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十月一九日、木曜日の話 ［◆］本日はコンパにつき
本日の午前一時ごろ、「今日、午後六時辺りから何も予定がなければコンパをやる」という大変急なメールが来ました。発案者はおそらくはゼミの先生でしょう、断るのはご法度というもの、すぐさま承知のメールを送りました。 二時半からの講義を受けてそのときに卒業アルバム用の写真を撮影。大学側から要請があったようですね。場所はＣ館というところの屋上、空中庭園です。最近はあまり来ませんが、晴れている日には昼食や読書には最適。夏にはちょっと暑すぎるのがありますが、程よい空間です。 で、先生は今いるＡ館の一階で待っているように言い渡し、一旦研究室へ。僕も付いていって荷物を置かせてもらいました。そして一階に行って見たら。 だーれもいないでやんの。 二人に電話しても二人とも出ない。ということは少なくともゼミ教室にいることないでしょう。椅子に座ってたら判ると思うし。と、いうことは先に行ってしまった？ 前々から解っていたことですが、ほんっとうに付き合いが悪すぎる。待っといてくれと先生が言ったのにそれをほっぽり出して先に行くとは失礼にもほどがあるだろう……。 で、Ｃ館屋上にて無事に写真撮影をし、その後は論文を読んで講義終了、六時まで待機する間に卒業アルバム用個人撮影をして後の時間はインターネットで情報収集。ニュースやらサブカル関係やら。サブカルチャー関係といえば聞こえはいいが、早い話があまり世間一般には受けのよくない情報収集です。まあ２ちゃんねる。 六時になり、先生の研究室にて集合。暇な人が先に店に行って予約を取り、卒論のことで相談がある人は研究室にて相談。 それから三〇分が過ぎて、ようやく焼肉屋に行くことになりました。どうやら先生は自転車を買ったようで、自転車を先に家においてから店に向かうとのこと。僕も焼肉屋へと向かいました。で、焼肉屋の前に行くとゼミ生たちが待っていました。 そしてしばらく外で待っていたのですがなかなか先生は来ず。仕方ない、ということで学生たちは店の中に入っていきました……って先に入っていいのかおい。普通は先生を待ち、先生を先頭にして店に入るものだろう。何かを間違えている！ 仕方ないので僕は外で先生を待つことに。僕はある程度、自分の考えを守る人間なもので。で、先生が来た段階で店に入りました。 焼肉は滞りなく食べることが出来ましたが、どうも先生はあまり食べれていない雰囲気が漂っています。やはり話題の中心には先生がいるわけで、食べることよりもしゃべることを優先しているらしい。先生のために肉を焼いてさらに取るぐらいはすれば良かった。自分も食べることに専念していたのでこれは手痛いミスかもしれません。今度から気をつけよう。 さて、話題としては基本的にオフレコなんですがひとつ。うちのゼミのひとつ下の学生がミクシー内部のコミュニティーにてうちのゼミのコミュニティーを作っており、そこに先生の写真を無断使用していたという。これには驚いたね。肖像権侵害もはなはだしいが、ミクシー内部だからってネット上に流れるデータであることは間違いないわけで、そこに教授という地位の人の写真が乗れば何に使われるか分かったものじゃない。馬鹿か。 ミクシーを取り扱うぐらいだから、それなりにネットの危険性を把握しておいてほしいものです。 さて、十時ごろに家が遠い人たちが退去し、寂しくなったところで残りのメンバーでカラオケに行くことに。十時半に一時間契約でカラオケ入りし、とりあえず歌うことにしました。つっても、僕の歌える曲なんてたかが知れてますけれどね。とかいう間に、一曲だけ歌って早々に退去した人が二人。これで部屋の中には先生を含めて四人です。本当のところは僕もそこで帰らないと終電に間に合わないことがわかっていました。しかしながら、ここで帰るのも間が悪い。……ぎりぎり何とか間に合うかなぁ。先生はラーメンを食べており、やはり焼肉屋ではあまり食べれなかったことが伺えます。 とりあえず、他の人が有名っぽい歌を歌っている中で、僕が歌ったのは「創生のアクエリオン」と「ハレ晴レ愉快」。この歌は歌わないとね、カラオケにきたら。……しかし、歌いやすくするためにキーを落としたら、原曲そのものがなんか変になっているのがね……たとえ僕の声が追いつかなくても、原曲のままで流したほうが良さげだ……。 で。一時間が過ぎて終了〜と思っていました。そしたら、「もう一時間行こう！」と先生。終電の心配がきれいさっぱり吹き飛んでありがたいです。代わりに自分のへたれぶりにがっくりです。 仕方ないのでさらに歌を選んでいたら、一〇分後、「じゃ、この辺りで帰るよ」と先生。……延長した残り五〇分はどうするんですかっ！ ……まあ、先生は明日の朝から仕事らしいので、早く帰って焼肉屋で飲んだ酒を抜かなきゃならないですよねって、じゃあなんで延長したんすかっ！ 先生が帰っていくのを見届けて、後はやけになって歌うしかありませんでした。ＡＩＲの「鳥の詩」、スマップの「ストレス」、ゾイドジェネシスの「NO FUTURE」。見事にアニメやらエロゲーやらってとこです。ＡＩＲはアニメになっているから、アニメに統一していいのだろうか。僕はアニメ見てないからエロゲーでいいか……って、ＡＩＲ、僕やってないわ。サントラ持ってるだけで。(´▽｀*)ｱﾊﾊ 時刻は一時。電車なんか動いているはずもなく。ＪＲなら動いているでしょうが、うちの大学は残念ながらＪＲ駅から遠い。どれぐらい遠いかというと三駅分。徒歩にして一時間というところか。そこからＪＲに乗って京都に戻るまでには午前三時を回ってます。京都駅からは迎えに来てもらうかタクシーしかないので、厳しい。普通に大学付近をぐるぐる歩き回って始発を待ったほうがいい気がする。三時間か四時間程度です。 そのことを他の二人に話したら、「裏に漫画喫茶があったはずだよ」という情報ゲット！ 一人はバイクにまたがり家に帰り、一人は友人の家に泊まりに行き、僕は漫画喫茶に入ることになりました。親には携帯から連絡。漫画喫茶入りしました。 ［◆］漫画喫茶で一泊
漫画喫茶にて会員登録し、個室を頼んで個室に入りました。最近の漫画喫茶は個室に入れば寝てもＯＫ食べてもＯＫというところが多く、インターネットも完備でオンラインゲームも出来ます。久しぶりにラグナロクオンラインでもやろうかなと思ったのですが、自分のアカウントコードが分からない。オンラインはあきらめて、２ちゃんねる、ニュース速報ＶＩＰを見……サーバダウンしてやがんの！ 僕がこういう状況のときにタイミング悪くサーバダウンとは。楽しみが半減だ。 まあそれでも、TDoS はプレイできたのでそちらで遊んでました。他のプレイヤーに状況を伝えてまたーりしてました。しかし、TDoS プレイヤーも賛辞を過ぎればみんな就寝してしまい、暇になった僕はジュースを飲みながら、読みたいけれど買わなかった漫画を読み漁りました。時間ならあるわけで。 意外と面白いもので、こういうときはぜんぜん眠くなりません。周りの環境が非常事態だからでしょう。漫画喫茶に泊まることなんて僕の日常ではありません。まあそれでも、一回フローズンをキーボードにぶっ掛けてしまったのですが。眠くなくとも注意力などは激しく落ちています。普通なら驚く程度はするのでしょうが、驚くこともなく、すばやくかばんの中から大量のポケットティッシュを取り出し、すばやくフローズンを拭い取りました。これがジュースだったら弁明の余地なく弁償になっていたことでしょう。運がよかった。 ゴミ箱は存在しないので、フローズンを抱え込んだティッシュ類はポケットティッシュの包みに入れてかばんの中に回収。漫画喫茶を出た跡に駅のゴミ箱に捨てれば、証拠は少しねちゃっとした机だけになります。まあ、ばれまい。ほんっとうにフローズンでよかった。家に帰ったらポケットティッシュの補充と緊急用ビニール袋の用意をしておこう。 そういうこともあったりしながら、漫画を読み続けて午前六時。とっくに電車は動いているので漫画喫茶を出て駅に向かい、ゴミ箱にごみを捨てて家に帰りました。家にたどり着いたのは午前七時半で、朝食を食べた後、ばったりと就寝しました。漫画喫茶……なかなか良いところだった。僕は手癖の悪い客ではあったが。 ちなみに次の日、ゼミ仲間から「昨日は徘徊してたん？」という旨のメールが届きました。どうやら、最後まで残っていた二人のうちの一人から連絡が回ったようです。まー、徘徊せずにすんだのは良かったなぁ。 |
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