六月 一日、木曜日の話
お茶濁しのゼミナール

 形として見える就職活動もせず、形となる卒業論文研究もせず。

[◆]一週間は短い

 一週間のうちの五日間も休みでありながら、人生的に現在の最大懸案事項である就職活動と卒業論文について、ほとんど進展が見られません。もう六月に入ったというのに、これはのんびりしているというレベルではなくなっているなぁ。ただ怠けているだけだ。しかし、自分が怠けていると言うことを理解していながら、それらのために動こうという気にならない。自分は怠けています、と口では何とでも言えるということを証明したことになるだろう。言うだけ言って、対策を出さないのだから。対策の出ない話し合いのなんとも不毛なことか……。

 休みが多すぎて頭が伸びてるんでしょうかね。なんとなくですが、こんなのなら高校生のときのほうが頭は良かったんじゃないかと思う。経験の量としては現在のほうが断然に上なのだが、頭の回転速度と発想力、及び行動力は高校生のときのほうが良かったのではないか。もはやそれも過去のこと、記憶上で美化されている可能性はあるのだが高校生のときの僕ならこうした問題を突きつけられたときにどうしただろうか。

「保留してテレビゲームをする」。たぶんこれが正解だな。馬犬 目 ぽ..._〆(゚▽゚*)

 まあ、それはそうと、何でか最近は一週間が短い。木曜日、大学が終わったーと思ったらすぐに日曜日が終わって月曜日になり、水曜日にまた大学に行ってまた木曜日……という感覚。朝起きて、気がついたら正午を回り、いつの間にか四時になっていて七時、九時に夕食を食べたと思ったら十一時には眠くなり、歯を磨いて午前二時に就寝。どーよこのサイクル。二時間か三時間があっという間に飛んでしまう。頭が痛いです。何か充実感が足りない。ずっと家の中でパソコンのキーボード叩いていたらこんなもんなのだろうか……。

[◆]2ちゃんねるにて

 本日、悪名高きインターネットの日本最大の掲示板集積サイト、「2ちゃんねる」のなかでも最も有名な掲示板の一つ、「ニュー速(VIP)」を見に行ってました。いやー、さすがというべきか、クオリティが高いんだか低いんだか、ひたすらテンションの高い書き込みが多くて面白い。中には現在プレイ中のゲームを実況放送(インターネットラジオのようにゲームのプレイ状況を流しているもの)なんかしているものもあり、何十人もの人が同じものを見て感想を述べていくのには、その昔テレビが普及していなかった時代、テレビのある家に近所の人が集まって一緒に見ていたという風景が重なります。インターネットネットワークの技術が一般利用者に利用されている集大成とも取れる場所になっている、と感じました。

 まあ、その板の雰囲気としては「面白さこそが正義である」というような勢いになっており、場合によっては正義のために犠牲者が出るのもやむなし(「自分たちにとって」面白ければ全てよし)という感触があるため、暴走すれば問題を軒並み叩き出してくれるところではないかと思います。要するに、行動力があるんですよねー。良い意味でも悪い意味でも。とりあえず、僕はそこが犯罪の巣窟になっているとは思いませんね。2ちゃんねるを嫌う人は非常に多いですが、食べず嫌いがあるような気がします。

 で、そんな板になにやらインターネットラジオを開催しているというスレッドがあり、ふとそこのラジオを聴いていたのですが、これが意外と面白く。インターネットラジオ暦一ヶ月とする彼は、そんなにうまく事を運んでいるわけではなく放送をするのに必死なんですが、しかしその性格ゆえか笑わしてくれることもあり、スレッドのほうでも意外と人気になり(それでもマイナーな人気ではあったが)、スレッドが進むたびに嬉しそうに読み上げていました。なんとなく、羨ましいですねぇ。とても楽しそうで。

 放送終了間際に彼は視聴者からハンドルネームをもらい、「おつ!」と叫んで放送が終了した後にはただ聴いていただけの僕にも達成感がありました。よくがんばった。今度の放送ではぜひともスレッドに書き込みをしてあげたいんですけれど、2ちゃんねるに書き込む際には生IP(プロバイダーから渡されたIPそのもののこと。アクセスしている地域がホスト名から分かることがあるが、どこの誰のIPかはわかりっこない、と言われているが……)を晒すなと言う話もあるわけで、ここは僕の友人の中では一番2ちゃんねるに張り付いているイチノイカズイ殿に話を聞いてみよう。

 あと、2ちゃんねる専用ブラウザでも入れてみるかね。ギコネコなんか有名だよね。