六月二〇日、月曜日の話 [◆]時間がない!
土日に取るべき時間を取らず、企業実習で提出しなくてはならない履歴書、誓約書に必要なことを書いていません。また、水曜日にはゼミの講義のために論文を読んで短くまとめなくてはならないのですが、もちろんやっていません。論文を読んですらいません。おそらく、また徹夜になるでしょう。何回徹夜すれば僕は学習するんでしょうね。いや〜、答えはわかってるんですがね……土日に遊ばなければかなり負担を軽減できるでしょう。 セクトの更新もおぼつきません。むしろ、僕の首を絞める縄のように思えて仕方がない。本当はセクト更新なんか最初に放り投げるべきなんでしょうけれど、RO手記の更新が残っている以上放り出すわけにも行かなくて……ああもうくそくそくそくそくそくそくそくそ!! 五時間がとても短い。大学にとられる六時間が惜しい。時間が必要なのに、時間を必要なことに使えない。何で僕は睡眠時間に八時間も必要なのだろう? 暑くなって来て思考能力は低下気味だし、それなのにテンポの速い曲を聴いては自分で体温を上げて疲れている。無駄だらけで嫌になる。 ……朝起きて、セクトの新デザインを更新してるんじゃなかった……なんでたった一つデザインがうまく作れないことに構っていたのだろう。おかげでいらいらなどを大学で友人にぶつけてしまった。ごめんなさい。 そして、大学で講義を受けている間に気分は落ち着いてきた。ある意味で、大学で講義を受けている時間は僕が何もしなくていい時間だと思う。この一時間半は僕が休むための時間なのだと思う。……末期症状か……講義が始まる前、ぜんがー殿に「大学に来ているのが無駄に感じる」と言い、「末期症状だな」と言われたが、これはまったく逆の意味で末期症状だと思う。そのうち、糸が切れたかのように自分が倒れるような気がする。 もはや、すべてが伸びきっていて僕には柔軟性がない。すべての人の望みに応えることはできないだろう。ROにはログインできない。RO手記を更新できないしセクトの新デザインを公開するのはもっと先になるでしょう。ただ、今僕に関わるすべての事柄を排除して、休息が必要なのだと思う。休息を取らなければ、人間関係を中心にいろいろなものが崩れるでしょう。 それは不安だ。本当の自分を出したいけれど、出せばほとんどの人は僕に愛想を尽かす。結局自分を創るしかなく、本当の自分を出せるのは自分が一人のとき、物思いにふけって出すしかないのである。僕の本性は暴力だ。触れれば人間関係なんて簡単に崩れる。誰も僕を信用しなくなるだろう。それは不都合だから自分を創る。疲れる。 誰もいないところで、のんびりと寝ていたい。僕は所詮、そんな存在なんだと思う。 [◆]夜に友人が来る
夜の十一時になって友人からメールが来た。「今近くにいるけれどそっちに行っていい?」 上述の内容を読んでいる人ならば僕の精神状態は推して知ることが出来るだろう。「何を非常識な」と思ったのであるが、投げやりに了承した。 それから一時間ほど、夏の夜の下で友人二人とおしゃべりしていた。一人は教育実習で疲れて自分に不甲斐なさを感じたことを延々話し、一人は自分の部活の周りで起こっている問題について延々話し、僕はと言えば「社会心理学って何やるの?」という質問に答えていたと思う。この時点で明日は徹夜になることを覚悟していた。 僕の理性は僕の取った行動に非難ごうごうである。火曜日の夜は徹夜厳禁の夜なのだ。水曜日の朝には多くの人を相手にしなくてはならないアルバイトが入っているのだし。無愛想にしていたらどうなることか。つーか、授業中に寝る事は許されない。金をもらう立場に立っている以上、サボる事は普通、できない。 その無茶を承知で徹夜するっていうのだから、そもそも、僕は馬鹿なのだと思う。遊んでないでやることやってれば良かったのに……。やることやってれば、夜に友人が来ても普通に迎えられただろうに。 ……。 |
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