九月一八日、火曜日の話
連休が明けて

 三日間の連休だったわけだけれど、やはり夜型生活は体調に悪い。

[◆]夜型生活は休めない

 土曜日は Vista の環境整理とデータ移送を行い、日曜日には大阪の日本橋のメイド喫茶に行って、月曜日は朝は琵琶湖に泳ぎに行き、昼からはゲーム実況をしていたわけであるが、この行動はそれぞれ異様に時間と労力が取られてしまってどうにも休めた気がしない。休みの日の方が平日よりも運動量が多く、やっていることが濃密になる。そのうえ、これらの労力を倍加させたと思われるのが夜型生活である。早い話が夜更かしして、次の日は昼まで起きないとかそういうことやってるから体がだるくてしんどいと言うわけである。我ながら、なんでこんなに寝る時間が遅くなるんだと思ってしまう。

 結局のところ、やりたいと思うことが多すぎるということなのだろう。十一時には寝たいと思っていても、やりたいことをやっていたら午前一時になってしまっている。切り上げてしまえばいいのに切り上げることが心情的に難しい。平日にはできないことをまとめてやってしまおうと考えがちになるわけで、事実休日じゃないとできないことは多い。平日にできないことが問題になっているのだろうか。

 当たり前の話ではあるが、平日に遊んでいたら間違いなく次の日には睡眠不足に陥ることになる。そもそも家に帰るのが午後九時ごろであり、飯を食べてお風呂に入ったら、遊ばずに寝なければ必要な睡眠時間は確保できない。でもって、僕の性格上遊ばないと言うのは相当つらい。ストレスは発散させておきたいし、ゲームもプレイしなけりゃ新しい別のゲームをプレイできないではないか。で、遊んだらもちろんのごとく時計は午前一時を過ぎていたりする。

 最近、睡眠時間が足りない。休憩時間には寝ることが多くなった。わずか一分で白昼夢のような夢を見ることができる。あと、記憶力が目立って落ちてきたように感じる。思考能力も鈍っていると言っていい。慢性的な頭痛と常に頭の中に重い物があるかのような感触。あと、かるーく欝病的症状が。なんだか、周りの人が僕を邪魔な目で見ているような気が少しする。これが慢性化したら本当にやばい。もとより仕事は嫌い、と言うか社会が嫌いではあるが、今のところはお金を稼いでおかいなといけないわけで、まだ仕事を辞めるには早い。田舎に土地を買わねばならないといけないわけです。家および農地分の。

 まあそれはいいとして、睡眠不足である。この連休に休めるかと思ったら、実のところさして休めなかった。やることが多すぎだ。平日にもっと私的な時間が欲しい。

[◆]私的時間は何時間?

 では、私的時間は何時間欲しいか。まず、現在の時間割を考えてみよう。一日二十四時間、まず睡眠に八時間で残り十六時間、仕事に十一時間(昼休み含む)で残り五時間、通勤に二時間半で三時間半、食事と風呂で二時間半。雑多を三〇分ぐらいと見て、私的時間は二時間ぐらい。……足りない。二時間なんてネットサーフィンして音楽聞いたら終わりじゃないか。パソコンの不具合などに時間を取られることを考えると、実質遊んでいられるのは一時間ぐらいである。また、ここに犬の散歩や時によってはご飯の用意なども入ってくるわけで、確実に睡眠時間を削らねばやってられない。

 では、実際にはどのぐらいの私的時間があってほしいのか。まず、現在は睡眠時間を三時間ほど削っている。この分から考えると、せめても私的時間は五時間。睡眠時間と合わせると十三時間。飯屋風呂で十四時間で、通勤時間を考えると十六時間半。残りは七時間半で昼休みを除くと勤務時間は六時間半。ゆったりした生活を送りたかったら、勤務時間は五時間と言うところか。

 一日五時間だけでOKな企業はまずないだろう。小中高校生の学校にいる時間より短い。ただ、行動すれば加減が効きそうなのが通勤時間で、小中高校生は普通、通学に二時間半も時間を取らない。僕の場合は通学の行き帰りで三〇分と言うところだ。小中高校生は学校に最低六時間いることになるが、一時間ほど僕の理想的な時間割よりも自由時間が多いことになる。素晴らしい。最近子供が荒れているのは、子供が自由時間六時間なのに対して親が二、三時間しか付き合えないからに違いない。親自身にやりたいことがあった場合、付き合う時間は一日一時間ぐらいかも。

 さて……僕の欲しい時間を得るためには、現代社会を支える企業をすべて諦めるか、会社に近いところに移住する必要があるわけだが。常人なら間違いなく後者を選ぶのだろうが、田舎に住みたい僕としては仕事辞めて田舎にひきこもって農業やってたいよ、ほんと。自分のために仕事をするっていうのがいいね。今の社会に便利なものは多いが、外になるものが多いので切っても構わないものが多い。パソコンは欲しいが、インターネットは要らない。

 まあ別に農業しなくても、田舎に行ってもひとはいるんだから収入口がないはずがないんと思うんだがなー。収入は激減するだろうが、高い出費が必要なわけでもあるまいに。必要なものを買いこんだら、田舎に引っ越してしまうがいいか。都会でしか買えないものを都会で働いて入手し、必要なものを得たら田舎に引っ越す。二年ぐらいで必要なものは大体揃いそうな気がする。

 今は耐えしのぶか……。二十代の間には田舎に移り住みたいもんだ。できれば二五歳ぐらいに。