五月二四日、火曜日の話
僕らはどこにも開かない

 久しぶりに面白いライトノベルに当たりました。

[◆]僕らはどこにも開かない

 メディアワークス・電撃文庫 御影瑛路作。なにやら問題作と謳われて(うたわれて)いるこの作品。問題作の謳い文句は当てにならないのが普通。さて、どんな話なのか。

 内容に付いて書くとネタバレになるのでストーリーには触れませんが、要するにちょっといい感じに心に問題を抱えている高校生達の話で、正直、どこが問題なんだろうと思いました。でもまあ、面白かった。イラストが一切付いていないのが何気に僕的に高ポイントです。これと同時に買った風のスティグマに比べたら、なんとも正統派です。風のスティグマ(富士見ファンタジア)……最近、本タイトルだった「風のスティグマ」の文字がまるで副タイトルのように小さくなってしまった。だからさ、なんでキャラ萌えとかに走るのかな!?

 最近、一目でキャラ萌え系だなと分かるライトノベルが増えました。大抵、タイトルに人名が入っているものはキャラ萌え系です。「御愁傷様二ノ宮君」とか「衛くんに女神の祝福を!」とか。買う気失せるっつーの(買っている方、ごめんなさい)。
 エロネタに走っているものもありますしね……五〜七年ぐらい前はそういうのなかったんだけれどなぁ。時代の移り変わりですかねぇ。

 こんな時に、僕は小説を書いてたんだっけ。「面白い小説がないから自分で創る」ってヽ( ´ー`)ノ 懐かしいですねぇ(書けよ)