八月 七日、日曜日の話
無駄こそ余暇時間の全て

 ようやく週末に入り、仕事から開放されました。

[◆]無駄無駄無駄無駄無駄!!

 仕事のない余暇時間で何をするのか。特に土日ともなれば貴重な時間の筆頭である。この休暇は有意義に過ごさねばらない。そうでなければやりたいと思っていたこと全てを成し遂げるのは不可能だからである。

 ……と、いう事は分かっていたはずなのに、やってる事と言ったら音楽聞いたりボケーとしたりROしたり。セクトのアドレスバーの所に表示するためのアイコンなんか作ってる場合じゃないじゃん? しかもそれはIE5の機能でIE6にはないらしいと知ってがっくり来ましたよ、ええ。そういえば、今開発されているIE7はブラウザに必要な能力が無くて審査に刎ね(はね)られそうだっていうし。進化している部分もあるんだろうけれど、機能が足りないって思いっきり退化してんじゃねーか。どうなってんだマイクロソフト。

 そんな事で一日潰してました。セクトの更新もいなきゃいけない、ビデオにとったアニメも見なきゃいけない、お風呂にも入らなきゃいけないし部屋の掃除もしなくてはならない。それらを全部スルーしてこの土日を遊んでいました。

 まあ、確かに僕はこの土日でやるべき事の半分も出来ていません。しかし、それをおかしいとも思いませんでした。なぜ?
 まあ、簡単な話です。スケジュールどおりにやる事が余暇か? この疑問が頭にありました。

 僕にとっての余暇とは、要するに無駄な事をする事なんです。仕事では本当に無駄を省いたやりくりで動かないといけません。休みは十二時から一時まで。電話の出方は1パターンしかなく、仕事をしている時と待機している時間が明確に分かれている。自分の思考を挟む瞬間は少なく、スケジュールに沿ってひたすらに仕事する。仕事の合間にインターネットなんかご法度です。

 仕事で無駄を省いていた反動か、やたらと私生活では無駄だらけになっています。ここまで来ると、なんだか悟ったような気分になりますね。学生時代の夏休みや冬休み。そういう時間は無駄な事をするためにある。仕事を始めれば無駄のできない生活が待っているでしょう。だから、今の内に無駄な事を沢山しておくべきだと思います。大人の人たちが学生に向かって「遊んどけ」と言うのは、そんな思いがあるからのような気がしますね……。

[◆]やっぱ二万円を越える

 先日、会社までの交通費について書いた事がありましたが、あれ、費用に間違いがありました。
 僕の家の最寄の駅から会社の最寄の駅までの費用は六百三十円。大学の最寄り駅までの学生定期を買えば三百十円分が浮くと考えていたのですが、実際に浮いたのは百八十円だけ。つまり、定期の他に別途、四百五十円が必要になるんです。往復九百円。一日に千円札が一枚消えます。

 これで計算すると、一ヶ月学生定期四千三百三十円+大学の最寄り駅から会社までの往復交通費九百円×二〇日=二万二千三百三十円

 ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

 インターンシップの講義を取ったがために二万二千三百三十円……しかも、他に食費がかかっているため、これに約一万三千円は掛かります。合計では三万五千円を越え、なかなかの激痛っぷりです。……まあ、立派に社会勉強ができる事を考えれば安い! ……のか? 150GBのハードディスクが二台買えるなぁ……。つーか、デスクトップパソコンが買えますが。

 確かに「働く」ということを実感するのに五日は短いです。しかし、二〇日は……うーん……。

 ちなみに。
 地元の駅から会社の最寄り駅までの通勤定期の費用は二万三千六百円だったりする。学生定期で浮いたのは千二百七十円……。まぁ、定期を買ったのは安くするためもあるけれど、本当の目的は途中の駅で降りてネカフェでRO1dayチケット買うためなんだけれどさ。
 つくづく、自分は無駄なことをしていると思った今日この頃。