十一月二八日、月曜日の話
教室、酸素不足

 来週から窓側に座って窓を開けようかなぁ。

[◆]アニメ「灼眼のシャナ」について

 土曜日深夜、午前三時二五分からやっているアニメ「灼眼のシャナ」をビデオにとっておき、今日の朝に見たのだが……駄目だ、頭の血管が切れそうになった。このアニメにOK出したやつはどこのどいつだ。

 原作を知る者としては、アニメの方はオリジナル要素を加えたオリジナルストーリーを越えて、もはや冒涜の域にまで達しているように感じる。原作の小説「灼眼のシャナ」では主人公も立っているが敵方もしっかりと立っている。それぞれに信念がありそのために行動しているのである。アニメのように雑魚キャラではないのである。いくら三〇分の制限があるからって、これはちょっとひどすぎる。それとも、三〇分の制限というのはどうにもならないほど厳しいものなのだろうか。

 ただし、これだけは言える。小説「灼眼のシャナ」の作者はストーリー構成に携わっていない。いや、一回雑誌の方でアニメ化されるときの話をインタビュー形式で載せているのがあって、そこでは「ある程度のストーリー構成を聞いて、それにOKを出すだけ」という記述があった。あまり内容を読まずしてOKを出してるんじゃないかと思う。それだけ、アニメには躍動感も危機感もかっこよさも感じない。

 小説「灼眼のシャナ」の方は、僕は好きで読んでいるわけではない。たまたま本屋で買って、いまや惰性の感触があり、イラストに女の子の裸の絵が出てきたりして頭の痛い思いをしているのである。エロは人気が下がったときの客寄せパンダでしかなく、それに何の理由も無く手を出すことは作家としての力量を疑うのである、僕は。エロにはエロなりの意味を持たせて欲しいところ。

 話が脱線したが、敵の雑魚っぽさを嘆く傍ら、本日の話は終わって予告編。予告編で本気でアニメ見るの辞めるかどうか思案し始めた。何が水着だ、何が「恋と欲望のプールサイド」だ。なめとんのか。
 確かに、小説の方でもそういう話はあった。ただし、本編としてではなく作者のギャグとして書かれたもので、作者の力量を思わせる面白いつくりになっていた。つまり、本編とまったくつながりが無いのでアニメでやるのは大間違いだろうと思うのである。ちなみに、ストーリー本編の方で水着の話が出てきたことは一度、学校の水泳の授業のときだけである。

 来週は見ないでおこうかなぁ。つーか、灼眼のシャナをビデオに取るの辞めようかなぁ。三〇分の時間との等価性を感じないぞ……。

[◆]授業の補講にて

 今日、博物館資料論の補講が午後六時からあったんですよ。外はすでに夜になっており、補講と言っても一時間で終える、と先生は言っていました。

 今回、その直前まで別の講義が入っていたので、その講義が終わり次第、補講を受けに行きました。僕が行った時には教室には僕しかいなかったのですが、補講が始まる段階になるとかなりの学生が集まっていました。先生もほっとしたことでしょう。僕が行った時には「補講を受けるの、君だけかな。ハハハ」と言っておられましたし。

 で、補講が始まりました。内容は先生が先週に行ってこられたカンボジア、アンコールワット遺跡の写真を交えた旅行の報告会でした。だから、補講というよりは時間つぶしに近いと言えるでしょう。補講をするかしないかは先生の判断ではなく、学生部によるものなので、先生も色々と大変なのでしょうね。

 さて……授業の内容は別に問題ないんです。問題なのは学生の方でね……遅刻してくるのは許すにしても、教室の中に入ってからガムを噛み始めるんですよこのあほんだらども(女子学生二人)が。お菓子の入った袋を引っさげて、何? 何しに来たの? 何しに来たんですか!!?

 うぜぇぇぇぇぇぇ。

 教室内にはガムを噛む音が始終聞こえており、不快なことこの上ない。てか、そいつらが座ったのが僕の後ろなのね。補講とは言え授業中です。堂々と教室内にお菓子を持ち込み食べてる時点でマナーどころの騒ぎじゃないです。頭が逝かれているとしか思えない。

 その上、「飴ちょーだい」「んー、桃味はあんまりおいしくない」

 UZEEEEEEE!!!

 お菓子の臭いがただいよまくってきてるっていうの!! ものすげー不愉快この上ない。大学の授業を何だと思ってんだ、この蛆虫どもが。その上、私語がうるさい。

 (#゚Д゚)ぬがぁあああ!!!!

 これだからクソ量産型は! もっと身の程をわきまえた学生が欲しい。頭いてー。