九月 一日、金曜日の話 [◆]まずは履歴書だ
本日の午前十時半頃、家を出ました。目的地は大学の就職課。先駆けてアドバイスを貰うならば、まずはここに行くと良いだろうと判断しました。アドバイスをもらえなくても何か進展はあるような気がします。 大学に行くまでの間には、大学にて配られた就職案内の「就職活動 〜スタート編〜」を予備知識として読むことにしました。内容はすべて配られた当時、僕が三回生の秋学期の頃、つまりは今から一年前の心構えが書かれています。一年前に配られたものを今更読むことになるとは。読んでなかった僕が悪いんですが。 この本には就職課の利用方法などが書かれているのですが、読み始めてから就職課のことを何も知らなかったんだなーと痛感。予約が要らない、ということ自体も知らなかった。予約が必要だったら本日の大学行きは全て無駄になってしまう可能性も高かった。その場合は日本橋まで行って虎の穴にでも行くかね? 笑える。 大学に到着し、就職課が受付をしていることを確認。いざ、突入です。夏休み中ということもあって基本的に学生はおらず、就職課はがら空きでした。この時期になって就職課のまともな利用が初めてというのも少し恥ずかしく思いながら、受付の人に教えてもらって受け付け票を書き、提出。すぐに就職課担当の人の席に通されました。担当の人は若手の人でした。 おおよその事情を話すと助言を快諾してくれて、僕がコンピューター好きであることを知るや否や「じゃあ簡単じゃないか!」とさっとコンピューター関係の企業一覧を出してくれました。メインはIT企業に行くことになりそうです。IT企業に行けば仕事ついでに何かしら技術も見につきそうな気がするので、僕自身も実は乗り気。 とりあえず、企業についての求人情報から従業員数と企業資産、僕の大学を卒業した社員がいるかどうかを調べていくつかリストアップ。ひとまずはそのリストアップされた企業の説明会に行くことになりそうです。 就職活動に先立って、まずやるのは履歴書作成。まずは買いに行かないとなー。 と、いうわけで、さっさと履歴書を買ってパソコン室で書くことに。意外とパソコン室の環境が書類を書くのに適していた。本当はただ掲示板を見にネット環境があるところに行っただけだったのだが。 〜三時間経過〜 意外と苦戦した。書き損じがやたらと多い。下書きなんだし修正液を使えばいいじゃないかと思いついたのは少し前の話で、やっぱきれいに書きたかったのだろう。緊張しているということなんだろうか。まあ、きれいに書いたところでもとの字がそもそも汚いのではあるが。どうしようもないなー。 で、下書きをもって再び就職課へ。時間も遅いためか、すでに前に相談を受けてもらった人はいないらしい。代わりの人に添削してもらった、のだが……履歴書と僕の話を総合して、書く文そのものを考えはじめたよこの人。「自分の言葉で書くことが大切」と言っていたはずなのだが、そのあたりは人によるのだろうか。なんだか、「他人が書いたラブレター」的な感触が会って使いたくないなぁ……。 とりあえず、指示には従っておくことにはするけれども。さて、どうなることやら。 |
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