四月二〇日、水曜日の話 [◆]ブラインドタッチ・スキルはレベルが低すぎて修得できていません
水曜日はパソコンを使う学生を補佐するアルバイトが入っているのですが、朝のアルバイトで大学全体で使われているタイピング練習ソフト、「Type Quick」で最後のレッスンまで終了しているか、と担当の先生に聞かれたんです。僕がしていません、と答えたら「あー、じゃあ頼みたい仕事あったけれどいいや」と先生は教卓へと帰って行きました。 この時、僕は結構冷や汗ものでした。この先生は授業内でこのタイピングソフトを使い、「夏休みに入る前までにはブラインドタッチを覚えてもらいます」と学生に言っているような人なのです。ちなみに、僕はブラインドタッチは出来ません。しかもローマ字入力ですらありません。思いっきり中指と小指、時々人差し指しか使わない、半一本指打法で、FキーとJキーにある出っ張りに意味がある事を最近知ったような人間です。 ブラインドタッチ……ほんとは欲しいスキルなんです。普通に書類作っている時には全角英数字入力モードになっていて(注1)入力ミスをしていてもさほど問題なく修正できるのですが、ROのようなある意味制限時間のある入力だとあせりつつ、しかも文字入力中はキーボードを見てモニターを見ていないため、入力ミスをしていても何かしゃべらないと会話が勝手に進んでしまうために慌ててエンターキーを押したりしてしまうわけです(その結果がjq7Za’Zq9みたいな暗号な訳ですが)。 一重に入力ミスをするのは画面を見ていないからです。今入力されている文字を確認していないために長い暗号が出来上がります。長文を打とうとしていたりすると、文を消して再び入力、となるためにものすごい時間ロスになり、ROでは実は会話についていくのにも一苦労なときがよくあります。 じゃあかな入力でブラインドタッチをすれば……と言うのも少々無理がある。ローマ字入力ならばホームキー(注2)に指を置き、そこからほとんど“手のひら”の位置を動かさずに打てます。かな入力になるとキーの位置がキーボード全体に広がるために、手のひらはせわしなく動きます。つまり、キーの位置を指の位置だけで覚え切る事が出来ず、目でキーを確かめないと打てない。少なくとも、僕はかな入力でのブラインドタッチは無理です。努力すればまた別かもしれませんが。 大学にはタイピングソフトが入っているんですが、授業が終わればさっさと帰りたい身、時間を取ろうという気になれません。今期は特に暇な空き時間があるわけでもなく、こうなったら家でタイピングソフトを仕入れてやるしかないだろう、と思います。しかし、タイピングソフト……そう言えば、昔従兄弟のところでタイピングソフトを見たなぁ。北斗真拳の。イージーレベルとかになると一文字入力するだけで悪党が「でべらっ!」とか「むぎゃお!」とか肉片を撒き散らせて死亡するという、今の子供が タイピングソフトって何円ぐらいするんだろ……。 注1 かな入力モードはかな入力(あいうえお)と英数字入力モード(ab12!?)を完全に切り替えつつ入力しています。 注2 ホームキーとはFキーとJキーに人差し指を置いた時の、左手ならFDSA、右手ならJKL+のこと。FキーとJキーの出っ張りはキーを見ずにしてそこが所定の位置である事を知らせるためのものである。 [◆]魔の五時限目
水曜日五時限目。それは三限目をサボって四限目の空き時間と合わせてレジュメを作ろうかとも考えたゼミナールの時間である。昨日の夜になんとか春休みの宿題を終わらせたものの、レジュメだけは出来なかった。ゆえに準備が出来ていなくて「うっはー」とか一人でうなってたのであるが。 結局三限目の授業を受けて空き時間の一時間半で一項目分だけ進めてパワーポイントも作りました。ものすごく大変。頭が加熱し過ぎて大事なパワーポイントの各ページの最後に「ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ」やら「(´・ω・`)ショボーン」やらが入っている始末。しかもアニメーション効果付きである。後にこれでプレゼンテーションをやり、説明の流れが悪くなって雰囲気が冷たくなったという話があるがそれはまた後で。 必死に作ったレジュメをリュックに入れて、授業開始のチャイムを聞きつつ先生の研究室に駆け込み、コピーするためのカードを借りてレジュメを人数分コピーするものの、途中で紙がなくなるというハプニング発生。予備の紙はサイズ違いで使えなくて、仕方なくミスコピーで置いてある紙の裏側を使いました。苦渋の決断です。人間、差し迫ったら何でも出来ます。 で、講義開始。お茶を濁しーの先生からの説明がもっと長く続くよう様に祈りーので、冷や汗タラタラでした。今日、これだけ冷や汗流してるくせに今日、明日はまちがいなくレジュメ作りなんかしません。やる気のない学生Block Elementです。 そして、終了……なんとかやりきりました。一応打算としては、次の一週間はやらなければならない宿題がレジュメ作り一個だけなので、今週以上にレジュメ作りに力がつぎ込めるはずです。 [◆]久しぶりの知人現る
最近、メールアプリを立ち上げれば届くのはスパムメールと宣伝メールばかりでつまらないっす。スパムメール、あったまの悪い内容ばかりでもはや斜め読みです(読んでるのかよ)。一八歳未満はお断り、と書いてあるメールに堂々と半脱ぎの女性の画像が貼り付けてあったりと、一八歳未満禁止メールに年齢制限のある画像を貼り付けるなと言いたい(半脱ぎは一五歳未満は閲覧禁止、だっけ?)。 で、今日も九件のメールが。これはスパム、これもスパム、これなんか「お久しぶりです。遠山青菊です」……。 キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!! それは遠山青菊さんからのメールでした。遠山青菊さんとは、僕が小説を書いていた浪人生時代に僕の小説を投稿していた「小説.com」(注1)で出会った人で、その出会いは彼(多分、男の人です。確証はないですが)の小説、「七色の空」を読み、僕が感想を書いたところから始まります。「七色の空」……あれは、当時僕が読んだ中では傑作中の傑作でした。全二七章になる長編小説で、舞台は高校、恐喝から転校をして逃げてきた少年と主人公の出会い、そして恋愛を軸に渦巻くそれぞれの思惑、麻薬、高校の中で起こる犯罪レベルのいじめ、しまいには組織レベルでの金がらみ事件と、驚かされっぱなしの小説でした。ちなみに、この小説は全部しっかりと保存してあります。( ・∇・)ウフフフフ ちなみに、この小説を読んでいたのはセンター試験の最中だったらしい。ものすごい長い感想文書が残っています。'`,、(´∀`*) '`,、 で。絶対に聞かれるであろう質問が一つ。「小説かいてますか?」 ヘ(゚∀゚;ヘ)アヒャ……。 そう言えば、小説.comの小説は何十個か残っていますね。当時はマックで読んでおり、しかし読み込み速度が遅くて予備校前の漫画喫茶でテキストを落として読んでいましたから……烈駆ゆうさんの「HORROR DISCOVERY capter ;L.O.T」とかも当時の小説が第一章から第一四六章まで全部残っていたりします。なんと当事の小説紹介文一〇種類まで保存されているという徹底振りです。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ ちなみに、ゆうさんの小説はゆうさんのホームページで読め……ませんでしたっ! 目次あるけれど本体は読めない模様。(´・ω・`)ショボーン 他にも何人か知り合いの作家さんがいましたが、今はどうしていることやら? 注1 小説.comとは二〇〇二年に登場した無料、手軽な操作で自分の小説を投稿できる画期的なサイト。日夜人が詰め掛け、登録された作家の数は五千人、作品は二万を軽く越えていた。これだけのものなのに宣伝広告が一切ないなど、完全個人経営善良サイトであった。しかし、半年過ぎてデータ量が多くなりすぎたのか、投稿できない、投稿したデータを修正できない、などの不具合が出はじめた。これを解決するために二〇〇三年春、小説.netという新サイトが出来たが、comにくらべて使い勝手が非常に悪く、しかもすぐに不具合が発生したため、管理人は専門のプログラマーを雇って事の改善に当たると発表し、メンテナンス中として事実上閉鎖された。現在もメンテナンス中と出ており、おそらくは復帰はしないだろうと思われる。最近になってようやく小説.comが削除された。 |
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