五月 四日、木曜日、国民の休日の話
入社志願書、ようやく提出

 ふぅ、やっと出すことができた……。

[◆]時間を無駄にする男

 本日、起きたのは午後一時でした。冗談でも嘘でもなく、午後一時でした。午後一時、午後一時、一時一時一時。

 ぎゃあああああああああーーーーーー!!!



 さて、がっくり来たところで朝食を食べ、あわててインターネットでゴールデンウィーク中でも通常営業をしている郵便局を探すことに。なぜ探しているのかと言えば郵便屋さんに届けてもらいたい郵便物があるからで、その郵便物とはまあ、僕の人生に関るかもしれないもので。ぶっちゃけ、 入 社 志 願 書 である。締め切りは五月一〇日必着。これはもう速達しかないね。

 こんなにも遅れたのは、一重にボールペンできれいな字を書きつつ志願書を書くことに三時間ぐらいかかってしまったからだろうか。昨日も書き終わった時刻は午後七時で後回しにしたのである。ゴールデンウィークに突っ込んだら相当やばいというのは頭ではわかっていたのだが、これはもはや修正不可能な性格なのかも知れぬ。

 そう、僕には物事を早め早めに処理していこうという性質がない。これは一般的に、社会人としては必要な性質である。判ってるんですけれどね……。これには、もはや魂の性質として公と私、どっちに比重を置いているかといえば間違いなく私のほうに置いていることも関っているだろう。つまり、やらなければならない仕事を後に回して自分のやりたいことをやっているのである。ここ数日、自分のサーバのメールサーバをいじりまくってたのもそのせいだし。
 参考:[HADES] サーバ運営報告書

 さて、御託はこれぐらいにしてすぐに家を出て京都の中心地、京都駅の京都中央郵便局へ。京都駅の隣にあるこの郵便局はゴールデンウィーク中でも営業しているようです。ただし、通常業務は午後十二時半に終わってます。僕が起きる三〇分前やねー。(´▽`*)アハハ まあ、それでも通常営業外受付(ゆうゆう受付)がやっているのでそこでぱぱっと出してしまいました。

「この封筒を速達で送りたいんですけれど(僕)」
「はい、(封筒を受け取って重量量り、)三百九十円です」
「(お金をちょうどで払う僕)」
「ありがとうございました」

 この間一〇秒足らず。ここにくるまでに交通費が五百円近くかかっているので、しばらく京都駅を散策することにします。

 京都駅は1997年に新しく改築された京都でも一、二を争う大きな建物です(なんでそんなに大きいのかと言えば、京都特有の建築物高さ制限の規制を破ってる建物だからである)。多数の路線を抱え込み、大抵、京都の人が遠くに旅行に行くとなればここに立ち寄ることになるでしょう。建物の中にはたくさんの飲食店や売り場があるのはこういうところでは普通として、意外と大きい間取りをしているので空間的に広いです。少し歩けば日当たりのよい散歩道や運動に最適な長い階段があります。また、空中径路からは京都の街並みを一望することができます。写真つきで「ここらへんにこんなのが〜」という説明がありますが、よく分かりません。前はゲームセンターがあったのですが今はなくなっているようです。ちっ。

 しかし、今日はすごい晴れて風があることもあり、ものすごく気持ちがよかったです。こういう自然的な音がある環境というのは好きですね。家にいるときに比べたらとてもうるさいですが、やはり気持ちのいいうるささというのはあるものです。つーか、やっぱ鉄道には夏が似合うのー。線路に立ち上る陽炎、そこを走っていく電車……うーん、子供心をくすぐられますね。カメラもってくれば良かった。

 ひとまず京都駅を満喫したら京都タワーのほうに移動して本を買い、家族用に京都名物の八橋を購入して家に帰りました。時刻はすでに四時でしたが、他弁をかつて昼食とさせていただきました。

 さて、とりあえず志願書は出せたし、少しは一息つけるかな……。