三月 六日、月曜日の話
ノートパソコンのキーボード壊れる

 この日記はサーバ用のキーボードをノートパソコンに接続してお送りしております。

[◆]ノーパソ内部清掃後の悲劇

 その日(つーか今日の事なのだが)、ネットサーフィンをだらだらとして自分のウェブページの更新もままならず、お気に入りのオンラインゲームは何か飽き気味であり、それでも何かやろうとしてアクションシューティングオンラインゲームを始めたら、通信障害なのか他のプレイヤーと遊ぶ事が出来ず、そそくさと退散。この時に気になったのが、その時に使用していたノートパソコンの熱廃棄のファンの音だった。

 そのときのファンの出力は最大のものであり、これはノート内部の熱がうまく廃棄されていないことを意味する。これの理由はノートパソコン内部の埃、ファンに取り付いた埃、CPUとクーラーの間のシリコンだかセラミックだかのグリスの不良などが考えられる。そこで、すぐにノートパソコン内部の清掃を開始した。すでにノートパソコンの分解は三回目、今回は新しくシリコングリスを買ってきていたのでグリスも交換する事にする。

 手を洗って静電気を逃がし、ノートパソコンから全てのコードと電池をとり外して分解。内部構造については経験があるため、必要な部分のねじを外してパーツを外し、目に付いた埃を掃除機で吸っていく。

 今回初経験となるグリスの交換であるが、古いグリスをティッシュでふき取り、こぼれた破片は掃除機で吸い取り。意外と粘性がある。綺麗にふき取ったら新しいグリスをCPUの上に出し、ヘラ代わりの「カプコンフレンドリーファンクラブ」会員証カードを使う。会員費を払ってないのでとっくの昔に破門済み。今でもまだ続いているんだろうか。

 意外と粘性があるので綺麗に塗れた。後はファンクーラーをかぶせてねじを締め直し、カバーをはめて清掃完了。そしておもむろにパソコンの起動ボタンを押し、電池も電源コードもつけてないことを思い出して接続、電源ボタンを押した。特に問題なく起動。

 さて、問題が起こった。ログイン画面においてパスワードが違うと連呼される。内部清掃にしてもハードディスクには影響は特にないはずである。逆さまにして壊れたというなら、そもそも起動すらすまい。で、よくよく見てみると、とあるキーが反応しなくてそのキーだけが入力されず、パスワードが正しくなくなっていた。

 調べてみると反応しないキーは「2wsxz」。キーボード文字列の左から一列目の一番下と二列目全部のキーが反応しなくなっていた。キーボードの問題らしい。もっかい分解してキーボード部分を取り出してみる。

 ノートパソコンのキーボードは薄い。くにゃくにゃと少しだけなら曲げられるほどだ。この下にはファンクーラーの熱伝板があり、キーボードからも熱が放散されるようになっている。キーボードの下側から信号伝達路であるコードがあり、それがノートパソコンのそこに取り付けられたマザーボードに取り付けられている。

 さてどうしたものか。ノートパソコンのキーボードともなると普通の店では買い換える事はできない。ノートパソコンのキーボードはノートパソコンの型に合うように設計されているからで、早い話がノーパソのキーボードを持っているのはノーパソを作った会社しか持ってないからである。つまりは、修理に出さないといけない。その間、ノーパソは僕の部屋からなくなるわけだ。ゲームどころか音楽も聴けなくなってしまう。ウェブページの更新も然り。

 何とか直らないものかとネットで情報を検索してみたり(この配列が反応しなくなる事は他にもあるらしい)、叩いてみたり振ってみたり(するとさらに左から三列目の「3edc」が反応しなくなった。キーボードをノートパソコンにはめるとなぜか直る)、終いにはキーボードとマザーボードとの接触が悪いんじゃないかと思ってひっこ抜いてみたり。

引っこ抜かれたキーボード

 ずぼっとね!

 ふはははは、もはや保証期間過ぎてるから、この程度しても問題ないわい。

 しかし、一向にキーボードから「2wsxz」が入力できない。マザボとの接触不良でもないようだ(つーか、よく無事にはめられたな……)。こうなると完全にキーボードがいかれたということで、修理に出さねばならないだろう。この状態ではオンラインゲームにも差し支える。つーか、パソコン上での作業をほとんどキーボードショットカットで対応している僕には致命的な障害である。

 うーむ、もう少しいじってはみるが……やっぱ修理かなぁ。このパソコンも買ってから三年。まだまだ現役ではあるが、メンテが必要な頃合かも知れん。ついでにOSのクリーンインストールもやるかな。OSのアップデートがことさら時間喰うのが珠に傷だな……。

 ……あ! 掃除と言えばサーバの方、月始めの内部清掃してない! 早くしなきゃ。

[◆]サーバ内部清掃にストロー活躍

 さて、サーバの内部清掃であるが、再び手を洗って静電気を逃がし、掃除機を使って埃を吸った。やはり、CPUファンとケースファンに埃が沢山付いている。一ヶ月程度なら、その量は大したものではないが、二ヶ月ぐらいが限度だろう。また、CPUファンの下のヒートシンク部(CPUからの熱を効率よく放散するための伝熱板)に詰まった埃はファンが邪魔で掃除機では吸う事ができない。これでは熱の放散が妨げられてしまう。

 とこでポーンと一つ。ストローを一つ持ってきて掃除機の狭いところ用の吸い込み口に取り付けてみた。すると、ファンの間からヒートシンク部まで吸い込み口(ストローの先)を持っていけるので埃を綺麗に取り除く事ができた。ふむー。もしもこれを商品化できたら売れるかも知れないね。掃除機取り付け用のストローのような吸い込み口。ちなみに、吸引力は最弱で。(^▽^) ハッハッハ