三月一二日、日曜日の話
従兄弟の家に行く

 うーん……。

[◆]モニターから離れない、ということ

 本日は従兄弟の家にいく予定なんですが、昨日の晩に微熱を出した事といつもの如く我が家の昼食の遅さがあいまって、結局家を出たのは二時半でした。まあ、今までの経験上、従兄弟の家に早く行っても面白い事にはならない事が分かってるので、さもありなんなんですが。

 まずは祖母が経営している店の方に行くことに。今回の訪問は祖母に僕の顔を見せることも目的に入ってます。最近、僕の妹は顔をよく見せるのに僕は見せに来ないという話が親から流れてきていたもので。ひとまず、店に行って祖母に会い、近況の事についてしゃべってました。早めに話を切り上げて従兄弟の家に行こうとしたのですが、コーヒーを出されたので飲むことに。

 話は主に就職の事に付いて出した。やはり僕も大学にいられるのはあと一年な訳で、それにしたって周りの人はもう就職活動を始めているのに僕に至っては汚れたコートをクリーニングに出してません。就職活動をなめてるんでしょうね。まともに経験した事もないのに、何処かの会社には入れるだろうと思ってる。いや、入る事ならできるんですよ。会社のランクを下げてしまえば! 偏差値の低い大学に入り易いのと同様、会社の規模が小さくて給料も安い、そんなところにならば入れるんです。それが嫌だから、みんな倒産しなさそうで給料のいい所に入ろうとせめぎあってるわけで。

 さて、祖母と話を終えたら従兄弟の家の方に。すでに時計は四時を指しており、「昼ごろに行く」とは言ったとはいえ昼ごろとは全く言えません。うーむ、先に店の方に行ったのは失敗だったかのぅ。

 で……従兄弟のうちに行けば。従兄弟は「お昼に来るって行ってたじゃないか」と言いつつも、目はパソコンのモニターへ手はマウス、オンラインゲームでゲーム上の友人達と遊んでいました。しばらく横で見ていたのですが、飽きたのでおばさん(従兄弟のお母さん)と従妹とペット達としゃべったり遊んだりしていました。そーいやー、これだけ長くテレビを見るのも久しぶりだなぁ。

 夕食は従兄弟の家で頂く事になったのですが、従兄弟は夕食の時にも食事席に出てこず、なんだかよく分からない生活をしているようで。

 ふむぅ、僕もオンラインゲームにむしゃぶりついていた時期があったから分かるんですが……そうか、あの時の僕って、ものすげーつまらない奴だったんだなぁ。家に友達が来たときにオンラインゲームをし続けるなんてことまではしませんでしたが、ゲームを中断するまで横で待たされていた友人は、さぞかしつまらない思いをしていただろうな、と思います。

 そもそも、僕の部屋って何か遊ぶには何もなさ過ぎて、ただしゃべるだけには狭いって感があるんですよね。今度から喫茶店に行くようにしようかな。

 結局、従兄弟は気がついたら寝てしまっており、僕は祖父の遺影に線香を上げて帰りました。

[◆]僕は設計者?

 ウェブページを作りながら、オンラインゲームで組織を作りながら、サーバ上で公共地区を作りながら、さて、これは誰が使うために作られたものなのだろうと思い始めた。僕は色々なものを作っている。しかし、それらが有効に使われている形跡は今の所、ないように思う。ウェブページに来てくれて、楽しんでくれている人がいる事はいい。しかし、このウェブページの構造に関して、何か意見を言われた事は今までに一回しかない。

 まるで僕は目的なく色々なものの設計図を書いているようだ。もちろん、目的なく設計図を書けるわけはない。設計図とは、目的を達成するための手段だからだ。まあ、最後には「書きたかったから」という欲求満足目的があるのだが、それをみんなに使える形にする事は難しいようだ。そもそも、求められてないし。

 もう少し、活気の集まるサイトにしたいなぁと思いつつ、いろいろと思いつくものばら撒いているが、あまり成功している感触はない。さて、活気あるコミュニティサイトってどんなのか? それをやる意味と価値は? あー、わからんな。まあ、使われなくてもいいような気がするけれど。もともとから誰かの役に立つページを作るというよりは趣味のページだしなぁ。趣味にしてはやる事為す事馬鹿でかいような気もするが。

 ひとまず、使われないという事を前提に作って行くかー。何か矛盾しているような気もするが。