七月 四日、月曜日の話 [◆]検診する
朝の八時に起きて雨の降る中を病院に行き、八時半に診察券を提出。「わたしたちの田村君」(電撃文庫)を読みつつ診察される番が来るのを待っていました。月曜日の朝だというのに診察を待つ人は多いです。てか、僕がいなくなると待っている人達の平均年齢が六〇〜七〇歳になりそうです。もしかしたら七〇〜八〇に行くかもしれません。 さて、三〇分ほど待って診察されました。医者に状況を伝え、レントゲン室前で後から来た人が三人ほど、僕よりも先にレントゲン室に入って行くので忘れられてるんじゃないだろうかと不安に思ってたら、名前を呼ばれてようやく縦に輪切りにしてもらいました。 再び診察室。レントゲンの写真を見ながら、この写真を記念にもって帰りたいんですがと医者に言っても頷いてくれはすまいと思いつつ、去年取り残した部分がちょっと見えてますが変わりなしの異常なしらしいです。 次にCTスキャン。バタフライの入水ポーズ仰向けバージョン(手を万歳の状態)でスキャンされました。センサー部分がぐるぐる回るというか、センサー部分にある取りつけねじが目玉の様で、「ああ、中身見られちゃってるわ」と気恥ずかしい思いをしました。アホか、僕は。 さて、CTスキャンの結果を見ても異常はなし。胸の痛みは筋肉痛に近いものだろう、ということらしいです。まあ、レントゲンやらCTスキャンで異常が見つからなかった以上、そういう結果になるのでしょう。 最後には診察料を払いました。受付のお姉さんに差し出された請求書には診察料二千五百五十円、これは普通として……画像診察料一万七千六百六十円……? レントゲンとCTスキャンで輪切りにされるごときで一万五千円逝っちゃうんですか。輪切りにされて「いやん」とか冗談言うのにも洒落にならない金が飛ぶのですか。命がけならぬ金がけのおふざけです。まあ、保険入ってるので負担額は六千六十円になりましたが……財布に痛恨の一撃です。そりゃたくわえのある老人しか病院にこねぇよ。 保険と言えば、大学で社会保障論で学んだので多少小賢しくなってますが、保険で支払うと医者がまともに見てくれない場合があるそうです。理由は保険から支払われるなら医療内容に関わらず一定額はもらえるからで、自己負担医療ならちゃんとしないと金払ってもらえないからだとか何とか。日本は保険の三原則をなめた態度でほっぽりだしていたので、収入よりも支出が多くなって結果として借金しなくてはならなくなったとか。国民にサービスするのはいいけれど、自分の首絞めてたら共倒れですやん。 ……ん? なんか、同類意識が……国民にサービス=土日にROでサービス 自分の首絞めてる=土日の休みなくて平日徹夜。 ……。僕のことかぁぁぁぁぁ!!! [◆]また徹夜しそう
えーと、僕の事を心配してくれた皆様、ありがとうございます! すいませんがまた徹夜しそうです。ゼミのレジュメにまだ触ってなーい! いやまじ水曜日なんですって締め切り。この日記書いてるのが火曜日の午前二時一〇分だったりする訳ですけれど。いやつーか、なんでいつもこんなに余裕がないんでしょうね僕。このまま行ったらどこぞの電車のように脱線してしまう。夏休みまで逃げ切れるか? ふっ……今週を逃げ切っても来週がある……ってか、来週って試験始まるんじゃないの? うっわぜんぜん勉強してないんですが。真面目なふりして勉強していない、ある意味で一番たちの悪い学生、それが僕です。得意技は大きな返事で先生の好感をゲットすることです。役にたたねぇ。 この三年春学期は今まで以上に熾烈極まりない生活をしています。まともに遊ぶ事もできないがまともに勉強する事もできない。今すぐ欲しいのは一週間ぐらい午後十一時に寝て午前六時半に起きられる様な優雅な生活です。もしくは僕の負担を二分の一にできるようななにか。もしも僕が二人に分裂できたら、かわるがわるに寝ればいいよね。パソコンの前に座っていても、遅々として進まないレポートやレジュメ作り。ぜってー明日の朝の目覚めは最悪だ。 こうなってくると、「賢さとはなんだ」と自問自答です。周りからは賢いと言われている僕ですが、はったりが強いだけという気がしないでもない。やることをやれば誰でも賢くなれるというレベルなのかもしれないし。授業中に私語を喋り捲って先生の不興を買うやつらよりはましだと思いますが。しかし、別段そういう人たちと何か競争したわけでもないし、態度だけで判断するのは危険です。もしも何か競争する段になって、僕が負けたら引き篭もりになりかねません。てか、引き篭もりになってる人とかは、大学とかやっぱり何もかも放り出しているのだろうか。 えー、眠気のせいで暴走気味ですが、やっぱチョコレートはおいしいです。買う際に請求金額にきっちりあうように小銭を探すのは庶民的だよね。ものを買うのに札を出して釣りをもらうような人は、まだまだ人生経験が足りんよ。小銭を使うことの素晴らしさを分かっていない。 人生経験と言えば、よく考えらた僕はまだ二一年しか生きていないわけで。まともに僕が動き出したのは大体一九歳辺り。それまではただの準備期間だったと言えよう。まだ世界を知らない餓鬼じゃりで、人生を語るなんてもってのほか、これぐらいの年の人がなんか言っても井戸の中の蛙な訳で気にしてはいけない。しかし、逆に考えると、まともに動いているのはまだ三、四年しかないのである。人生の旬は二〇〜四〇歳とぶっちゃけまだ僕の人生の二倍ある訳で、あと一〇年もあったらなんでもできるんじゃねーの? とか思っちゃったりするわけなのだが、人生甘くないかもしれないよね。砂糖をまぶして甘くできないかしら。 うーん、話が飛んだり切れたり融合したりして不気味なオブジェ風になっているので、今日はここまでにします。 |
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