五月三一日、火曜日の話
…………データ、間違ってる?

 今更ですか……。

[◆]レポートに四苦八苦では済まないレベルに

 最近僕をパニックに落とし入れているレポートがある。心理学実験演習2という授業のレポートで、短期記憶の限界と短期記憶の処理能力を試す実験の中での目標、そして達成したスコアの関係を調べるものである。で、このレポートに二週間ほど前から振り回されており、提出日が一週間延びたと喜んでいた五日前。残り二日になってちょっとした事に気が付いてしまった。

 それがデータの算出式が間違っている、というもの。目標差を出すのには今回の目標値から前回の達成値を引けばいい。なんで今回の目標から達成差スコア(達成値−目標値)を引いているのかな……? そんな計算式で出された数字には何の意味もない。で、その意味のない数字を元にグラフとかを作ったものだから、当たり前だがそのグラフにも意味はない。そのグラフから出された結果にも意味はない。その結果から考え出された考察にも当然、意味はない。つまり 総 崩 れ である。

 笑う話だが、今回の件に辺り僕は先生の指示から外れた操作は行なっていないと自負できる。つまり、操作を間違えたのは先生なのである。……「先生の指示どおりにやりましたが、指示が間違っていたために正しいデータが出ず、考察なとが全て灰になりました」と言ってもいいものか。ある程度の正しいデータはそろえようと思うのですが、最終目的である考察まで行けるものかどうか……頭がいたいです。

 まあ……正直に言えばもっとも頭が痛いのはデータについて考察をすることではなく、このデータは何を示しているのかが理解できていない、ということでしょう。短期記憶の処理能力について、という事は理解できているのですが、どのデータを組み合わせれば短期記憶の処理能力について述べている事になるのかが分かりません。(〃*`Д´)どうしたらいいんだよぉ!

 ……と、いうよりは、実験そのものが失敗してて確証的なデータが出ていないように思うんですよね……。確たるものが出ていないから、確信が持てない。「実験が失敗しているため、データは出ませんでした」という締めくくりが果たして通るものかどうか(´ヘ`;)
 もしも本当に確証的なデータが出ていないのであれば、本当にどうしようもないためにそのまま先生に提出するしか無いのですが……明日、頑張って見るか、もうちょっと。