八月 二日、水曜日の話
部屋の整理整頓

 うーむ、整理整頓と言っても限界があるようだなぁ。

[◆]もっと広い部屋が欲しい

 最近は部屋や本棚が乱雑としてきたので、掃除をかねて整理整頓をすることにしました。最初の難関は室内通路に置かれた新聞の山。五月中旬から取り始めた日経新聞がすべて溜め込まれています。これをどうにかしないと移動の際に足に支えます(つかえます)。折りたたまれた新聞紙を全部積むとその高さは約30cm。ここで捨てるのでなければ、さらに高くなることは明白であり、つまりは棚の中など高さに上限がある格納場所は不適格です。

 と、言うわけで物を動かしてはスペースを作り、物をしまっては整理整頓し、を続けていきました。そこで気になるのが、やはり全体的な空間容量の事です。どれだけ整理しても、全体的な空間容量が充分でないと手狭になってしまいます。そして、感じるわけです。僕の部屋は快適さを満たすにはすでに空間容量が足りなくなってきている、と。要するに物が溢れ始めているわけです。

 これを打開するのに一番簡単な方法は、物を捨てること。物を部屋から出せば空間容量は増える。真理です。しかし、僕は自分で言うのもあれですが、不必要だと思うものはほとんど部屋にありません。……もらい物のキーホルダーとかは正直、いらないと思うんですがねぇ……。

 また、別の方法としては部屋そのものを広くすることが考えられます。……引越しでもしろってか、無茶な。

 またまた別な方法としては、別の次元に空間を取ってそこに物を入れることで……四次元ポケット〜〜'`,、(´∀`*) '`,、

 唐突に話は脱線しますが、最近、コンピューター室が欲しくなりました。コンピューターしかない部屋です。イメージ的には、部屋一つに机とコンピューターしかないような。なぜかと言うと、最近机の上が使いづらい。原因は常に出しっぱなしのノートパソコンというところ。モニターを上げたままでは格納場所に入らないのが少し痛い……。台座のパーツを取って低くするかなぁ。机に傷がつきそうだけれど(僕はノートパソコンの下に鉄製の金網棚を台としておいています。ノートパソコンをそのまま机に置くと、熱がこもって軽くやばそうになるため)。

 ひとつの部屋に一台のパソコン……モニター三つぐらいでいろいろ管理……うーん、やってみたい夢ではありますな! 思いっきりインドアな夢ですが。いーじゃん、どーせSFになったら外に行くほうが珍しいんだし。

 そんなコンピューター好き好きな様子をひけらかしつつ、もくもくと掃除。新聞紙が片付いたら掃除を行い、大学の資料などを資料棚へと格納。散乱していたものをまとめたので、かなり部屋が綺麗になった。資料棚というのは、僕が小説を書いていた時の癖で何か参考になりそうなものを残しておく習性の末に作られたものである。大学の講義で受け取ったプリントなどは全て保管してある。そのほかには高校の教科書や予備校の教科書、プリントなど、すべて保存してある。これがあるから部屋が手狭になっているような気がものすごくする。ああ、資料室が欲しい。

 今のところ、大きい部屋を手に入れるには僕が就職して自分の部屋を買うことだろうが、んなもん就職したからって買える筈がなく、親との兼ね合いからどれだけ自分にお金が残るか分かったもんじゃない。しかも、僕はまだ就職先が見つかっていないからこれすらも皮算用である。

 さて、次は本棚に取り掛かろうとして、パソコンで掲示板のほうを見たらジャズ放送が始まっていたのでそちらにいき、AAサイトの作業をすることに。全ての整理整頓が終わるには四日ぐらい掛かりそうだ。

[◆]就職をしたら?

 さて……就職をしたらどうなるだろうか、と時々に想像する。就職とは労働をしてお金をもらう状態になることである。労働に対して会社は賃金を払うわけだ。この考えから行けば、会社全体がどれだけ儲かろうが、労働内容が変わっていなければ賃金は変わらない事になる。何分、労働内容が変わっていないので。給料がいいとは、それなりの苦労をしているということになるんだろう。

 さて。ここのところ、僕は深夜まで起きていることが多い。深夜まで起きていることが多いと言うことはそれだけ遅くまで寝ていることが多くなると言うことである。大体二時ごろに就寝して十時ごろに起床。で、常識的に考えて就職してしまえばこんな生活リズムでいられなくなることは明白である。午後十時に起床して午前六時には起きねばなるまい。下手をすると午前五時が当たり前になる可能性がある。極端と思う人がいるかもしれないが、去年の夏に企業実習で一ヶ月ただ働きしてきた僕にとっては的外れでもない。企業実習と就職は違う。企業実習はなんだかんだ言って見逃されてきた部分はあるのだ。金もらってないのだから一生懸命働けと言われてもモチベーションは保てないのだが、体験としてはそういうところが分かるのである。大阪の企業に行けば朝の七時には会社内にいて、社内清掃でもしないといけないかも知れない。大手なら清掃業者を雇うのだろうが、そういうのを雇えない中小企業は自分達でやらなければならないのだから、どうしても早く出社してサービス清掃、遅くまでサービス残業となるわけだ。

 そんな中で、果たして自分の好きなことが出来るだろうか? 答えはNOだ。企業実習中にコーヒー飲みまくった上で睡眠不足で居眠りしてた僕の体が物語っている。家に帰ったら四の五を言わずに寝なくてはならない。深夜のジャズスレなんか見ている余裕はあるまい。この年になって睡眠時間が短くてもよくならないかと期待したが、やはり七時間以上は寝ないと頭が起きてくれない。この夏に汗をかきながらも寝ようとする自分を見ていれば、それはどうしようもない事実であると分かろうと言うものである。

 この点から、僕自身は企業には向いていない体質なのだろうと思う。就職活動をなかなかしないのも、そういう思いがあるからかもしれない。で、生活リズムに縛られずにお金を稼ごうと思ったら表舞台の仕事なら芸術系が考えられる。小説を書くなど。ただ、僕自身は最近の自分には小説を書く気力がなくなっていると思っている。小説を書くことが面白くなくなってしまったのか……自分が小説を書いていることを馬鹿にされたら怒る時期もあったが、今はそんなこともない。オンラインゲームにはまったのが問題だったのかというと、実のところそんなこともなかったのだろう。飽きたのだ。いつものごとく。

 自分がどう生きていくのか大変興味深いところだ。職にも就けずに周りから冷たい目で見られながらのたれ死ぬのか、普通にどこかに就職してしまうのか、変なところで手が差し伸べられるのか。少なくとも、何か特殊能力を身に付けてしまって表の世界では生きられなくなりました、などという夢のような展開はありはすまい。あー、空とびてー。異世界いきてー。宇宙の果てでもいいです。……夢だのぅ。