七月二七日、木曜日の話
試験終了。

 卒業か留年か、天下分け目の試験が終了しました。

[◆]その必修、春学期のみに付き

 今回の試験は、僕の大学卒業か、もしくは留年かが決定するかなり重要度の高い試験でした。というのはこの三年間、僕が興味惹かれた講義ばっかり取っていて「必修単位」というのを見落としており、この最後の最後になって全体的な卒業単位はオーバーしているものの(三回生終了時修得単位状況:修得単位/卒業必要単位=126/124)卒業単位数に関らず絶対に取らなくてはならない基幹科目の講義を一つ取り逃していたことが判明しました。その基幹科目の開講期間は四月から七月までの春学期の間だけ。ここで単位を取れなくば八月から三月までの間は本当に何をしろって言うんだという、虚しい期間になってしまいます。子供が出来たら、なかなか語ることの出来ない人生の恥部になってしまう。いや、それなりに育ったら言わなくても感づかれると思いますが。ヽ(´▽`)/

 で、そんな重要な試験なのに勉強を始めたのが昨日の午後十一時。もうすぐ日付が変わろうかという勢いです。

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|   あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|   『家に帰った午後三時から勉強しようとしていたら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ   いつのまにか午後九時になり、風呂や夕食に追われていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   昼寝だとかマリオだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…

 緊急出演:ポルナレフさん(ジョジョの奇妙な冒険 第三部)

 最近よく行く掲示板への書き込みもやめて、昨日(ほぼ、今日か?)はひたすら勉強をしていました。人間形成論でイギリスの騎士道精神教育を説いたロックさんの主張を暗記し、ヨーロッパで迫害を受けてアメリカに渡米、近代社会から身を遠ざけて生活しているアーミッシュさんたちの母国語はペンシルベニア・ダッチ(200年以上前のドイツ語。日本で言う古語のような言葉で、ドイツ人が聞いても分からないらしい)ということも覚えました。



   ……気が付いたら 寝 て た 。



 朝日を眺めながら次は比較文化論の勉強。アングロ・アメリカとラテン・アメリカの文化的構造の違い、アメリカ国家とエスニックシティ、ヒスパニック、ラティーノ、マヤ文明、重火器、馬、イギリス、スペイン、うんぬんかんぬん。ワールドカップは各国代表のサッカーチームの力量しか見てないので、比較文化論的見地から論ぜよといわれてもわかんないっす! すいません、なんちゃって大学生です。この問いはぽいっだな。

 そうする間に時間が来て、朝食を食べたら大学へ。電車に揺られてもなお勉強。

 さて、最近は中高生の方もここに来ているようなので、突然ではあるがなんちゃって大学生の試験対策を見てみよう。

 ぶっちゃけ、なんちゃって大学の文科系の試験は、勉強に一週間もいらない。僕でこそ前日から勉強を始めているせいで焦っているが、復習には一日あれば充分である。なんともすれば、元からして勉強している内容が中高校と比べると断然、薄い。中高生でまともな生徒をやってきた人は、その大学の講義内容に驚くかもしれない。確かに、大学の講義はドイツ文化から環境問題、心理学から機械工学といろいろあるが、専門的になればなるほど難しく、一般的になればなるほど、中学生でも分かる内容になる。文科系大学の場合はその簡単さはぽかーんとするところ。とはいえ、僕は別に他の大学に潜り込んだことがないので、僕の意見は主観的であり客観的ではない。比べる相手がいないのでわからない。ただ、う ち の 大 学 の レ ベ ル は 低 い ぞ !

 講師のレベルは高いんだけれど、学生のレベルが低すぎて講師がまともな力を出せてないっぽいんだよなー。講義中の私語注意がなくなれば、もっと面白い話が聞けそうなのではあるが。つーか、講義を邪魔しに来る学生を処罰できるルールが欲しいよ、ほんと。大学側が生き残るためにひたすら学生の質を見ず、数を増やそうとしている最中、その実現はないだろうけれども。そして、学生の質を見られていたらたぶん、僕は二浪を強いられていただろうことは間違いないかも知れん。馬犬 目 ぽ..._〆(゚▽゚*)

 さて、脱線したが、試験である。大学について掲示板にて試験教室を確認。たぶんカンニング対策だろう、どの教室で試験が行われるかは全て当日になってから発表される。で、確認している間に試験開始チャーーーイム!! 試験問題を確認する時間が! 考える時間が! というわけでダッシュです。

 人間形成論の試験教室に着き、学生証を見せて席に着き、筆記用具を準備して試験答案をもらって問題を確

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         (.___,,,... -ァァフ|      あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
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         |l、{   j} /,,ィ//|   『問題を見たら全ての問題が五つの選択肢から正しいもの、
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ   間違っているものを回答せよっていうだけだった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   単語暗記だとか必死に勉強だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
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 再び緊急出演:ポルナレフさん(ジョジョの奇妙な冒険 第三部)

 なーんていうんでしょう。五分遅刻して焦ったのがあほらしいほどに簡単な問題。センター試験のように引っ掛け問題でもなく、真っ向勝負に真剣に、また素直に聞いているだけでした。試験勉強なんか必要ねーよ。講義に出ていればそれだけでオールOKな問題でした。記憶の片隅に情報が入っていればそれで全部解けます。

 大学の試験は、開始から二五分立てば答案を提出して退室が可能になります。五分遅刻して、一〇分で回答が終わり、一〇分暇にしていました。そう、大学の試験って言うのは「講義に出ていたかどうかを確認している」だけという色が実は強い。そこに英語や数学の公式の暗記などという、なんか苦労する事柄はあまりありません。講義に出ていれば解ける試験というのは案外多いんだよな、ここ。

 仕方ないので、二五分過ぎてからもしばらく、答案を出してくる人々をウォッチング。大抵、答案を出せばなんかつぶやく人というのは多くて、試験を受けている人がいるのに騒ぐ質の低い学生も多いわけです。で、聞いた端々を見ると「問題分かった?」「わっかんねー」と、講義に来てない学生が付け焼刃的に試験を受けている様子が分かるわけです。留年でもして大学に無駄金を振り込むがいい。

 さて、僕もうかうかしていられない。教室を退室し、近くのラウンジで文化人類学の勉強を開始。しかし、暑い。このラウンジ、ちょっと前までは個別にエアコン設定が出来たのに、今では出来なくなってしまいました。換気扇を回しても熱い空気が動くだけで結局暑い。冷たい空気プリーズ!

 で、人間形成論の試験教室から試験を受ける学生がいなくなり、監督教師がいなくなったのを見計らって教室を占拠、エアコンの効いた教室でひたすら試験勉強。そのまま昼休みに突入し、友人にメールを送ると近くの飲食店で飯を食べているというので会いに行きました。ここまで来て、 友人と過ごす>試験勉強 です。この不等号はよっぽどのことがないと変わらんね。

 とはいえ、試験そのものの開始時刻が迫っていたこともあり(休憩時間は三五分です。短い)、友人が買っていたパンを代金を払って貰いうけ、それ一個を昼食として試験教室に向かいました。「一〇分前に行かないと準備できないだろう」と気遣ってくれた友人に感謝です。

 そして試験教室に到着。しかし、パソコン教室で試験やるのか? てか、なんてみんなパソコンを立ち上げ

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         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
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         |l、{   j} /,,ィ//|   『教室前の黒板を見たら「〜情報学」という講義名が書かれていた。
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ   試験を行う教室を間違えていた!!
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   友人の気遣いだとか自分の勘違いだとか
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  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
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 三度緊急出演:ポルナレフさん(ジョジョの奇妙な冒険 第三部)

 あわてて掲示板に再確認しに行きました。この時点で友人の気遣いは蒸発と相成り、「僕って短命かも」と思いつつ教室を確認。くそっ、もう一つ上の階だった!! そして試験開始ちゃーーーーーーーーーーいむ!! お わ っ と る 。

 エレベーターを待つのももどかしく階段を駆け上がり、教室に入る前に息を整えて「遅刻したのにかっこいい」という出るところに出れば叩き必至の意味不明さを醸し出し(かもしだし)、試験を開始。とりあえず、覚えたことを書きまくりました。アングロアメリカは元イギリス植民地、ラテンアメリカは元スペイン植民地で、ネイティブアメリカンでメスティソで政財界で。

 とりあえず、ワールドカップに関する問題以外を全て回答し、後は叩いても振っても回しても何も出てこないなーというところで答案を提出、退室しました。これにて僕の大学で受ける試験は全て終了です。留年しなければ。'`,、(´∀`*) '`,、

[◆]ゼミナールのデスマッチ

 試験が終わったらしばらく休憩を取りました。本当はまともな昼食を取ったほうがよかったんでしょうが、何を食べようかとふらふらしているうちに本屋に行って「空想科学読本5」と「うちのネコが訴えられました!?」というなんか厚い本と「フルメタル・パニック」の最新刊を購入。午後二時半、ゼミへ。

 本日、ゼミでは今まで遅れていた進行分を取り戻すべく、今日一日ずっと論文を読み合わせという強烈に眠そうなことをしていました。これを済まさないと卒論のまともな指導は望めそうにもない。と、言うわけで論文を読み合わせ。僕のゼミは社会心理、集団心理であり、論文の内容は集団のモチベーションや恋愛心理ないどのもの。内容的には興味深いのですが、論文は学者用の論文であり、言い回しがくどいというか、分かったことをそのまま書いていて噛み砕かれていないので、理解するのに時間が掛かる。これを書いている人はすっと読んですぐに理解できるんだろうか。いや、単にこっちの基礎学力が足りないだけかもしれないが。「いや〜、難しいねぇ」。先生がそう言うなら論文自体が難しいんでしょう。

 で、僕が参加を始めてから(ゼミの開始時刻と試験時間が重なっていたため、僕は途中参加)論文一本が終わらないうちから強烈な眠気に苛まれて(さいなまれて)いました。昨日、中途半端な睡眠しか取れなかったのもありますが、論文自体が眠い!

 と、いうわけで、休憩に入り次第ダッシュで研究室を飛び出してコンビニに走り、栄養剤の棚から「眠眠打破」清 涼 飲 料 水 。カフェイン圧縮剤なのだが清涼飲料水と書いてあるからそうなのだろう)とウィンターゼリー(これ一本でおにぎり一個ぐらいのエネルギー!)を買い、速攻で二つを飲みました。湯昼食といえばおにぎり三個とパン二つを食べる僕におにぎり一個ぐらいのエネルギーで足りるはずがないのですが、時間上仕方ない。眠眠打破はまろやかコーヒー味。まずくはないがおいしくもなく、とりあえず眠気が抑えられればいいです。

 ……本当に抑えている。論文が読まれている間、頭の中で眠気とカフェインの軍勢が大乱闘しているかのごとく、ぐらぐらとした感触があり、まさしく押さえ付けている感じです。その上、なぜかスーパーマリオワールドの音楽×1.25倍速が頭の中を回りまくっており、眠気がなくなると同時に集中力もなくなっとる。これは起きているだけ損なのではないか……。まあ、体面と言うのがあるから起きていたほうがいいに決まっているのだが。元気になりたかったら、さらに栄養剤も飲めってか。

 そうこうしている間に時刻は午後九時になりました。論文が最後に一本残りましたが時間的都合ってやつで、それは保留にしてみんなで焼肉屋へ。

 焼肉屋では男性と女性でなぜ値段が三百円も違うのか、女性が来れば男性も付いてくるからか、という至極しょうもない思いをしつつ、お肉を焼いては食べてました。女性が来れば男性も来る、というのはもう社会的に認められたパターンで、大学も女子学生が増えりゃー男子学生も増えるわ、という話が持ちあがることもあったりします。

 さて、お肉を食べつつビールを飲んだりしてましたが、どうにも盛り上がりが斑(まだら)になりますねー。うるさいところと静かなところと。僕は断然静かなほうですが、反対側は盛り上がってるわぁー。何の話してるのか知りませんが。まあ、疲れたし、楽しんでいる事はいい事です。ヽ(´▽`)/

 午後十一時になり、カルピスのチュウハイ飲んでたら盛り上がってた方がぞろぞろと帰宅。帰宅の挨拶が聞こえなかったのは僕だけかねー。まあいいや。とりあえず、飲み会も終了の雰囲気になったので、最後に頼んだチュウハイを飲んで終了、全員帰宅することに。あーつかれた。前回ほど酔わなくてよかった。前回はウィスキーを飲みすぎたんだよなー。

 と、いうわけで、日付が変わった頃に帰宅、一時ごろに寝ました。明日はゆっくり休もう。

 それにしても、日記が長くなったな。'`,、(´∀`*) '`,、