四月二九日、金曜日、みどりの日の話
人体の不思議展に行って来ました

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[◆]人体の不思議展

 本日は僕の友人のぜんがー君とともに人体の不思議展に行くことになっております。にも関わらず、約束の時間の一時間前まで寝てました。まあ、地元の強みなのです( ̄ー ̄)ニヤリ

 約束の午前十時半に京都の阪急烏丸駅にて合流、一路京都文化博物館を目指します。ぜんがー君に言わせると、京都の古い建物は独特の物があり、彼の地元では見られないものだ、との事です。僕から見れば普通の町並みも、彼から見れば面白い物であるようです。そんな彼は大阪人。デジカメを持ってくることを忘れたのが痛いらしい。

 さて、京都文化博物館ですが、博物館の角からひょいっと道の先を覗くと懐かしき僕の通っていた予備校があったりします。ああ、懐かしき学び舎、予備校生時代は僕の物書き能力の全盛期だったなぁ。あの時から考えると、パソコンのスペックは大幅に増大し、もはや今ではあの頃のパソコン(注1)なんて使い物にならないでしょうが、しかし、便利になると同時に小説を書く事からも離れていきましたね。他に面白いゲームなどができるようになったから。まあ、僕の情熱なんてそんな物だったのかも知れません。( -人-).。oO(・・・・・・)

 さて、博物館の中に入ってただ券を使い、人体の不思議展会場に入りました。入り口のところでパンフレットが二千五百円で売られていたのでこれを購入しました。なかなか厚みのある本で、パンフレットというか真面目な資料として使えそうです。

 で、色々なところを見て回りました。人体の筋肉標本を初めとして、手の骨やら東部の縦スライスやら喫煙者の肺やら肝がんの腫瘍やら心臓やら。腐敗、崩れ防止のためのコーティングが為されているとはいえ、ここにある標本は全て本物の人間です。チケットにも書いてあります。『本展に展示されているプラストミック標本は、全て生前からの意思に基づく献体によって提供されたものです。』 なんか、昔のタバコや酒に書かれていたような小さい字で書かれているのが気になる……。

 それはともかく、人入りはかなりいいです。つーか、多すぎねー。標本の前までなかなかいけないねー。ゴールデンウィークにはいったから、と言うのもあるのだろうけれど、思った以上に人が多かった。僕の予想に反して、若い女性、子供も多い。そういうわけで、係員の「順番はありませーん、後半の方が人が少ないですので、そちらからお回りくださいー」という声を元に、先に後半の方を見て回ることに。

 うーん、人体の全身の血管って、血管だけを抜き取るとまさしく海草の様。海に流しても分からないかもしれません。まあ、海草ほど丈夫なものではないと思うのですが(^▽^;)
 ちなみに、ぜんがー君にはぜひ見たいという標本があって、その標本とは「お腹の中に退治がいる状態で死んで標本になった女性」です。あー、それは僕もぜひ見たいですね。興味があります。まあ、この展覧会はそもそもそういうものですからね。で、見回っていくと、「お腹の中に退治がいる状態で死んで標本になった女性」の標本はなく、ただ単に死んだ胎児が取り出されて標本になったものが展示されていました。(´・ω・`)ガッカリ・・・
 バラされた胎児の標本とかはありませんでした。その横には、なんか腕やら足やらの筋肉がまるでガンダムの各部パーツが全て開かれたような感じでバラされている男の人の標本とかあったりするのにねぇ。お腹減ったなぁ。

 触ってもいいらしい標本にべたべたと僕の指紋を塗りたくり(加工されていて水気がないために、作り物の雰囲気がものすごくする。残念)、成人男性の脳みそを持たせてもらって重さを知り(案外重い)、「筋肉と脳の年齢を知る検査」の四〇分待ちにげんなりし(一回千円)、おみあげ用商品の鳩の骨格標本が欲しいなーと思ったりしました(骨格標本一万二千円なり。買えるかっ!)。標本の写真が付いたポストカードとか、買っとけば良かったかもしれない。手の標本とか全身血管の写真とかがよさげだったのだが(ちなみに、ぜんがー殿は「趣味が悪い」と難色を示した)。

 で、ここでなにやらぜんがー君が頭痛と目の痛みを訴えはじめ、しかし大丈夫だから、という事で飛ばした標本などを見て回りました。うむうむ、なかなか面白かった。ただ券がなければ千四百円を支払う事になっていたわけですが、ぎりぎり値段分の物は見れたと思います。実際の採算はパンフレットやおみあげ物で取ってるんでしょうね(^▽^;)

 さて、見終わったら昼食を食べることに。僕もこの辺りの店は知らなくて、適当に歩きました。京都の老舗商店街、小錦に行き、梅ソフトクリームを食べ、店を探しました。梅ソフトクリームは僕にもぜんがー君にも大好評の一品。(゚∀゚)=3ウマー!
 そして新京極へと行きました。この当たりになると一気に都市化が進み、「都市部なんてどこもいっしょ」とぜんがー君はため息をつきました。つまらないらしい。まあ、そういうもんです。そして、メロンブックスによって漫画やら音楽ソフトを買ったり。よったのなら、買うもの買います(  ̄ー ̄)*キラン

 そして、阪急河原町の阪急百貨店最上階の飲食店でラーメンを食べました。最初は肉系料理を食べる予定だったのですが、値段的な事情により、ラーメンになったわけです。焼肉なんてムリポ。
 そして、その後はどこにもよらず、阪急の特急に乗ってぜんがー君は帰りました。頭痛と視野狭窄とで辛かったようなので、心配です。永眠しない事を祈っておこう。
 まあ、おつかれ様でしたっ!



注1 マッキントッシュ7.01。7.0から7.01にバージョンアップするために必要なデータ量はフロッピー四枚分。あの頃はメガバイトの上、ギガバイトの存在を知らなかった。

[◆]今日の音楽

〔CD〕RBO サウンドトラック「Adventurer's inn」  フランスパン


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