五月一八日、水曜日の話
謎文第一弾

 ふっと思い付いた文章。それは僕の知性の集大成なのかもしれない。

[◆]神が帰るとき

 その丸い世界にそれは降り立った。

 そこは丸く、何もなかった。

 それはそこに色々なものを置いていった。

 そして、去っていった。

 それが再び戻ってきた時、そこには多くの生命がいた。

 それはとても喜んだ。

 それはたくさん拍手した。

 それが再び戻って来た時、そこには多くの生命が死んでいた。

 それはとても喜んだ。

 それはたくさん拍手した。

 それしか拍手をしなかった。

 拍手は一つきりだった。

 でも――

 それに代わるものは存在しなかった。

               ――『神が帰るとき』

[◆]今日の動画

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