十二月 九日、金曜日の話
サーバへの道 〜福沢さん一二人死亡〜

 心の中で、「店員さん、あんた鬼や」と思ってました。

[◆]大阪の電々通り、日本橋へ

 大阪、日本橋(にっぽんばし)。ここは近畿地方の最大の電気街です。東京の秋葉原に負けず劣らず。メイド喫茶だってあるんだぜ!(ぉ

 それはともかく、今回は自作パソコンの先達として親友のぜんがー君に来てもらいました。彼は日本橋にはとある本日発売の品薄ソフトウェアを求めて来たそうです。ちなみに、品薄だったために手に入らなかったようで。「オタどもを舐めていたぜ……」と心底悔しそうでした。

 十一時半に虎の穴にて合流し、パソコンパーツ店を四件ほど回りました。マザーボードとビデオカード、電源とDVDドライブは最初の店で購入。CPU、メモリ、ハードディスクは店ごとに値段が違うために値段比較をして一番安いところから購入。歩いて一分の店で値段が千円ほど上下します。一番高い店と一番安い店では三千円ぐらいの開きが。ぜんがー殿がいてくれて本気で助かりました。月曜日からデートの申し込みよろしく、確保しておいて本当によかった(好きな子にデートを申し込むなら一週間前、遅くとも五日前が鉄則。週末のデートの申し込みは月曜日が狙い目だ!)。

 ちなみに、ぜんがー殿への申し込みのメールの一番最初のタイトルは「君の一日分の時間をくれ!」だった。重苦しいので辞めたけれど。まあ、それだけこの買い物には気合を入れてたんです。外れをつかんだら本気で洒落にならないから。

 ハードディスクドライブとメモリは店頭で渡された紙袋に入れておかず、安全を確保するためにすぐに持ってきた鞄に保管。ハードディスクはデリケートな部品であり、メモリに至っては折れます。簡単に。組み立ての時には静電気に注意しないとショートしてあっさりと天に召されます。

 パーツを全て買ったところで、最後にPCケースを買いました。持ち帰りで。いやー、持つべきものは友人だよね(ナニ

 細かいケーブルや部品は京都に帰って荷物を置いてから河原町に買いに行くことにし、二時間ほどで撤収しました。
 ここで、気になる買ったパーツのスペックは以下のものです。

 CPU Socket 939 AMD Athlon 64 3200+
 メモリ PC-3200 DDR333 512MB 二枚
 HDD Seagate 7200rpm 250GB 二個
 光ドライブ I.O DATA 内蔵型DVDドライブ
 マザーボード ASRock 939 Dual-SATA2(SATAHDDに対応、RAIDオンボード)
 ビデオカード GIGABYTE nVIDIA GeForce 6600 GV-NX66128DP(ファンレス)
 電源 Antec 480W TRUEPOWER 2.0
 PCケース OWL-PCG5(SV)/N

 金額合計 十万六千七百四十円

 ……十万円以内では無理だったが、意外と安くついたなー。予定していたクーラーを買わなかったからか。まぁ、あとLANケーブルとLANハブと延長混線とケーブルを買わんといかんしな。もう少しかかるが、移動費合わせて十一万ちょっというところ。

 僕の家への移動中にほか弁を買い、午後三時、僕の家にて昼食。午後四時に出発予定を立てて、それまでお茶を飲んだり「東方永夜抄」のリプレイデータを見たりしていました。まぁ、これのお陰で四時半ごろに家を出ることになってしまいましたが。ストーリーモード(全六面)、ちょっと長かったかなー。

 このとき、机の配置についてコメントをもらったので、後日に配置し直すことにします。

 さて、河原町にて京都の電々通りである寺町どおりへ。ここで手に入って日本橋で手に入らないはずがないコード類を買いました。しかし、これはあくまでついででしかありません。本当の目的はぜんがー殿が日本橋で手に入らなかった品薄ソフトウェアを発見することです。まぁ、京都の方が日本橋では売り切れていたハカギロワイヤルの本が平積みになってたぐらいですしねぇ……可能性はあるかも、と行ってみたのですが、残念ながら売りきれていました。よっぽど品薄だったようで。

 寺町通りで買ったLANハブとLANコード、SATAコード合わせて五千四百四十六円。パソコンにかかったお金は総額十一万二千百八十六円です。多分、我が家では一番高性能。入れるOSがLinuxなので、いつも使っているウィンドウズ用ソフトウェアはどれも使えませんけれども。

 午後六時半に家に戻り、パソコン組み立て開始。デジカメはお父さんが飲みかいに持って行ってしまったらしく手元になかったので、今回は写真はなしです。

 とりあえず、教本に従い最小パーツ(マザーボード、CPU、メモリ、ビデオカード、電源)をつなげてこれらに初期不良がないかどうかをチェックしました。ただし、この過程は実はぜんがー殿もやった事がなく、ちょっと手間取りました。つーかこのマザーボード、スイッチピンの色分けがされてなくてどこに差せばいいのか、マニュアル(英語と中国語サポート。日本語なし)を必死に解読して終いにはPCケースのスイッチコネクタを接続して起動させました。うまくモニターにBIOSの「起動デバイスが見つかりません」の英文字が。初期不良はないようです。

 次に組み立て。マザーボードにメモリを二枚挿し、ケースの両サイドの板を外し、マザーボードを固定し、外していたビデオカードを取りつけ、電源を取り付けて必要か書に電源ピンを挿し、DVDドライブを取り付け……というところで午後十時前。ぜんがー殿が帰宅。一人で不安になりつつもDVDドライブを取り付け、ハードディスクを固定し、ケーブルを取り付けて邪魔なケーブルはまとめてどけて、PCケース両サイドを取り付けて完成。すでに時刻は零時を過ぎており、言葉でいうほど簡単じゃなかったという事を皆様に知ってもらいつつ、BIOSの設定に進みました。

 次にOSをインストール。サーバ目的で作ったパソコンですが、どうせなら音楽ぐらい流せるようにしたいとろ。しかし、ドライバーをうまく読み込めなかったのか、インターネットにつなぐ事が出来ない。おっかしーなー、Linuxの教本ではつなげられるはずなのだが。

 で、ごちゃごちゃやってたらなんかOSが起動しなくなりました。うーんと思いつつ、再起動を繰り返している間にRAID機能の設定方法が分かり、設定。なんかエラーがでまくってOSが起動しなくなりました。(;´Д`)

 で、どうも今しがた設定したRAID機能に問題があったようなので、RAID機能を削除しました。結果、「起動デバイスが見つかりません」……。どうやら、RAID機能を削除するついでにLinuxも削除してしまったようです。

 この状態からRAID機能を設定し、もう一度OSインストール。時刻はすでに午前五時です。眠い。しかし、今の間に問題を解決できないと、モニターとキーボードを返さないといけない。実はモニターとキーボードは家庭用パソコンのものを拝借して使ってました。十一万も払っておいてモニターが買えるかっ。

 でー、そこからOSをインストールしたので、何とか起動しました。しかし……インターネットにつなげられないんですよ。IPアドレスの問題だろうか。うーん、問題ないはずなんだけれどなぁ。OS側からはインターネットアダプタは認識されており、問題なく動いているようなのですが。LANハブを使っていたら使えませんとかいう事はあるまい。

 そして午前六時半。睡魔に襲われて寝ることに。モニターとかは朝に返却になるので、返却してしまうと何も出来なくなります。モニター買うかなぁ……。

 本日、僕のパソコンの買い物に付き合ってもらい、さらに荷物を持ってくれて、僕の家まで来てパソコン組み立ての指南までしてくれた親友、ぜんがー殿に、限りない感謝をいたします。ありがとうございました!

 まぁ、何か手伝って欲しい事が合ったらできる限りの事をしますので、適当に使ってくれやー(´▽`*)