十一月三〇日、水曜日の話
十一月終了

 今年も残り一ヶ月。

[◆]サーバーの見通し

 んー、早い話、どのパーツを使うのかを決めれば、すぐにでも取り掛かれるだろうと言う予測はある。一応、作り方もわかっているし。しかし、金銭面の事情があるゆえに、進んだら取り返しがつかない。どのパーツを買えばいいのやら。

 あと、どのパーツを買うにしろ、予算十万円はかなりきつそうだ。

 CPU      二万円
 マザーボード   一万円
 ハードディスク  三万円(250GB、一万五千円×2)
 512MBメモリ 一万二千円(六千円×2)
 ビデオカード   一万円
 RAIDカード  二万三千円
 電源       五千円
 冷却ファン    一万円(CPUファン、ケースファン)
 ケース      一万円

 合計       十三万円(値段はおおよそなので、かなり上下します)

 思ったよりもRAIDカードが高い……! うーん、アルバイト料金やら副収入やらがいろいろあったので、前よりも資金は潤沢になっているとはいえ……それでも一万、二万の違いだし。やはり、OSはLinuxしか残されてないな。足りない資金は知識で補うしかなさそうだ。んー、しかし、さらにウィルス検地ソフトやらセキュリティーに関するソフトもいるだろうしなぁ。学割効くだろうか。フリーのソフトでいいならそれがいいのだが。

 とりあえず決めなくてはならないのはCPUである。CPUが決まればマザーボードの選択の幅が決まる。マザーボードが決まればハードディスクも決まり、まあいろいろと決まってくるわけである。まあ、初心者の僕がそこまで本気になって作ることも無いような気がするのだが、しかし、作るとなったらよりよいものを手にしたいという欲求はあるわけで。がんばったけれど出来たのがポンコツでは精神的ダメージは計り知れない。

 また、友人に開放するとして、どれだけこのサーバーが活用されるのかもわからない。250GBである。一人に1GBのスペースを出したとしても、約二〇〇人は使える。掲示板やアップローダーなどの公的サービスもするつもりだが、一般開放には抵抗がある。一本のコードの先には何億という人間がいる。サーバーを立てたらハッキングされないという保証はどこにも無い。「こんな一般人のサーバーなんか狙われないって」というのは馬鹿の発言であり、むしろ一般人だから狙われることを覚悟しておかなくてはならない。友人に開放するつもりなら防御策は必要であろう。

[◆]なっさけない新成人の姿

 この度ー、僕の妹が成人式に出ることになったわけですが、僕としては「こんな奴が新成人? そら市長も会場で暴れるわ」と思うような一幕がありました。

 いわく、「これ、お母さん書いといて」。差し出される成人式の申し込み葉書。もしこれがお母さんでなく僕にやれって言ってたら、断固拒否したでしょう。インターネットしてて書く時間がない? このクソボケが。んなもの、受け取ったら速攻で出すのが普通なんだよ。式典に出たいなら、そのぐらいの責任は取れ。取れないなら行くな。クソガキが。
 満二〇歳迎えてる人間が、自分を祝うために行く式典にこの調子です。なにこいつ、と自分の妹に対して思ってしまいます。

 やれやれ、自分の家族について考える時、僕の友人のぜんがー殿の言葉が浮かびます。
「もしも僕の家族に危害を加える奴がいたら、そいつを殺す」
 うらやましいです。僕の場合、家族が危害加えられても、むしろ加担しそうです。いや、もしくはあれだよあれ、家族愛とか言って犯人を殺すかもしれませんが。結局自分の楽しみ程度にしかならんな……。

 はたして、“家族に恵まれていない”と思う僕が間違っているのか、もしくは正しいのか。社会通念上から考えれば、明らかに僕が間違っています。家族を愛していないというのは悪ですからねぇ。あと三〇年ぐらい経てば、この意識も変わってるんでしょうかね。今の家族がいて良かったと。

 子は親を選べない。また、兄弟の数や親戚も選べない。その人々の能力差は当然ながら選べない。そして、自分の能力については何をいわんや、である。ある程度、元になる能力は必要だ。それを伸ばすか伸ばさないかは選択出来るが。選択できることに気がついた人間は、普通は伸びるけれどねぇ。

 脱線しまくったけれど、言いたい事を言っとこう。「自分の行動に関して一切の責任を負うこと」。自分が行動した、もしくはしなかったことに対して一切の責任を負うこと。それができないクズに成人を名乗って欲しくないよ。