一月二六日、木曜日の話
大学にて試験中

 試験期間に突入しました。試験のある日とない日がそれなりに。

[◆]旧自治会員、退学処分に

 いやー、この話題に関してはほんとネットで晒していいのかなって気がものすごくするんですが、まあいいや。

 大学に行ったら、まともな活動をしていないがゆえに公認取り消しとなった自治会がその後もビラ撒きや大型看板を設置し続けたために、大学側で一週間前から撤去警告を出していた元で撤去作業を始めたら自治会員が撤去作業をしていた職員を突き飛ばして怪我をさせ、しかし自治会員は怪我をしたのは自分達のほうだと主張(事の起こった“一時間後”に救急車を呼び、一応医師の診断書が出ている)し、さらには裁判まで起こし(裁判費用がどこから出たのかが学生として気になる)、大学との話し合いで提訴を取り止めた(普通に負けそうだったから)にもかかわらず、裁判所の判決で自治会側が勝ったと嘘を並べ立て、その後に先の職員暴行事件で警察に逮捕(ゴミ記事として新聞にも載った)、つつがなく昨日に退学処分になったというわけである。

 彼らの主張は字面だけを見れば「学費値上げ反対」や「イラク出兵断固阻止」と、まあとくに悪い印象も感じないのであるが、実体としては学生からの自治会費を横取りし、自分達の生活に当てていたと噂される(噂にはなっているが証拠が出ていない。ただし、集めた金がどこにあるのかが全く分かっていない)ような組織であり、なおかつ自治会らしいことと言えば部活動に金を渡すことだけであった。昼になれば無駄としか思えない大量のビラを撒き、拡声器で学生の気分を逆なでするだけでなく近隣の住民にまで迷惑をかけ、街宣車まで持ち出し、何時の間にやらビラの内容は大学関係者の誹謗中傷になり下がった。大学理事会は金儲けとして大学を運営している? 私立大学なんだからそういうのはあって当たり前。入学当初から分かってるっていうの。一体何時の時代の批判だ。

 学内ではすでに自治会は化石の産物として認識されていた。金の支配権さえなければ部活動参加者にも見放されかねない立場にあったのが自治会であり、部活動に参加していない学生は金を取られるだけだったので不満も大きい。また、自治会員自体にも問題があった。別に犯罪を犯している訳ではないと思うのだが、ほとんどが別の大学から移ってきた人たちであり、しかも留年と休学を織り交ぜて大学にしがみついているような人たちであり、つまりは大学生としてはこの下もなく最下層な地位にいるのである。当然ながら大学の講義には一切出ていないため、大学生との接触はビラか騒音かしかない。それだけしかないのに大学生全員を馬鹿にしているというのは、もはやお花畑が見えているとしか思えないほどの域に達している。どの辺りをいじくり倒せば学生が自分達を支持してくれると思えるようになるのだろうか。

 そういうわけで、今回の退学処分に関して不服を唱える学生は本人達しかいないだろう。部活動に関しては大学側が部費を保証しているし、一般学生は昼休みの騒音と資源の無駄遣い、つまりは環境破壊も防げて万々歳である。まあ、自治会と関係していた外部組織がまだ何かやっているようだが、それらも時間と共に消え去るだろう。

 今後としては、自治会と派閥闘争があったらしい別の組織が台頭してくる事が考えられており、一般学生としてはこちらも懸案事項になっている。バランスが崩れたゆえに新しい問題はひっきりなしに上がってくるはずだが、学生側に自治会との争いで力がついている部分もあるので、いろいろと動いていくだろうと思われる。まあ、それらが渦巻く中で僕は卒業に向けて歩いて行く事になるだろう。

[◆]試験期間に入りました

 いやー、ここ三年間であらかた講義を取り尽くしたおかけで、試験の数の少ない事少ない事。たった四つしかない。まあ、たった四つでも一つ落とすと致命傷になりかねないので頑張らねばならないのだが、どうにも力が抜けてしまう。オンラインゲームをやってたりするわけで。

 まあ、試験に関してはあまり心配はしていない。大学の講義というのは高校までの授業とは違い、何回も同じ部分が出てきたりして広くはやらないからである。教科書のページ数で区切ったりはしないわけだ。英語などの講義はこの限りではないが。まあ、一部の先生は親切にも言ってくれたりするが、先生が何回もいう事はそれだけ重要な事なのである。そこを深く学んでおけば、試験前にノートを一五分眺めれば三ヵ月分の復習を終えることも充分に可能だ。ただし、これはあくまでも僕の大学の僕の学部の話で、頭のいいところはきっちりと絞める所は絞めている筈である。そうは言っても、別に僕は自分の大学の講師陣が低脳だとは思っていない(一部には即時退職を願いたい人もいるが)。ただ、学生は低脳が多いというだけだ。理由はまあ、ありきたりではあるが少子化を受けての学生数確保のせいだろう。大学が生き伸びるには馬鹿の金も欲しいというわけである。優秀な人材には迷惑だろうが、仕方がない。別に僕は優秀じゃないが、とりあえず学生の質ぐらいは分かるつもりである。家に引き篭って学費だけを払うが良い。

 さて、試験会場という学生にとって試練の場である場所の緊張感というのは割りと好きである。自分が試されている。笑い出したくなるような面白さを感じる。試されるというのは自分でも面白い物で、相手が見せる手の内に対してどこまで対応できるかというのは僕の知りたいところでもある。相手はある程度、手のうちのカードを事前に見せてくるわけだけれど、最後の一手は僕の頭の中に突きつけて来る訳だ。ノートのサポートもない監視された試験場で。不正行為なんかとんでもない。自分の楽しみを奪うだけだ。替え玉? 自分の楽しみを他人に上げるほど、僕は淡白な人間じゃないよ。駄目だったら駄目で、また出直してくればいいだけのことだと思う。そういう意味ではまだ学業は甘いほうだ。銃弾の飛び交う戦場ならば出直す事はほとんど無理だろうから。出直しますなんて言ったら敵にぶっ殺されるか味方に処刑されるかのどちらかだ。

 また、意外と人間の様子も面白い。試験中にひっきりなしに時計を見る人、退室許可が出た途端に退室する人、慌てて荷物をまとめて教室を出て行く人、ゆったりと荷物をまとめて出て行く人、机の上に消しゴムのカスを汚らしく放置する人、自分が終わった途端に騒ぎ出す馬鹿とかいたりする。僕は割りと最後まで残っている方で、自分の答案を見直した後にゆっくりと提出しゆっくりと荷物をまとめて先生に感謝した後に教室をゆっくりと出る。慌てても何かいい事があるわけではないからだ。慌てて駆けつけならなきゃならないほど短気な友人はいません。

 そーいうわけで、オンラインゲームもちびちびとやりますかね。