十一月一六日、水曜日の話
ツンデレ考察第二回

 昨日に引き続き、ツンデレ考察です。

[◆]主人公がもともと男らしかったら?

 ジェンダー論に喧嘩を売る気で社会的(俗世既成的)男女差別の話を続けて行きます。あ、そういえば明日ってゼミが休みで午後からのジェンダー論しか講義ないじゃん。さぼろさぼろ。

 さて、昨日は堂々とツンデレ女の子は情けない男の踏み台と書きましたが、じゃあ男がもともとから踏み台が必要のないほどかっこよかった場合、ツンデレ女の子はどうなるのか、という話です。僕が記憶している限りでは一般的なところでは、そういうところにツンデレ女の子は存在しないような気がする。いや、あったあった。「風の聖痕」(富士見ファンタジア)というライトノベルがちょうどそれだ。この小説、僕は結構好きです。

 まあ、個人的贔屓は捨てておくことにして、分析してみよう。

 主人公の方が強く、男らしい。女の子は最初は主人公を過去の実績から舐めてかかっているのだが、次第に主人公の強さを知って弱気になっていく。この流れだけを見るなら、昨日に話したツンデレ女の子と情けない男の子の構図はそのままだ。レベルは違うが。

 問題はこの後で、女の子が主人公の強さを認めた後でも、なかなかデレデレとする事がない。いや、傍目からしてみればデレデレしているのだろうが、主人公に甘える事が少ない。主人公の方が強いのだから、サポートしてもらう事は非常に多いのだが、甘えているというよりは頼っているという感じだ。つまり、お互いの力量差をはっきりと認めた上での合理的な付き合いという事になる。

 ちなみに、「風の聖痕」は恋愛関係においては「本当は強い事を知ってものすごくびっくりして、気がついたらいいところを探していた」というような無理やりのような恋愛の始まり方をしているので、こっち方面はあまり参考にならないかもしれない。まあ、主人公が持つモノに引かれた、と言えば大方は納得するだろう。バトル系にはよくある話である。

 ……これがツンデレかという話になると、賛否が別れるだろう。広義のツンデレには入るかも知れない。「ツンツン→ツンデ:カップル後、普段はツンツン、2人きりだとややツン」というところだろう。別に「風の聖痕」の方はカップルになってないけれど。

 この場合、男も女も性的役割がどうしたというレベルではなく、お互いの強さを認めた上での精神的な付き合いになるから、デレデレする必要がないのである。結果、女の子は男の踏み台にはなりにくい。というか、男は踏み台が必要ない。一人でもちゃんと立っているからである。

 狭義のツンデレだと、この話に出てくる女の子はツンデレとは言えまい。この点から、昨日の話でおこなったツンデレ考察との違いは、男が立っているか立っていないか、という事になる。

 狭義のツンデレは、情けない男がいてこそ成り立つ、という結論になる。男がいなければ、という仮定は「そもそもツンデレは男と付きあったときの対応に特徴のあるキャラクター性」のことなので論外とする。

 二日にかけて色々語ったけれど、まあ、どの道僕の主観の話なんでここ以外で成り立つ話かどうか分かりません。広めてもいいですが、あまり過信なさらぬよう……( ´ー`)

[◆]寒い!

 えー、最近は日没も午後五時ごろになりまして、やたらと寒い。ファンヒーターをつけると空気が悪くなって頭もぼんやりです。ウォームビズだよウォームビズ。寒いけれど清涼な空気を取り入れ、寒さは厚着で我慢しよう。そうしないとできるものも出来ない。RO手記が滞ってる…… 。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

 ファンヒーターは即暖性には長けているんだけれど、空気の汚染がかなり酷い。まあ、火を使っているので温かさと同時に二酸化炭素が廃棄され、狭い部屋の空気を吸い尽くすという結果になっているのだろう。こちらもガス器具ショップの孫の手前、ガス器具の名を貶めるような真似は避けたいのだが、この点を解消できないと今後のハロゲンヒーターや電気暖房具に勝てないであろう。
 ガス器具は火を使う。火は二酸化炭素の原因になる。素人の考えではこの点を解消するには無理があるように思う。

 それはともかく、寒くなりました。そろそろ、コートを着ないと外出が辛くなるかも知れません。あとマフラーも装着したいところ。早いうちからコートを着ていたら本当の冬が来た時にどうするつもりだってよく言われますが、よく考えると今が本場の冬であろうとなかろうと、コートの保温能力はさして変わらないから、本場の冬じゃなかったら暑くなって脱ぐだけだと思います。やっぱコートを着よう。