五月 九日、火曜日の話
なべなべの誕生日前日

 えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。

[◆]一通のメール

 今日で一一日間に及ぶゴールデンウィークもおしまいです。こんなに長期のゴールデンウィークはもはや、人生で最後だろうなぁ。と、思いつつパソコンで作業をしていると、なべなべから一通のメールが舞い込んで来ました。メールを要約すると「 ゴールデンウィーク終わり/ (自主規制)/ 明日は俺の誕生日!」ということで、そのメールを見た瞬間に即座にスケジュールを確認しました。明日は大学が始まっており、とてもじゃないがお祝いにいけない。と、いう事は、今日、お先に祝わせてもらうしかない!

 即座になべなべに今日は一日家にいるのかどうかを確認し、何を誕生日プレゼントにするかを思案。彼の好みは分らないところが多いですが、食べ物のように消費できるものの方がいいような気がします。というより、一、二時間以内に揃えられるものが食べ物しかない。日用品を送ることも考えましたが、そのあたりのデパートで買えるようなものでは失礼というもの。んー。

 よし、買うものは京都名物の生八橋にしよう。この前食べたところで味も知っている。また、僕と同じくあまり生八橋を食べたことがないんじゃないかという気がする。彼に二十四時間密着取材をしたわけでもないけれど、そういう気がする。

 昼食を食べたあとにすぐに家を出て川原町の新京極で買い物。生八橋とロンドン焼きを購入しました。昼食のときにお母さんにプレゼントとして食べ物を買うことを話したら、やたらと甘栗を薦められましたがそれは辞めておきました。彼の場合は食べやすいものにしたほうがいいです。あと、「誕生日プレゼントに五千円は使うね」と言ったら「五千円も使ったら相手のお返しも高くなるでしょう!」と、相手のことを気遣っているようで要するに贈り物に大金かけるなという気前の悪いことを言うのには閉口しました。

 ちなみに、僕は贈り物をする際にそれにかけるお金は、ぶっちゃけると僕から見た相手の価値に比例します。僕から見て尊敬に値する人物ならば当然ながら贈り物にお金をかけても惜しくはない。たとえ将来に裏切られようと情けなくなろうと、今、このときに相手にはその価値がある、という判断で決めます。

 同様に、僕に対して何か贈り物がなされる場合、相手が感じる僕の価値で決めていいと思います。要するに、僕に価値がなければ百円の接着剤でもいいわけで。もちろん、こういうのは僕の様式なのでこれに従う必要なんかありません。つーか、やはり人それぞれの様式で贈ってもらうほうが楽しいしねー(笑)

 午後四時になべなべ宅に伺い、プレゼントを渡しました。その後は家に上がらせてもらって、なべなべと三時間ぐらいしゃべってました。主にFF12のしょぼさ具合についてとか。なべなべからバイオ4の話を聞いたんですけれど、アンブレラ社が倒産しちゃってるらしく。おいおい、どうなってんだ……。これはプレイするしか!(ぉ

 それにしても、なんだか他の人の家に行くと妙に疲れて寝転がってしまいます。よく、僕の家に遊びに来た友人も僕の部屋で寝転がっているので、僕だけの現象ではないようなのですが、無意識のうちに疲れてしまうんでしょうか……。かっこ悪いから寝転ばないように気をつけないと。

 そして七時、帰るときに「お誕生日、おめでとう!」と祝わせていただいて、なべなべ誕生日前日祝い計画はコンプリートとなりました。生八橋とロンドン焼きはおいしくいただいてください(笑)

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 四月三〇日に日記追加。「妹が髪の毛を染める」