〇四年二月一三日〜二月一六日の話

北海道旅行のときの話っ。今回は別枠でお送りいたします(笑)

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二月一三日、金曜日の午後からの話  これなら飛ぶ!! 飛べるぞ!?

 と、いうわけで、一三日の午前の話に引き続き、一三日の午後の話です。みんな、飛行機に乗ったことはあるかな?(笑)

■ うれしはずかしの飛行機初体験 ■

 サブタイトル、“飛行機”がないとまずいじゃなかろうか……それはともかく。
 大阪の伊丹(いたみ)空港より、飛行機に乗って北海道の千歳(ちとせ)空港に行くことになりました。いや〜、金属探知機で引っかかったときにはあせったなぁ。ベルトのバックルが引っかかるとは……。いやいや、なかなか高性能ですな、感心感心。大学の先輩は一々ベルトを外さなければいけない事に怒っていましたけれどね。
 タラップを通って飛行機内へ。窓側に座ることができ、外を眺めることができました。まあ、席が羽の上のところだったので、ちょっと見えにくいものはありましたけれど。
 そして、機内の大画面プロジェクターに飛行機前部に付けられたカメラから外の様子が映される中、牽引車が飛行機を滑走路まで引っ張り、そこから飛行機は自力で滑走路の端まで回ってパワーをみなぎらせて走り出したのであります。ものすごいスピードで離れていく地面、そしてすぐに傾く世界。三半規管がぐりぐり動いております。は、初体験にしてははげしすぎぃ〜〜〜!!
 騒音問題のためか、いきなり急上昇です。ぐいぐい旋回しながら昇っていきます。実は窓側、飛行機が旋廻などをするときには一番振られる位置なのです。しかも僕のいるほうを内側として旋回するため、落ちるような重力を感じるわけです。反対側の人は突き上げられるような遠心力を感じていたはずです。
 そんなこんなで三万五〇〇〇フィート(一万三七一六メートル)を時速七八七キロで滋賀の琵琶湖を眺めて日本海上空を飛び、岩手〜青森上空を飛んで千歳空港へ到着。フライト時間は一時間二〇分でした。到着時刻は午後四時。

■ 北海道……雪国 ■

 千歳空港からJR札幌駅まで雪景色を面白がりながら電車に乗り、札幌に着いたらまずは飯、ということでラーメン横丁へ。いや〜、ラーメン店が連なっているのはすごい。それと、客引きがすごい。こっちが姿を見せると、店の中から店のおばちゃんおじちゃんが姿を見せて「安いよ〜」だの「おいしいよ〜」だのと客引きを始めるわけです。すごかったなぁ。
 で、一つの店に入って辛みそラーメンを食べてきました。……う〜ん、普通の味噌ラーメンのほうが良かったかな……。

 さて、ここで街並みの状況ですが、雪はそんなに残っていませんでした。いや、大阪とかと比べると雪はたくさんあるのですが、イメージと違って雪が積もり積もっている、というものではなかったです。除雪されているようですね。
 で、道横に除けられるいる雪にしても、ずいぶんと硬い。ブロックになってます。蹴っても一撃では完全には砕けなかったり。まあ、都心部を離れると雪が大量に残っているところとかはありました。歩道は溶けかけた雪が占領しており、滑るんだなーこれが。滑らないように注意しながら進まなくてはなりませんでした。

北海道の町並み
北海道の道。見事に雪が“積まれて”います。

 そしてホテル入りし、先輩らとわいわいがやがやとしたあとに音楽を聴きながら読書、そしてはるか遠くにある自分の家に電話をかけに公衆電話を求めて外に行ったわけであります。

■ 夜の札幌 ■

 残念ながら今日は曇っており、星などは見ることは出来ませんでした。けれども、夜の街や河などは見てくることが出来ました。河、雪で埋もれてました〜(笑) 電話をかけたあとに駅により、何気にタイヤキ屋を発見、即座に買って夜道を「うぐぅ〜」と言いながらタイヤキを食べて歩いてました(笑)
 そして北海道一日目は終わりを告げたわけであります。

二月一四日、土曜日の話  時計台と二条市場と北海道大学と

 今日は主に観光と仕事の打ち合わせです。防寒装備はバッチリ……じゃなかったのは痛かった(笑)

■ 時計塔 ■

 さて、僕の泊まったホテルから三〇分ほどのところにかの有名な時計塔がありました。事前に受け取っていた情報によれば『時計塔は昔は“塔”というぐらいに大きかったのかもしれないが、周りは高層ビルに固められていてそんなに大きく見えないから期待しないほうがいい』とのことでした。けれども、実際に見てみるとそれなりに大きかったのではないかと。

時計塔
有名な時計塔。周りには背の高いビルが立っています。

 で、中にも入ってきました。中は時計塔に関する資料館になっており、その昔はどうやら学校だったようです。敷地もかなり広く、現在の時計塔は本来建てられた場所から移動しちゃっているようです。近代化に伴い、敷地を削られちゃったようです。
 団体行動で動いているため、行動が決まるとすぐさま移動に移ります。次は二条市場を目指しました。

■ 雪祭り会場……大通り公園 ■

 大通り公園に来ましたが、残念ながら雪祭りはすべて終了しており、雪像はすべて壊されていました。崩された雪像のあとには青い氷が覗いており、これはどうやらどこかから運ばれてきたものである、というように感じました。(のちの情報によれば、これは自衛隊が北海道に流れてくる流氷を運んできたものである、とのこと)

大通り公園・雪祭り跡  流氷拡大図
大通り公園・雪祭り跡。ちょっと青いのが流氷である氷です。

 ここで始まった雪合戦! 先輩やらとなぜか雪合戦開催です。僕は厚手の手袋をホテルに忘れてしまい、素手でやることに。雪が冷たくて、かなり手が痛かった(笑)

■ 二条市場 ■

 かに等、海産物を売る二条市場。客引きがすごいので、悪いと思いつつも無視しながら進まねばなりません。で、ここでいくら丼を食べてきました。う〜む、おいしい! 産地が近いせいか、いくらの粒が引き締まっていたように感じます。ただの思い込みかもしれませんが(笑)
 本日はのちの仕事のことも考えて、おみあげ等は一切買いませんでした。最終日に買えるから、とのことですが……どうなることか。

二条市場
二条市場。ずっと奥まで市場が続いている。というか、この区画がすべて市場である。

■ もいわ山に登る ■

 札幌の南西にある山、もいわ山。そこの山頂にロープウェイとリフトを使って行ってきました。いや〜、寒いっすね! 寒いのにアイスクリーム(ミルクと夕張メロンミックス)を食べましたけれど。アイスケーレンって言うらしいですよ、北海道ではアイスクリームのこと。なんでそう言うのかは判りませんでしたが。先輩らが「アイスケーレン、アイスケーレン」って言うものだから……。
 雪合戦もしましたし、山頂から山彦しないかと叫びましたし(僕だけ)。もいわ山からは札幌の街並みがよく見えました。反対側(南西)のほうは山ばかりなんですけれどね。

札幌
雪国だけあって、街並みは白かったです。

 もいわ山には“えぞりす”というリスがいるらしいっす。かわいらしい体毛のふさふさしているリスで、木の実を一日に八〇〇個地中に埋め、そのうちの忘れられた木の実が芽吹くという。木の実はえぞリスによって萌えるわけですね!(この“萌え”は正しい使用法による意味です。国語辞典参照)

■ 北海道大学、広すぎ! ■

 さてさて、仕事の打ち合わせのためにやってきた北大ですが。広すぎです。僕の大学の一〇〇倍はあると思われます。うわ〜、うらやましい〜!(笑)
 で、クラーク像と正門は見てきましたがポプラ並木と獣医学部は見てこれませんでした。遠すぎです。歩いて二〇分はかかります。残念ながら、断念されることになりました。時間的には見てくることは出来たと思いますが、個人行動が許されていないため、見ることは出来ませんでした。
 その後はちょっとした仕事の打ち合わせを。疲れるんだなこれが……。その後はホテルに戻り、すぐに寝てしまいました。

■ その他の写真 ■


熊に襲われる!
熊に襲われる〜〜〜!!! ぎゃ〜〜〜〜!!!!


熊の質蔵屋太郎君
熊の質蔵屋太郎(しちくら やたろう)君でした(笑) 迫力があります。

二月一五日、日曜日の話  旭川の様子

 本日は旭川に行ってきました。

■ 黄色いハンカチ運動? ■

 どうやら、旭川では『黄色いハンカチ運動』なるものが行なわれているようです。皆さんご存知でしょーか。今日はそれを見てきました。
 ん〜、雰囲気的には、旭川の人はぜんぜん『黄色いハンカチ運動』を受け入れてないっぽいです。だって、黄色いハンカチって言っても局所にしかないし。僕も見て回ったけれど、町の中のロータリー一箇所、豪華そうなレストラン一つ、あと自衛隊敷地内だけ。街中や庶民的な場所では全然見かけない。きっと、『黄色いハンカチ運動』って政府が垂れ流しているだけのしょうもない運動なんでしょうなぁ。テレビで見たときからそう思ってたけれど。
 それはそうと、どうも今日、旭川でデモがあった様で。自衛隊の駐屯地があるからだろうなぁ……。しかし、自衛隊に対して反戦デモをやって意味あるのかな? 小泉首相とか、国会前でやったほうがいいんじゃないか……。

■ 仕事、無事に終了 ■

 旭川の仕事が終わり、これにて北海道でやるべきことはすべて終了しました。あとは明日の午後の便を待ち、大阪に帰るだけです。
 ホテルに帰ればMDウォークマンを聞きながらハカギロワイヤルを読みふけります。なかなか、面白いんだなこれが。なるほどなるほど。この小説はリレー小説なので、個人個人で勝手に設定を作り出して進めているだけですが、それらをうまく使いこなしつつ進められているところが面白いですね。……僕も、「ぼくらの思い出」のほうではリレー小説ならぬリレー脚本みたいなものをやりたかったのかもしれないなぁ〜と思います。みんなでやる、というのはそういうことなのではないか、と……。
 すぐあとに、「そりゃ無理だろ」と判断しましたけれど。うちのクラスの中で脚本を書きたいと思っていたのは僕だけだしなぁ(笑)

二月一六日、月曜日の話  Block Element、帰路に着く

 本日で北海道も見納めです。北海道の感想としては、雪があるのと気温が低いこと以外ではあまり大阪と変わらんな、ということぐらいです。近代化が進んだ日本で、そうそう何もかも違う地域っていうのはないのかもしれません。……というか、田舎のほうには行ってないし(泣) 網走とか、釧路のほうに行ってみたかった……。


雪景色1
通りかかった公園は雪に覆われていました。すでに踏み固められているところを歩かないと、沈みます。

雪景色2
池に氷が張り、その上に雪が積もっています……。

雪だるま1
僕が作った雪だるまです。BE行動学のモチーフです(笑)

雪だるま2
仕事仲間の人が作った雪だるま。なかなかのできばえです。

雪だるま3
仕事仲間の人が作ったものですが……努力賞。

■ ジンギスカンを食べる ■

 実は諸事情により、僕は全体より離れて先輩一人と二人で行動することになりました。
 なんで離れたかといえば、蟹を買うためだったりします。二条市場に行き、蟹を買いました。それを家に送ります。失敗してしまったのは、蟹のために万円が消え、友人たちへのおみあげを完全に失念していたということ。本当、すいません。従兄弟とか、そういう人へのおみあげも忘れてしまった……。

カニカニ
カニですよカニ! 並んでいるのはタラバガニです。僕がカニを買ったのもここ。

 で、一部欠落したおみあげ買いを終え、昼飯を食べることにしました。市場の人にジンギスカンを食えるところを教えてもらい、先輩と二人でジンギスカンを食べました。実は全体で食べよう、という話になっていたのですが、全体行動で行った先の店が満席で入ることができず、無念のままにちりじりになってみあげを買いに行っていたのですが……少ない人数で動いていたために、僕はジンギスカンを食べることができたようです。
 団体行動は小回りが効かないのが欠点ですね……。ばらばらになったみなさんもジンギスカンを食べられていることを願うばかりです。

■ ふたたび千歳空港 ■

 札幌駅から千歳空港までの電車代が千円以上かかるとくそ高いのですが、ともかく千歳空港へ。そうそうに金属探知機等の検査を受け、ロビーにて待機しました。このときにおみあげ(お菓子の白い恋人)を買って置けば……。

飛行機〜♪
千歳空港にて。千歳空港はでかかった……。

 飛行機が空港を出発したのは午後五時二〇分。伊丹空港よりもかなり広い空港のためか、急上昇することもなく飛び立ちました。それはいいのですが……後ろに陣取っている女性ばかりの団体(多分、大学生)がうるさい! 帰るところなのか行くところなのか判りませんが、ずいぶんはしゃいでいます。僕も行きしなはそれなりにはしゃいでいたけれどなぁ……。
 で、一時間三〇分ほどで大阪に戻ってきました。あとは各自解散し、家に帰ってきた、ということです。ふぅ、僕の家から大学に行くのと同じぐらいの時間で大阪から北海道までいけるとは……人間って本当に発展した生き物だよなぁ……。



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