十二月一九日、日曜日の話

■ 友人のメールの話 昨日の続き ■

 正直、いまの僕はROに気力を注ぎ込んでいて、自分の首を絞めるような行為をする暇なんかありません。友人と遊ぶことは確かに健康的です。社会的にも有意義なものとして認められることでしょう。しかし、今の僕にとってしてみれば首吊り用の縄以外の何者でもありません。
 気力のあまりがない以上、利益のないだらっとした遊びは死活問題に繋がります。ROは利益があります。僕が楽しいという利益が。しかし、友人との遊びには僕にとっての利益があまり望めません。時間とお金と気力の浪費になります。ビリヤードもカラオケもコーヒーを飲むことも散歩も家でゲームすることも、今の僕には何の旨みもないガラクタです。もっと適切なときを選ばねば、本来ならば面白いものも面白くないんですよ。やっている間に面白くなってくるというのはあると思います。しかし、遊び終わった後の仕事のアフターケアは誰がやるのか、となると全部僕がやらないといけない訳で。時間をごっそり奪われた以上、短期間でやり遂げるか睡眠時間を削るかしかないわけで。やってられん。ふざけんな。
 で、そういうことをお母さんに話したら「穏便に済ませなさい。友達を無くしたくないでしょう」と言われました。確かにその通りです。その通りですが、礼節も何もなっていない友人に対して怒るのも友達の務めだと思うんですよ。僕は、誰も彼も甘やかしていられるほど純真という名の物知らずでも馬鹿でもないですよ。
 と、いうわけで、考えて穏便なメールを送りました。以下のものです。


 悪いが、今の僕には君と遊ぶだけの元気も余力もない。申し入れは断らせてくれ。
 てか、当日に言われてもこっちにはこっちの時間の流れがあるのだ。すべての人に平等な時間の流れなど無く、人々はその合間に交差の時を過ごす。僕と君の時間に交差の合間はなく、それを作る時も失われた。
 ま、そういうことだ。解ってくれ。


 文学的で狙ってみました(笑) でも、これでも相当きつい事言ってるんですよ。伝わったかどうかは知りませんが。
 要するに、「君のスケジュールなんか知ったことか。勝手に土足で僕の時間に入ってきやがって、しかも“明日は遊ぼう”? ざけんな。んなもんとっくに受付は終わっている。僕と遊びたかったらもっと早く連絡しろ!」ということです。
 僕、品のない人にはかなり厳しいですよ。少なくとも、礼節は守ってください。特に僕は一人身です。一人のほうが好きなんです。一人だからいつも暇だ、なんて思っていたらそれは大間違いです。むしろ、一人だから忙しいんですよ、誰とも仕事を分担できないから!
 第一、今は師走ですよ? 年末になり、本来ならば腰の重い師匠さんたちも走り回る時期ですよ? 週末に忙しいのなんか当たり前という時期なんですよ、土壇場で頼まれたって僕は見捨てますよ。僕に利益がない限り。



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