二月 六日、火曜日の話
バレンタインデー近し

 そろそろ、ネットの掲示板にはバレンタインに対する悲壮感が漂い始めています。

[◆]本日の夢

 今日もまた、夢を見た。

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 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11

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 以上、夢の内容でした。「11」が一〇個続いている。ただそれだけの夢。何かのアドレスのような気もするし、何かの暗号かもしれない。

 試しにネットの検索をかけてみたらこれが意外にヒットするもので、まあまあ面白かった。11 を英字の順番号とすると 11 は k である。 k を十個並べて検索してみると、これもまあまあヒットする。ネットワークセキュリティーに関するファイルを見つけたので、ダウンロードさせてもらった。役に立つかもしれない。

 まあ、夢とは面白いものだ。

[◆]バレンタインデーについて

 バレンタインデーというのは、ローマ時代、禁止されていた騎士の結婚を内密に執り行った神父、バレンタインが処刑された日である。絶対的な法を犯してまで結婚した騎士の話は確かに恋愛話なのだろうが、チョコレートは特に関係していない。チョコレートが結びついたのは、この話が日本に入ってきてからの話である。最近は国外に逆輸入されており、国外の人も好きな人にチョコレートを渡しているそうな。国外の人たちの話、どこで読んだんだったかな……。

 まあとにかく、二月に入って2ちゃんねるの掲示板も少し浮き足立ってきたようだ。掲示板にはとりあえずもてない男たちがお互いに悲しみを語り合う場が形成され、もてる男たちへの怨嗟が囁かれることになる(何で悲しいのかは推して知るべし)。

 僕はこの語り合いには参加していない。そもそもチョコレートがもらえるなんて思ってないからで、語り合う必要がないからである。まあ、自分がもててないなんて分かりきっている。僕を好んでくれるような人間自体、男女合わせて二千人に一人いるかいないかって言うレベルのような気がする。それほど、僕という人間は一般社会からマイナス方向に隔絶した人格者ということであろう。就職すら危ういって感じだ。人間関係で。

 まあそれはいいとして、それはそれで盛り上がれればいいんだろうなぁと思う。話のネタになりゃ、何でもいい。ネットの掲示板とはそういうところだ。