八月 四日、木曜日の話
インターンシップに行って僕は何ができるのか

 うーん、インターンシップで感じた事を、ここでインターンシップに行っていない人に伝える事ぐらいはできるかなぁ。

[◆]あと一日……

 起用が終わって明日が終われば土日で休みだ。わっほい。……って、休みを望んでいる段階で僕の仕事に対する熱意なんてお察しである。仕事の合間にマインスイーパーでこそこそ遊ぶのが関の山。膨大な時間を取られてセクトの更新すらできやしない。セクトの更新をしないと掲示板も寂しいものである。誰かの声を聞きたくてもきけやしない。このまま行けば、就職したらセクト更新なんてできなくなる。本当、学生の間は天国なのである。まあ、目的なく生きている人の方が仕事には向いているのかもしれない。別に仕事をするに当たって生きるための目的はいらないしねー、やる事やってれば。

 かと言って、いままでどっぷり目的なく生きていた人が仕事に従事するとは思えない。仕事は辛い事なのである。自分の時間が取れない。それを体感すると息苦しくて仕方がない。今、ニートと呼ばれる人が増えているが、彼らに仕事をしろったって無理な注文であろう。彼らがニートたる理由はモラトリアム(自由期間)を得るためである。自由に固執する彼らが仕事という制限を受け止められるとは思えない。社会主義国家論者のように「それは彼らが働けない因子を持っているから」と言う気はないが、しかしニートも発生する原理はフリーターと同じだと思う。自分の時間を大切にしすぎなのだろう。

 自分の時間というのは有限であるように思う。別に働かなかったらお金がなくなって腹減って餓死するから、という意味ではなく。自分の時間を消費しまくっている人は、最終的には自分の生活を保てなくなって自殺する。仕事をして自分の時間をちょびちょび出している人はなかなか死なない。自分の時間を消費し尽くしたときこそ、人生の終わりがあるように思う。そういう意味で、まぁニートの人はまずいように思うわけだが。ま、だからと言って僕は何もしない。助ける義理はない。助けて欲しくもないだろうし。

 「働く」というのは、本当に人生を分けるものだと思う。正直、僕はまだ学生の身なので自分の時間がまだまだあることにほっとしている。そして、来年にはその時間はほとんどない事が怖い。なるほど、今は「学生のうちは遊んどけ」という大人の人たちの言葉がよく分かる。学生のうちでしかできない事はあまりにも多すぎる。そして、あまりにも多すぎる事は、社会人になった途端に一気に削げ落とされてしまうのである。ふさふさだった髪がバーコード頭になるようなものである。それぐらいに人生の幅が狭まってしまう。

 とにかく、学生の間は自分のやりたい事をやっとくべきである。それがラグナロク・オンラインだろうがホームページ更新だろうが夜空を眺めてUFOを探すことだろうが夜に墓場に行って幽霊探しをすることだろうが鉄道の踏み切りで線路に十円玉置いて、電車が十円玉轢いてのっぺりした十円玉を回収することだろうが、まあやっておくことである。“今しか出来ないんだから”。

 さてと、土日にやる事を考えて置かなきゃ……。

[◆]電車男、ドラマに堕ちる

 今日は電車男とWOWOWのアニメをビデオにとって寝ようと思っていたのですが、妹が大学から帰ってくるのが遅れ、午後十時からある衛星放送のチャングムという韓国ドラマをビデオ録画してほしいと連絡が来たんですね。ビデオ機取られたらチャングムと同じく十時から始まる電車男をビデオとで取る事は無理です。しかたなく、十一時まで起きて見ることにしました。

 が、電車男の二時間前にやっていたなんかのスポーツ放送が延長していたらしく、放送が一〇分遅れていました。早く寝なきゃならない僕に対する挑戦ですか?

 それはともかく、電車男視聴。今日はなんか元の話にはないストーカーの話でしたが……何あのストーカー。やる気ねぇ。てか、掲示板関連が薄くなって来たし。脚本家がやる気ない。元の話から離れすぎて、しかもストーリーとしても現実離れしていて面白くない。いまだに主人公がオタクから完全に抜け出せていないのがおかしいところです。

 なんか、次の話はコミックマーケットに行く話らしいけれど、一般人をつれて行くのはもはやどうかしているの域です。まともな彼女が欲しい人間がコミケなんか行くなよコミケなんか。

 そろそろ、ドラマの電車男に飽きてきたなぁ。元の話はいい話なのに……。