十二月三〇日、土曜日の話
姫路へ行く

 本日は高校時代からの友人二人と、三人で姫路へ行ってきました。

[◆]THE TABI

 旅。簡単に言えば遠くに行くこと。今回の発案は旅が好きな友人K君……あ、二人ともKだな……仕方ない、名前のほうから取ってT君としますが、発案はT君でした。行き先は兵庫県姫路市にある太陽公園詳細。出発した時には詳細等、何も調べていなかったのですが、そもそも旅が失敗に終わったとしても僕は全然かまいません。僕の最大の目的は、この友人たち二人と、この一日の時間を共有することですから。

 さて、青春18切符を利用してJRに乗り込み姫路へ。京都−大阪−兵庫と県を移動して姫路へ。この間一時間半強、最近のお互いの状況情報を交換し、冗談を言い合いながら電車からの風景を眺めていました。

 十時ごろに移動を開始して十二時ごろに姫路駅に到着。姫路城が見えるとおりに出て、先に太陽公園に行くか姫路滋養にいくかを検討。昼食時であり、付近に飯屋が多そうな姫路城のほうから回ることにしました。やはり遠くに来た以上、何か姫路所縁(ひめじゆかり)のものを食べたいところですが、よく考えると姫路所縁のものって何でしょうね? 特に名産もなかったように思います。

 よく分からないまま姫路城の前まで来て、木下サーカスのテントの前を通り、トルコ料理はちょっとなぁと思いつつ、にの屋敷で定食屋の前に来ると店員に釣られて(店前でメニューを見ていたら「どうぞー」と声をかけられてそのまま入ってしまった)ひとまずうどんなどを食べました。そして、食べ終わった後に店員から姫路城は今は休城日であるという情報を得ました。

 姫路城にも登ってみたかったようで友人たちは少ししょんぼりしていました。とりあえず、門前まではいけるようなので行ってみることに。

 姫路城休城日(十二月二九日〜三一日)。どうやら本日は休城日のど真ん中だったようです。残念。仕方ないので城の周りを散策しつつ。

[◆]ここからは二〇〇八年 四月二九日に書き起こし

 姫路城の周りを散策した後はT君の案内でバスに乗り込み、太陽公園にいくことになりました。

 曇り空の下、バス停を降りて少し歩き、太陽公園へ。この太陽公園、どうやら障害をもった人たちの養護施設が管理しているらしく、裏手には養護施設があって公園の入り口には障害を持った人が入場券を販売していました。そう、入るためには入場料が必要です。そんなに高いものじゃないけれども。

 世界中にある有名なモニュメントのレプリカの間を歩き、T君の案内で兵士俑(中国の兵士の石像)千体が置かれている倉庫を見、万里の長城を歩いてなんやら仏教のお坊さんの石像がたくさん置いてある坂を上り、お寺をめぐって万里の長城に戻り、さらに歩いて中国の建造物のレプリカとかがけに作られたでっかい医師の顔とかを見、塔のそばを歩いたりして丘の上から周りの景色に感嘆として、そろそろ暗くなってきたし閉園時間も過ぎてるしーということで戻り、真っ暗になった中をコーヒーの見ながらバスを待ち、バス停のごみを回収しに来たおばちゃんにコーヒー間を回収してもらい、やってきたバスで姫路に戻って電車に乗り込み、京都に戻ってきました。一年以上前のことなんて細部まで覚えてません。

 だけどまぁ、久しぶりの遠出で割りと面白かった。旅好きなT君の案内だけのことはあろう。また、どこかに行こうと誘ってほしいものだ。