中しているのだろうか。とりあえずバックグラウンドで動いてくれるようなのでほっといて、その他設定をいろいろとしていたわけである。午前二時ごろにようやくアップデートの取得が終了し、レッツプレイ! と意気込んだわけなのであるが。

 ……?



 いきなりモニターが真っ黒になったんですけど。



 あ、復帰した。ポインタだけ。ちょいと別画面を呼び出して……え? 「ディスプレイドライバが突然停止しましたが、正常に復帰しました。」?



 ゲーム画面真っ黒のままで復帰してない



 ディスプレイドライバって言うと、液晶モニター側の問題? えー、グラボの能力が高すぎてモニター側が追い付かないってこと? 過ぎたるは及ばざるがごとし?

 OS側の問題認識はどうなっているのか……ん? グラボのデバイスの問題? 最新のドライバをインストールすると治るかもしれない?



 さっきインストールしたばかりだ!!!



 ゲームを再起動してみても、なんか画面に変なちらつきが出ている。そしてすぐに画面が切れる。ディスプレイドライバが突然停止しましたが、正常に復帰しました。ゲーム画面は復帰してません。



 おいおい……勘弁してよ。



 ほんと、自作パソコンは地獄だぜ、フゥハハハァー。