九月一六日、金曜日の話 [◆]温泉旅行概要
本日より一泊二日で愛媛県、松山市にある道後温泉の湯に浸かってきます。一泊二日であり、どう考えてもゆっくりはできまいとタカをくくっています。道後温泉は開門時に太鼓を鳴らすらしく、親がその太鼓の音を聞きたいと行っています。開門は五時半だとか……寝れねぇ。 およそのスケジュールは家を七時半に出て八時半の新幹線・のぞみに乗り、岡山へ、岡山からJRで瀬戸大橋を渡り、そのまま愛媛県松本市に行きます。この時点で正午。飯を食べた後に松山市内の観光名所を巡り、ホテルへ。ホテルに着いたらお風呂に浸かりまくる。 次の日はレンタカーを借りてしまなみ海道を観光名所を巡りつつ、新幹線の駅に行って帰る。 これがこの一泊二日の旅行の概要です。この旅行は観光であって休息ではない。ぜってー疲れて帰ってくることになります。まあ、温泉に入らば多少は何かあると思って行くことにしましょう……。 [◆]第一印象、どこもいっしょ
家を出てから五時間、新幹線に乗ってJRに乗って瀬戸大橋を渡り、松山市内へ。飯をレストランで食べた後は一回乗車百五十円の路面電車に乗って、まずは正岡子規堂に行きました。ちなみに松山市の路面電車とループバスには1dayチケットというものが存在し、一枚三百円で一日乗り放題になります。観光客に優しいですね。 さて、正岡子規は俳句の有名人です。が、僕自身に俳句のたしなみが全く無いため、あまり興味が湧かず。夏目漱石との関連資料はちょっと面白かったかも。にしても、有名人になると「新聞社入社時の着物の布地」とか「枕の布地」とか、そういう物が残されるものなんでしょうかね……(´へ`;) 次に行ったのが松山城です。ロープウェイで山を登り、着いた先のお土産屋の横を通って坂を登っていくとお城に入れます。 さて、坂を登って行くとなにやら明治時代の着物を来た人が二人。どうやら、夏目漱石著「坊ちゃん」の登場人物である「マドンナ」と「おまわりさん」らしい。一緒に写真を撮ってもらいました。 この時に話を聞いたのですが、マドンナさんは派遣会社に派遣されて来ている人らしい。金、土、日曜日だけ観光名所で仕事をしており、記念写真で観光客と一緒に写りまくっているらしい。きっとおまわりさんの方も似たようなものだろう。「今日は坊ちゃんはお休みです」というあたり、坊ちゃんもいるらしい。 マドンナさんの服はこの夏には激しく暑そうである。長袖に袴だし、日傘があるとは言え服は冬服のような。「暑そうですね?」という僕のお母さんの質問に「今日は比較的涼しいですよ」と答えておられましたが……「今日は比較的涼しい」だけで、暑い事は暑いのであろうと感じました。 で、松山城。攻城戦にも耐えられる曲がりくねった道を登り、天守閣へ。現在は改装中らしく、本丸からの景色がよく見れないそうです。代わりに小天守閣が開放されているらしい。お城の成り立ちや歴史をまとめたビデオを見てお城からの景色を見、戦で使われた刀や槍、鎧にふ━━( ´_ゝ`)━━んと思いました。すいませんねぇ、興味が湧かなくて。 と、思ったら、ここでアクシデント発生! お父さんがデジカメのメモリーカードをフォーマットしてしまったらしく。あーあ、マドンナさんとの写真が消えましたねぇ。別に消えたところでどうとも思わないのであるが、お父さんはずいぶん悔しがってました。つーか、フォーマットを選択したら全部消える事ぐらい、分かるだろうに……。 お城を出た時にマドンナさんご一行を見かけたので、恥ずかしくもまた取ってもらうことに。このとき、ポツリとマドンナさんが「暑い……」と言ってたのを聞き逃しませんでした。やはり暑いのか。( ´_ゝ`) 城を去れば次は一草庵へ。山頭火(俳人)の家らしいですが……特に観光名所化もされておらず、蚊の巣窟でした。噛まれまくった……_| ̄|○ さて、次はホテルに行くことになりますが……うーん、これまで松山市の街並みを見てきましたが、路面電車が走っている事以外では特に違いがあるわけではなかったですね。ただ、地元の人が割りと親切で、地図を見ていたら声を掛けてくれたりとか、資料について説明してくれたりとか、そういう事はありましたね。やはり、人間が違うのかね。 ホテルに着き、たまたまやっていた能の説明会に行き、舞を見て、そしてホテルのお風呂へ。このホテルのお風呂は温泉ではないらしく、消毒液の匂いがします。カルキたっぷり。しかし、家で入るお風呂よりも広くて熱いとなるとそれだけで気持ちがいいもので、僕は温泉に入るよりも先にこちらで満足しました。大きいお風呂だけで幸せです。 風呂を上がったら夕食を食べ、部屋に戻って就寝することに。時刻は午後九時ですが、明日の道後温泉の開門に行くためには早めに寝ておかなくてはならないという事で。とか言いつつ、魔女の宅急便見てました。明日は五時起きですか……。 |
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